【横須賀】まるで『ラピュタ』の世界観! 神秘的な無人島・猿島で大自然満喫♪

神奈川県の横須賀沖から船でわずか10分の距離にある「猿島」。かつて旧日本軍の要塞として使われていたこの島は、今では東京湾に浮かぶ無人島として、休日のレジャーを楽しむ人で賑わいます。東京から日帰りできて、一日中アウトドアを満喫できる猿島の楽しみ方を教えちゃいます♪

横須賀中央駅から徒歩15分、「三笠桟橋」までの行き方は?

京浜急行「品川駅」から電車で約50分ほど、「横須賀中央駅」で降り、東口改札を出ると、猿島に向かうらしい学生やファミリーの姿がちらほら。
猿島行きの船が発着する「三笠桟橋」まではここから歩いて15分程度です。
改札を出てYデッキをまっすぐ進み、左奥の階段を下りるとまっすぐに伸びる「横須賀中央大通り」。通り沿いのベンチに座る銅像の紳士にご挨拶しながら、ひたすらまっすぐ歩きます。

横須賀中央駅から徒歩15分、「三笠桟橋」までの行き方は?
「お隣、ご一緒していいですか?」

コンビニに立ち寄りたいなら、大通り沿いにある「湘南信用金庫」手前の道を右折。向かって右手に「ファミリーマート」がありますよ。

食べ物や飲み物は乗船前に買っておこう!

ワンポイント・アドバイス☆
猿島には飲み物やお菓子を販売している小さな売店はありますが、コンビニやスーパーはありません! バーベキューで使う食材や飲み物は乗船前に調達しておくことオススメします。

買い物を済ませたら、ファミリーマートのある通りをさらに東へ。横須賀郵便局を左に見ながら進み、国道16号線の横断歩道を渡って左折。道なりに行くと「小川町」交差点に行き当たります。ここで神奈川歯科大学方面のちょっと細い道へ。突き当たりを右に曲がれば、あとは簡単! ひたすらまっすぐ進めば三笠桟橋に到着です!

三笠桟橋近くには、地元で採れた旬の農産物を提供する地産地消マーケット「よこすかポートマート」もありました。ここでバーベキュー用の食材を買うのもいいかも♪

繁忙期は乗船客が長蛇の列を作ることも…!

船は一時間に一本の運航で、特に夏休み期間や週末はたくさんのお客さんで賑わいます。私は出航15分前に到着したのですが、乗船待ちの長~い列が…! 

ワンポイント・アドバイス☆
船で良い席を確保したいのなら、早めの到着を目指した方が良さそうです。
また、季節によって運航時間や運休日が変わるので、ブランを立てる際にチェックしましょう!

いざ、猿島! ドキドキのプチ・トリップへ出航♪

いざ、猿島! ドキドキのプチ・トリップへ出航♪
浜風を感じながら、出発♪

乗り物酔いしやすい私。船に乗っての移動ということで少し緊張していましたが……。この日は風が強く、停泊中に若干の揺れを感じていましたが、運航中は全くと言っていいほど揺れを感じませんでした。風と波の音が心地よい、10分程度の船旅でした♪
猿島に到着後は、今回取材に応じていただいた、猿島の管理運営をしている株式会社トライアングルの細井暁史さんと合流し、島を案内してもらいます。

細井さんに猿島について教えてもらいます!

猿島の面積は約56,600平方メートルで、横浜スタジアムのグラウンドの約4倍の大きさ。東西に約200メートル、南北に約450メートルのサイズ感なので、ゆっくり島内を散策しても1時間程度でぐるりと一周できちゃいます。

船着場から離れて道を進むとそこには…都会の喧騒から離れた豊かな自然と、歴史の遺構が私を待っていました!

