すみだ地域ブランド協議会・墨田区

江戸のごちそう大集合!両国の歴史とグルメがつまった「-両国- 江戸NOREN」を大解剖


2017.02.10

NAVITIME TRAVEL EDITOR

かつて江戸最大級の庶民の街として活気にあふれていた街、両国。せっかちな江戸っ子ならではの発想で生まれた「江戸前の握り寿司」にはじまる独自の食文化は、「-両国- 江戸NOREN」から新たに発信されようとしています。一歩足を踏み入れれば、魅力的な江戸メシがあなたを誘惑。おいしくて楽しい江戸情緒たっぷりの内部をご紹介します!

  • 01

    「-両国- 江戸NOREN」とは?

    「粋な江戸の食文化を楽しむ」をテーマに、JR両国駅の旧駅舎をリニューアルしてつくられた商業施設。江戸の街並を再現した館内には、江戸の食文化を堪能できる12の飲食店が軒を連ね、観光案内所やお土産処も備えています。
    昭和4年に建てられた旧駅舎を改装した建物は、建築時に流行していた外壁の色を参考に修繕・塗装をし、可能な限り当時の面影に近づけて復元されているのだそう。

    アーチ型の3連窓は当時から変わらない両国駅のシンボル

    アーチ型の3連窓は当時から変わらない両国駅のシンボル

    2020年には両国国技館がオリンピック会場になることを見据え、歴史ある両国駅の顔となるものにすることを目的とした「-両国- 江戸NOREN」。すぐ近くには両国国技館や江戸東京博物館、すみだ北斎美術館などの見どころも多く、街全体で盛り上がりを見せています。

    奥には東京スカイツリー®も見える

    奥には東京スカイツリー®も見える

    JR両国駅西口の改札を出てすぐ右が「-両国- 江戸NOREN」

    JR両国駅西口の改札を出てすぐ右が「-両国- 江戸NOREN」

  • 02

    歴史と面影を残し蘇った大迫力の旧駅舎

    館内に入ってみると、旧駅舎のつくりをそのまま活かした吹き抜けの大空間が出現!町屋や火の見櫓が取り囲み、江戸時代のセットに迷い込んだような雰囲気。それもそのはず、内装は東映の時代劇のセットを制作している会社が担当していて、瓦屋根や古びた木の質感は独自の加工技術によるものなんだとか。

    外観からは想像できない迫力の空間に圧倒される

    外観からは想像できない迫力の空間に圧倒される

    本物の木や瓦のようなリアルな質感が見事な内装

    本物の木や瓦のようなリアルな質感が見事な内装

    館内中央にはどっしりと据えられた土俵が。江戸時代から両国で興行が行われていたことからも、相撲と両国はきってもきれない関係。日本相撲協会監修のもと、原寸大の土俵が設置されたそうです。国技館の土俵は年3回の場所のみしか見られませんが、ここでは毎日見ることができます。

    実際に近くで見る土俵は意外にも小さく感じる

    実際に近くで見る土俵は意外にも小さく感じる

    土俵はデリケートなつくりのため立ち入りはできません。その代わり手前に江戸時代の土俵を再現した「二重土俵」が用意されているので、体感してみたい方はこちらへどうぞ。

    シコをふんで記念写真はいかが?

    シコをふんで記念写真はいかが?

  • 03

    ここでしか味わえない江戸グルメに舌鼓

    館内には12の飲食店が土俵を取り囲むようにして並んでいます。江戸前寿司をはじめ、天ぷらやそば、もんじゃ焼きや深川めしなど江戸の庶民に愛されたグルメが楽しめる選りすぐりのお店がずらっと。中でも特におすすめのお店をご紹介します!

    昭和43年(1968)創業。両国で江戸前寿司を考案したと言われる「華屋与兵衛」のすしを再現した「政五ずし」は、代々両国で営んでいたお店からこちらへ移店してきました。
    ネタに酢じめなどの丁寧な仕込みがされているのが特徴。両国に住む寿司職人の店主自らが再現する江戸前寿司が堪能できるとあって、TVなどのメディアにも取り上げられている人気店です。

    政五ずし 「与兵衛ずし」(税込3000円)

    政五ずし 「与兵衛ずし」(税込3000円)すみだ地域ブランド協議会・墨田区

    元大関霧島(現睦奥親方)が営む「ちゃんこ霧島」は、相撲の場所中は予約が必至。鶏ガラ・豚骨で出汁をとったあっさりとしながらもコクのあるスープに、魚介や肉、野菜がたっぷりと入った健康志向のちゃんこ鍋が頂けます。これぞ両国ならではのグルメですよね!

