
ゴールデンウィークはどこに行っても渋滞…。そんなあなたに「公共交通機関で行ける」イベントを紹介します。第5弾は弘前城です。
桜前線が青森まで達するのがちょうどゴールデンウィーク直前あたり。2600本の桜が咲き誇る弘前城での花見はいかがでしょうか。
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西濠の桜のトンネルが見所!
弘前城と桜の歴史は明治時代から続いています。当時荒れ果てていた城内に1000本のソメイヨシノが植えられ、1895年から弘前城跡が公園として一般公開されました。今年は120年目のシーズンにあたります。
特に西濠付近には桜のトンネルが広がります。満開の時期に咲き乱れる姿も見事ですが、散り際の桜吹雪のときも美しい風景が広がります。また、西濠にはボートのりばもあります。濠の水面から眺める桜並木もまた格別です(ボートは60分1,000円で9:00~17:00で営業)。
このほか、本丸からは岩木山と共に桜が眺められるなど、公園内のいろいろな場所で桜を楽しむことができます。また、ソメイヨシノの見頃を過ぎても八重桜などの遅咲きの桜も植えられているので、ゴールデンウィークの後半まで比較的長く桜が楽しめます。photo By Yamaguchi Yoshiaki CC-BY-SA 2.0 from Wikimedia Commons
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弘南鉄道大鰐線に乗ると、入園料が無料に!
さくらまつり期間中は弘前公園周辺に無料の臨時駐車場が設置される予定ですが、特に東北自動車道の大鰐弘前インターから国道7号線にかけては渋滞が予想されています。
そこで、弘前公園の最寄駅の中央弘前駅を通る、弘南鉄道大鰐線の利用をおススメします。中央弘前駅の改札口付近の発券機にある「大鰐線乗車証明書」を持っていくと、なんと入園料が無料!さくらまつり期間中いつでも利用可能です。
また、大鰐駅/石川プール前駅/石川駅/小栗山駅(農村交流公園内)には無料の駐車場もありますのでぜひご利用ください。photo By 221.20 CC-BY-SA 2.0 from Wikimedia Commons
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秋田からの臨時列車なら日中も夜も桜が楽しめる!
秋田駅と弘前駅の間では2種類の臨時列車が運転されます。まずは、日中の鑑賞に便利な「弘前さくらまつり号」。秋田駅を9:23に出発し、弘前駅には11:42に着きます。帰りは16:07発で秋田駅には18:35着となり、日中ゆっくりとさくらを見たい方はこちらがおススメです。確実に座って乗車したい方は指定席もありますので、あらかじめ座席を予約することもできます。
夜桜鑑賞に便利な列車が「弘前夜桜鑑賞号」。秋田駅を12:35に出発、弘前駅には15:02に着きます。帰りは20:33発になるので、夕方から夜にかけての桜を楽しむことができます。こちらは全席指定のため、乗車には指定席券が必要になります。
JRの弘前駅から弘前公園までは徒歩で約20分です。photo By Yamaguchi Yoshiaki from flickr
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花見の後に日本海の夕日はいかが?
弘前城の桜を見た後に、五能線経由で秋田駅に行くこともできます。弘前駅を16:08に出発する「リゾートしらかみ6号」があり、夕日が日本海に沈む時間帯に五能線の区間を走ります。
リゾートしらかみ号はブナ、くまげら、青池と名づけられた編成があります。さくらまつり期間中の6号は青池編成が使用され、乗用車でおなじみのハイブリットシステムを採用した環境にやさしい列車です。世界遺産の白神山地と夕日のコラボレーションの景色をお楽しみください。
全車指定席ですので、指定席券はお早めにご購入ください。photo By 掬茶 CC-BY-SA 3.0 from Wikimedia Commons