お酒×パンが出会ったら♥小豆島唯一の酒造が営むコッペパン専門店「森國ベーカリー」


2017.05.08

NAVITIME TRAVEL EDITOR

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瀬戸内海に浮かぶ小豆島。昔ながらの醤油蔵が立ち並ぶのどかな街の中に、島でたった一つの酒造「森國酒造」がパン屋さんをつくりました。名物は「大吟醸酒粕あんこコメコッペ」。「大吟醸」と「パン」という未知なる相性はいかに・・・?

  • 01

    “発酵のまち”から小豆島の新しい味を。

    小豆島で唯一島仕込のお酒をつくる森國酒造。2015年に、酒造のとなりにあった機材倉庫を利用してちいさなパン屋さん、「森國ベーカリー」をオープンさせました。錆びついたトタンがむき出しの外観に、かわいらしいコッペパンが描かれたちいさな看板。ミスマッチ感にぐっときます。

    裏通りなのでお店の付近はとっても静か。

    裏通りなのでお店の付近はとっても静か。

    入口にかけられた看板。

    入口にかけられた看板。

    森國ベーカリーのコッペパンは、小豆島でイタリアンレストランのオーナーシェフを務める渋谷信人さんが考案。意外に大きい小豆島での何気にかかる移動時間中に、手軽に食べれる新しいおいしさを提供したい、と構想から1年をかけてお酒のコッペパンとベーカリーを誕生させました。

    もともとこの付近一帯は、「醤の郷(ひしおのさと」と呼ばれていて、昔から醤油づくりが盛んな地域。ふと考えてみれば、お醤油もお酒もパンもすべて「発酵」を経てつくられるという共通点がありますね。

    蔵が建ち並ぶ醤の郷

    蔵が建ち並ぶ醤の郷

  • 02

    ただのパン屋さんじゃありません。

    店内は外からは想像できないほど天井が高く広々!この日は天気のいい日だったので、窓から日差しがたっぷり注いでいました。外には緑がまぶしいお庭も見えます。そしてお店に漂うのは焼きたてパンのいい香り。なんてしあわせ空間!

    木のぬくもりたっぷりの空間でゆったりイートインができます。

    木のぬくもりたっぷりの空間でゆったりイートインができます。

    実は森國ベーカリーを設計したのは、「ドットアーキテクツ」という建築デザイン集団。イタリアで開催している「ヴェネチア・ビエンナーレ」という国際建築展覧会で、日本の出展作家としても選ばれている建築のプロフェッショナルたちなんです。どうりでおしゃれなわけです♡

    入口の小窓からパンづくりをプチ見学。

    入口の小窓からパンづくりをプチ見学。

  • 03

    あまあま系~おかず系まで目移り必至!

    オーダーは店内入ってすぐのカウンターで。ショーケースにはバリエーション豊かなコメコッペがずらり。見るからにほわほわとしたコメコッペは、一般的なものよりも少し小ぶり。酒米粉を配合しているので、ふんわりもちもちした食感なんだそう。

    テイクアウトももちろんOK。

    テイクアウトももちろんOK。

    ピーナッツバター、自家製ミルクジャム、日本酒レーズンカスタード(冬季限定)など甘党さんにおすすめなものから、酒粕を使ったグラタンや島産の豚肉を使った旨煮をはさんだお食事系コッペなど、想像がつかない気になるメニューもたくさん。

    自家製ミルクジャム 280円(税込)

    自家製ミルクジャム 280円(税込)

    酒粕グラタン 300円(税込)

    酒粕グラタン 300円(税込)

    期間限定のココアコッペ 300円(税込)

    期間限定のココアコッペ 300円(税込)

    3つなかよく並んだ「揚げパン」。小学生時代に給食で出たときは、小躍りしたくなるほどテンションがあがったものです。食べる機会は減りましたが、こうやって揚げパンを前にするとなってもそのときめきは変わらず。まぶし加減もカンペキ♡ 

    揚げパン(砂糖・きなこ・シナモン) 各180円(税込)

    揚げパン(砂糖・きなこ・シナモン) 各180円(税込)

    焼きたてスコーンも出てきました。もちろんこれも、酒粕と酒米粉を使用しています。ほかにもコーヒー、オリーブティーや甘酒などのドリンク類も充実!

    スコーン(日本酒レーズン・ココア・バナナ) 各300円(税込)

    スコーン(日本酒レーズン・ココア・バナナ) 各300円(税込)

    そして最後にご紹介するのが、森國ベーカリーの看板商品「大吟醸酒粕あんコッペ」です!男気あふれるネーミングに反して、とってもシンプルでコロンとかわいらしい姿。コッペの間には、はみ出すほどのあんこがたっぷり。ひとつ頂いてみます!

    大吟醸酒粕あんこコメコッペ 280円(税込)

    大吟醸酒粕あんこコメコッペ 280円(税込)

  • 04

    すべすべもっちり♡ベビーフェイスな大人コッペ

    間近で見るコメコッペ。表面はまるで赤ちゃんのほっぺのようにすべすべのほわっほわ。麹から作られる甘酒を練りこんでいるので、鼻を近づけるとふんわり甘い香りが。
    ひとくち頂くと、いい意味で予想を裏切る外側のカリカリ感。そして粘りを感じるもっちり食感。嚙みしめるほどあふれ出すお酒のやさしい香り。まさに大人が楽しめるコッペ!

    もちろんアルコール分は抜けているのでお子様にも♪

    もちろんアルコール分は抜けているのでお子様にも♪

    「大吟醸酒粕あんこコメコッペ」のあんこは、なんとハイブリッド型!森國酒造の酒粕で作られたすっきりとした甘みのあんと、北海道産の小豆を粗糖と塩でじっくりと炊き上げたあんの2種類をミックスして作られているんです。酒造のパンらしく、手間を惜しまないこだわりがつまっています。

    後に引かない甘さで食べやすい!

    後に引かない甘さで食べやすい!

    焼きたてコッペ。ほおずりしたくなるほど(笑)

    焼きたてコッペ。ほおずりしたくなるほど(笑)

  • 05

    島旅のお供にコメコッペ!

    実はお酒とパンってベストカップルだったのかも♡ということを気づかせてくれる森國ベーカリー。「小豆島は自然が豊かな島。島内ドライブも気持ちいいし、フェリーに乗って移動するのもちょっとした船旅気分が味わえます。ぜひそんな旅の途中にコッペパンを食べに来て欲しいです。」と店主の新井さん。小豆島を訪れる際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね♪

    このコッペの味もきっと素敵な思い出のひとつになるはず。

    このコッペの味もきっと素敵な思い出のひとつになるはず。

    MORIKUNI BAKERY(モリクニ ベーカリー)
    place
    香川県小豆郡小豆島町馬木甲1010-1
    phone
    0879629737
    info
    ※バスを利用する方は、小豆島オリーブバスバス停「苗羽」が最寄となります。
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