気分は冒険家♪ 島内の歴史遺産と自然の中をお散歩

1847年、当時の江戸幕府が外国の軍艦からの攻撃を守るために、自然島だったこの島に大砲台を置いたことが、要塞としての猿島の始まり。その後1884年に明治政府の陸軍によって本格的な要塞が完成します。

2007年になると国から横須賀市に譲渡され、現在のような「公園」として、歴史散策やバーベキュー、夏にはビーチリゾートを楽しむ人でにぎわうようになったそうです。

気分は冒険家♪ 島内の歴史遺産と自然の中をお散歩
歴史と自然が色濃く残る猿島

島内のあちこちに、要塞としての当時の面影を残したスポットを見ることができます。石積みの切り通しには青々とした苔が壁面をデコレーション。頭上を覆う木々が作る木陰が涼しく、さながらここは「緑のトンネル」といったところ♪

冒険家気分で、島内散策へ!
さわさわ…風で揺れる草木の音が涼やか♪

両側を石積みの壁が囲む切通しの途中に、兵舎や弾薬庫などの旧要塞施設を見ることができます(兵舎、弾薬庫の内部に入るためには専門ガイドによるガイドツアーに申し込んでくださいね)。

当時の面影を残す「弾薬庫」
砲弾を運搬するための煙突のようなものが……!

運が良ければ、海を越えて飛んでくる珍しい蝶、アサギマダラに出会えることも! 空色の薄いブルーと焦げ茶色の羽が特徴です。

出会えたらラッキー? この美しい蝶が「アサギマダラ」!

トンネルを抜けるとそこは…幻想的な『ラピュタ』の世界!

切通しをまっすぐ進むとレンガ造りのトンネルに行き当たりました。現存するフランス式レンガ積みのトンネルとしては日本最大級のものなんだそう。

トンネルを抜けるとそこは…幻想的な『ラピュタ』の世界!
一人で入るのにちょっと勇気のいるトンネルです

昼間でも中はまっくら……。要塞ならではの造りでトンネルの入り口からは出口が見えないような構造になっています。通称「愛のトンネル」と呼ばれるこのトンネル。確かにカップルで通り抜けば肝試し感覚で、二人の距離が急接近するかも……?

トンネル内は真夏でもひんやり涼しい

ミステリアスなトンネルをくぐったその先は、さらに小さなトンネルが! トンネルの壁を覆うように木の根を張り巡らせるのはイヌビワの木。ぐにゃぐにゃと曲線を描く木の根と石積みの壁の景観はまるで『天空の城ラピュタ』の世界観そのものです♪

苔生す緑の岩壁が目にも鮮やか♪

トンネルの足元には白いランプみたいなキノコがちょこんと佇んでいました。自然散策は足元にも目を向けて見ると面白い出会いがあるかも…?

「足元、気をつけてね!」白いキノコがひょっこりとご挨拶♪

島内には絶景ビュースポット多し! 釣りや磯遊びも♪

島の北側にある「ヨネノ根」や「オイモノ鼻」の岩場はフィッシングポイントにもなっています。島にあるレンタルショップでは釣り道具一式2,000円で借りることができるので、手ぶらでも釣りが楽しめます♪ 無人島で釣りが楽しめるのはもとより、浅瀬が多く、良質な釣り場としても人気だとか。特に「ヨネノ根」の岩場ではクロダイやスズキ、イナダなどの大型の魚が釣れるかも……!?

島内には絶景ビュースポット多し! 釣りや磯遊びも♪
釣竿をレンタルすれば岩場でのエサ釣りが楽しめる♪

この岩場、満潮時には岩の上部まで水位が上がります。磯遊びに夢中になっていて気づいたら帰り道が海の中……なんてことにならないよう、気をつけてくださいね!
また、島内には高台に上がる階段や坂道も多いので、ヒールの高い靴は適していません。スニーカーなどの歩きやすい靴をオススメします。虫除けスプレーもお忘れなく。

階段、坂道多し。歩きやすい靴がオススメ!

無人島のてっぺんからの眺望を目指してどんどん上を目指していきます。

階段を登った先には展望台や、かつては大きな大砲が備え付けられていたという砲台跡が!