    ちゃんこ霧島 コース4320円~ ※単品もあり

    ちゃんこ霧島 コース4320円~ ※単品もありジェイアール東日本都市開発

    大正7年創業の老舗の姉妹店「天ぷら食堂 ひさご」は、特注の胡麻油を使った天ぷらがこだわり。素材が最も引き立つ揚げ方を熟知している職人が、目の前で揚げてくれます。胡麻の香りが心地よいさっぱりとした味わいで、箸が止まらなくなること間違いなし。

    天ぷら食堂 ひさご 「ひさご天ぷら定食」(税込1100円)

    天ぷら食堂 ひさご 「ひさご天ぷら定食」(税込1100円)ジェイアール東日本都市開発

    「門前茶屋 成る口」では江戸庶民に愛された“深川めし”が頂けます。「深川あさり蒸籠飯」は、和食の技法“炊き合わせ”を駆使し、大ぶりの浅蜊に葱や油揚げ、出汁の利いたご飯と一緒に一気にせいろ蒸しに。ふっくらと仕上がったあさりに、磯の香りが漂い食欲を刺激します。

    門前茶屋 成る口 「深川あさり蒸籠飯」(税込1100円)※ランチタイムは980円

    門前茶屋 成る口 「深川あさり蒸籠飯」(税込1100円)※ランチタイムは980円ジェイアール東日本都市開発

    江戸時代から盛んに作られるようになった日本酒。初出店となった「東京商店」では、東京にある全ての酒造の日本酒を集めた自動利き酒マシンで、常時30種類ほどのお酒を利き酒することができます。3種類で500円のお酒のアテも用意されているのがお酒飲みにはうれしいポイント。

    東京商店  利き酒は1杯300円~

    東京商店  利き酒は1杯300円~ジェイアール東日本都市開発

    他にも東京軍鶏を余すことなく楽しめる「鶏はな」や、築地魚河岸直営の「月島もんじゃ もへじ」などの食事処のほか、徳川家康が愛した“本山茶”を使った抹茶や甘味が楽しめる「両国橋茶房」などバリエーション豊かな江戸グルメが揃います。
    2階の「築地食堂 源ちゃん」は大部屋も完備しており団体でも利用OK。

    両国橋茶房 「両国橋玉露ほうじ茶パフェ」(税込1200円)やあんみつ、しるこなども揃う

    両国橋茶房 「両国橋玉露ほうじ茶パフェ」(税込1200円)やあんみつ、しるこなども揃うジェイアール東日本都市開発

    館内の飲食店のほとんどが11:00~23:00まで営業(L.O22:30)。江戸っ子のようにサクッと食べるのはもちろん、立呑みスタンドや「おつまみセット」を用意する店もあるので、仕事帰りにも気軽に立ち寄ることもできますよ!

    海鮮料理「かぶきまぐろ」には立呑み席が設けられ、100種以上の日本酒が楽しめる

    海鮮料理「かぶきまぐろ」には立呑み席が設けられ、100種以上の日本酒が楽しめる

  • 04

    “わけ”あって生まれた江戸グルメ

    江戸の食文化の誕生や由来には、江戸っ子ならではの気質や風土が大きく関係しています。それを知ることできるのが、各店舗の前に立てられた看板。ここには江戸前寿司やそば、もんじゃ焼きなどの江戸グルメが生まれた経緯が紹介されていて、読んでみると思わず膝を叩きたくなるはず。

    もんじゃ焼きは、焼くときにタネで文字を書いていたことから「文字焼き」と呼ばれていたとか

    もんじゃ焼きは、焼くときにタネで文字を書いていたことから「文字焼き」と呼ばれていたとか

    外壁に飾られている提灯にも注目!江戸時代の庶民が食事を楽しむ様子や魚をさばく姿が描かれています。

    当時の江戸メシが今も残ってるってすごい!

    当時の江戸メシが今も残ってるってすごい!

  • 05

    両国観光をサポート!

    館内入り口横にあるお土産処は、両国ならではのお土産が購入できるとあって大人気!力士がモチーフになった江戸切子のグラスや、葛飾北斎の浮世絵をラベルにしたサイダーなどメイドイン墨田のお土産が揃います。記念に購入してみては?

    お土産処が少ない両国では貴重な存在

    お土産処が少ない両国では貴重な存在

    グラインダーで下絵なしで彫る「花切子」のグラス

    グラインダーで下絵なしで彫る「花切子」のグラス

    相撲ファンにはたまらなそうなグッズも発見

    相撲ファンにはたまらなそうなグッズも発見

    戦後間もなく、東京の復興のシンボルとして墨田で生まれた「トーキョーサイダー」

    戦後間もなく、東京の復興のシンボルとして墨田で生まれた「トーキョーサイダー」

    国技館で大人気のやきとりはここでも購入できる

    国技館で大人気のやきとりはここでも購入できる

    また、両国観光案内所が設けられており、両国周辺の観光について相談や問い合わせができます。観光マップやイベントのパンフレットなども豊富に揃っているので、両国周辺はもちろん浅草や上野など足を伸ばした観光も楽しむことができますよ!

    両国観光案内所

    両国観光案内所

    周辺スポットの情報もここで一度にチェックできる

    周辺スポットの情報もここで一度にチェックできる

  • 06

    両国へいらっしゃい!

    今回取材にご協力頂いた営業所所長の高橋さんはこう話してくれました。
    「今後は土俵を活かしたイベントを開催したり、地域の交流や発表の場としても活用していきたい。両国は東京水上バスの発着場にもなっています。観光資源の多い両国観光はもちろん、浅草やお台場方面へ足を伸ばすのもおすすめです。おなかがすいた時はぜひ『-両国- 江戸NOREN』へどうぞ。」

    おいしいごちそうを頂きながら、古きものを残し今に活かす両国の“街づくり”も体感できる「-両国- 江戸NOREN」。おなかが鳴ったら、いざ江戸NORENをくぐるべし!

    -両国- 江戸NOREN
    place
    東京都墨田区横網1-3-20
    opening-hour
    10:00-23:30
    no image

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