NAVITIME Travel

【草間彌生美術館】圧巻の表現力。世界の草間が創る、愛と平和のアート展

幼い頃から、水玉や網模様をモチーフにした絵を描き続け、その斬新で幻想的な世界観で人々を魅了し続ける「草間彌生」の作品の数々。2018年、”彼女の人生の最大の出発点”ともいわれる美術展覧会が、8月31日(金)まで新宿・弁天町で開催されています。草間彌生がアートを通じて伝えるメッセージと、完全予約制の話題の美術館に迫ります。

パワフルな表現力と世界観に圧倒!【弁天町・草間彌生美術館】の魅力とは
  • 前衛芸術家・草間彌生とは

    日本だけでなく、世界の名だたる美術館や個展でその作品が評価され、ボーダレスにファンを増やし続ける草間彌生。絵を描き始めたきっかけは、幼い頃から抱えていた「強迫性障害」という病だったのだそう。視界が水玉や網目状の物体で埋め尽くされるなど、様々な幻覚・幻聴と闘ってきた彼女。その体験を芸術として残し、少しでも恐怖と現実から逃れようとしたことが、彼女のアート人生の始まりでした。

    ©YAYOI KUSAMA

    20代で渡米し、作品を通して社会に対する様々な矛盾に立ち向かってきた草間。帰国し約45年が経った現在も、病気と闘いながらアートと向き合い、その世界観を演出し続けています。

    今回の展示会のテーマは、”さあ、今、わが人生の最大の出発にきた”。これまでの芸術活動の集大成と、新たな原点となる彼女のメッセージを作品を通して感じる貴重な場です。

  • ミュージアムへのアクセス

    「草間彌生美術館」があるのは東京新宿の弁天町。東京メトロ東西線「早稲田駅」またはと都営地下鉄大江戸線「牛込柳町駅」から徒歩6分ほど、都営バス 白61、バス停「牛込保健センター」または「牛込弁天町」より徒歩すぐの場所に位置します。

    その外観からも、独特な雰囲気が感じられる「草間彌生美術館」

    その外観からも、独特な雰囲気が感じられる「草間彌生美術館」Photo by Kawasumi-Kobayashi Kenji Photograph Office

    「草間彌生美術館」エントランス

    「草間彌生美術館」エントランス

    閑静な住宅街に突然現れる、真っ白で背の高い建物。草間の象徴的なデザインである水玉が描かれたドアから、美術館のユニークな感性と雰囲気が既に感じられます。

  • フロアは全部で5階

    最上階のルーフトップに現れるのは、草間が幼いころから愛してきたというモチーフのひとつであるかぼちゃのオブジェ。

    作品「Starry Pumpkin」

    作品「Starry Pumpkin」

    外から差し込む光に照らされたカボチャはきらきらと輝き、まるで生きているような存在感を感じます。
    また、同フロアには沢山の関連書籍の数々。日本に帰国してからは、執筆活動にも力を入れていた時期もある彼女。宇宙や平和、愛にまつわる様々なことを独自の視点から描く、力強いメッセージと作品力に触れる場所です。

    座って書籍を楽しむスペースもあります

    座って書籍を楽しむスペースもあります

    4階には、彼女の最新作であるミラールーム「無限の彼方へかぼちゃは愛を叫んでいく」の部屋が。暗く密室の部屋に輝くのは、無限に反復する神秘的なカボチャのオブジェ。草間の一貫して変わらない創作の姿勢とともに、一つ一つの創作にみられる、多彩な差異と独創性を感じます。

    今回の展覧会の大きな見どころ「無限の彼方へかぼちゃは愛を叫んでいく」

    今回の展覧会の大きな見どころ「無限の彼方へかぼちゃは愛を叫んでいく」

    草間の代表的な作品シリーズともなっているミラールーム。思わず、吸い込まれるような世界観に包み込まれます。

    3階に下りると、今度は鮮やかな色彩のアクリル絵画が出迎えてくれます。本展で並ぶのは、現在も増え続ける計550点におよぶシリーズ作品の中の選りすぐり16点。

    3階 「わが永遠の魂 My Eternal Soul」

    3階 「わが永遠の魂 My Eternal Soul」

    初公開される作品もあり、その迫力とダイナミックな表現力は、観る者の心に強く印象づきます。

    3F初公開作品のひとつ「人生の行路」

    3F初公開作品のひとつ「人生の行路」©YAYOI KUSAMA

    一方2階のフロアに並ぶのは、1950年代に描かれた水彩作品など20点。
    様々なスタイルの水彩作品を、数千点も製作したという草間の50年代。点や水玉、直線や曲線、そして人の顔のパーツを表現したものまで多様性に溢れ、人々の創造性や心理を掻き立てる作品の数々。
    草間の人生観や、感情を紐解いていきたくなるような、ミステリアスで引き込まれる空間です。

    2階 1950年代のドローイング、水彩作品など20点

    2階 1950年代のドローイング、水彩作品など20点

    2F展示作品の一部

    2F展示作品の一部

    1F受付横に並ぶのは、ミュージアムグッズの数々。展覧会カタログや代表作の黄色いかぼちゃのポーチなど、ごく一部ですが草間の作品世界に実際に触れることが出来ます。

    1階に並ぶミュージアムグッズ

    1階に並ぶミュージアムグッズ

    ミュージアムグッズの一部

    ミュージアムグッズの一部

  • 芸術家・草間彌生の創る世界

    世界が認める芸術家・草間彌生の集大成と、人生の新たな出発点になる今回の展覧会。
    当日券は販売しておらず【完全予約制】のため、毎月初めにウェブ上で販売されるチケットを購入しなければ入場は出来ません。
    予約詳細はこちらをチェック

    事前に計画しなければ簡単には入れないものですが、その世界観とパワフルな表現力には誰もが圧倒されるそう。
    あなたも、彼女の唯一無二で独創的なアートを感じてみてはいかがでしょうか。

    草間彌生美術館
    住所
    東京都新宿区弁天町107
    電話番号
    0352731778
    備考
    ※日時指定・各回定員制
    毎月1日10:00(日本時間)に美術館webサイトにて翌々月分のチケット販売開始
    【URL】https://yayoikusamamuseum.jp/
    ※当日券はありません
  • Facebookでシェアする
  • Twitterでシェアする

おすすめの新着記事