島からの眺めは360度。天気が良ければ富士山や東京スカイツリーが見られるスポットもありますよ♪

当時大砲が置かれていた砲台跡

お腹が空いたら…BBQ? カレー? それとも新感覚スイーツ?

桟橋近くの浜辺ではたくさんの人がBBQを楽しんでいます。日帰りで行けちゃう島でのBBQは、非日常感を味わうには絶好の場所。
食材以外のコンロや炭、網などは全てレンタルショップで借りることができます。

浜辺からはBBQの香ばしい匂いが…♪
ただし上空にはおこぼれにあずかろうと、トンビが目を光らせているので要注意! お肉が焼けたら、横取りされる前に熱々を頬張りましょう。心地よい浜風に吹かれて、砂浜の上で友達や家族と楽しむひと時は、かけがえのない思い出になること間違いなし!

お腹が空いたら…BBQ? カレー? それとも新感覚スイーツ?
注意! 頭上のトンビが食べ物を狙っていますよ!

7~8月は海水浴場として海にも入れます(今年度の海水浴場は終了いたしました)。この期間はテイクアウトフードステーション「オーシャンズキッチン」が営業され、カレーやラーメン、しらす丼などが購入できます。

取材日はまだ営業期間中だったので、一番人気の「よこすか海軍カレー(900円)」をオーダー! 懐かしい紙パックの牛乳付きです。

人気メニューの「よこすか海軍カレー(900円)」

ボードデッキに座って、海水浴場から聞こえる笑い声に耳を傾けながら「いただきます♪」。外で食べるカレーって間違いなく美味しい! スパイシーな辛さを牛乳で和らげながらパクパクと手が止まりません。島内散策後の空腹を満たしてくれます。

休憩スペース「ボードデッキ」でいただきます♪

スイーツ好きは売店で売っている「くずきゃん(130円)」もお見逃しなく♪ 横須賀市の衣笠仲通り商店街にある「和菓子司いずみや」の新商品です。和菓子の定番・葛が入った新食感のアイスキャンディー! フレーバーは、あずきミルク、カルピスマンゴー、みかん、パイン、いちごヨーグルトの5種類。しゃりしゃりの中にもっちりとした葛の食感が楽しいスイーツです。お試しあれ♪

デザートはアイスキャンディー「くずきゃん(130円)」
もっちり葛の食感が楽しいスイーツ♪

自然島ということを忘れずに! 猿島で「NG」な4つのこと

一日レジャーを楽しめる「猿島」は、自然のままに生きる植物や虫、野鳥たちの住処でもあります。ついついはしゃぎすぎて、ゴミを散らかしてしまうなど、自然を傷つけるようなことをしないよう気をつけましょう。

他にも下記4点は禁止されています。

(1) 花火や火気の持ち込みできません(BBQ用コンロ、炭、着火剤も持ち込み禁止)
(2) ペットを連れて行くことはできません(介助犬、盲導犬を除く)
(3) 猿島に泊まることはできません
(4) 音響機器(DJブースなど)は、使用しないでください

トイレは島内で1箇所のみ。ろ過装置を使ったエコトイレが桟橋近くにあります。
海水浴場オープン期間はシャワールームと更衣室も営業中(利用料/大人:600円、小人:300円)。ただしあくまで自然の中の「無人島」ということを忘れずに、水も大切に使いましょうね!

自然島ということを忘れずに! 猿島で「NG」な4つのこと
一人ひとりの意識で美しい自然を守っていきたいですね…♪

バーベキューに歴史散策、釣りや磯遊び、夏には海でのレジャーも楽しめる無人島「猿島」。週末に日帰りで都内から行けちゃう距離も嬉しいポイントです。自然のマイナスイオンをた~っぷり浴びて心身ともにリフレッシュできること間違いなし! 友人や家族を誘って出かけてみませんか?

帰りの船からの景観。「また来るね〜♪」

関連スポット

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    猿島

    神奈川県横須賀市猿島
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