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【秩父】由緒ある「宝登山神社」で神々の物語に触れる

埼玉県の秩父郡長瀞町にあり、「神武天皇(じんむてんのう)」が祀られている宝登山(ほどざん)神社は、有名な秩父神社と三峯神社とあわせて「秩父三社」として知られ、たくさんの参拝客が訪れます。 今回は、各地の魅力を伝える旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド ジャポン」で、埼玉県初となる“興味深いスポット”として掲載された、宝登山神社にフィーチャー! その成り立ちや逸話について紹介します。

  • 訪れたのは、古くから愛される由緒ただしき神社

    宝登山神社があるのは、長瀞町のシンボルであり、多くのハイカーが訪れる宝登山のふもと。宝登山神社の近くには、国の特別天然記念物にも指定された、ユニークな形状の岩石「岩畳(いわだたみ)」を見ることができます。

    ○宝登山神社へのアクセス
    【車】「練馬インターチェンジ」から関越自動車道を50分ほど走り、「花園インターチェンジ」へ。国道140号を20分ほど走ると、長瀞に到着。宝登山神社は、長瀞駅前交差点を右折してすぐの場所にあります。境内に無料の駐車場あり。
    【電車】秩父鉄道「長瀞駅」から徒歩で10分。


    宝登山神社ができたのは、今からおよそ1900年前のこと。当時の皇族「日本武尊(やまとたけるのみこと)」が宝登山の山頂を目指したとき、不運にも山火事に見舞われてしまいます。周囲を火に囲まれ、絶体絶命の状況に追い込まれた時、神様の使いである巨大な犬が現れ、火を消し止めたという逸話が残されています。

    命を助けられた「日本武尊」が、感謝の意をあらわして初代天皇である神武天皇や山の神、火の神をお祀りしたことが、宝登山神社のはじまりとされています。

    こうした背景から、宝登山神社をお参りすることで、火災をはじめとする災難を遠ざけることができると言われています。また、「宝の山を登る」という漢字の組み合わせが発祥の言い伝えとして、「宝登山神社を参拝すると、金運が上がる」という噂も!

    長い階段の先にあるのは立派な「ご社殿」

    長い階段の先にあるのは立派な「ご社殿」

    宝登山神社を訪れると、さっそく立派な鳥居が出迎えてくれます。白い石造りで、高さはゆうに7~8メートルほどはあるでしょうか。

    ○ワンポイント・アドバイス
    宝登山神社の「ご社殿」やお守りなどを購入できる「授与所」は、長い階段を登りきった先にあります。また、神社の境内には、砂利道などの歩きづらい場所も。ヒールやサンダルは避け、歩きやすい靴で行くことをオススメします。

  • きらびやかなご社殿で豪華な彫刻装飾をじっくり鑑賞

    鳥居を通り抜け、階段を登りきると、目の前には豪華な装飾がほどこされた「ご社殿」が…! きらびやかで美しく、思わず見とれてしまいます。

    ○ワンポイント・アドバイス
    参拝をする前に、手水舎で手を洗い、口をすすぎましょう。これは身を清める、「禊(みそぎ)」の行為にあたります。神様に対面する前のエチケットであることを、心得ましょう。

    神々しい雰囲気で満たされた境内

    神々しい雰囲気で満たされた境内

    「ご社殿」は、江戸時代末期から明治時代のはじめ頃にかけて建築された本殿と幣殿、拝殿から成ります。また、この造りは、一般的に「権現造り」と呼ばれるものなのだそうです。

    この「ご社殿」において注目してほしいのが、天井と鴨居の間にある「欄間」にほどこされた彫刻です。繊細なうえ色彩豊かで、どの部分を写真に撮っても絵になります♪ ちなみにこの彫刻は、江戸時代に活躍した彫刻家・飯田岩次郎によって彫られたものなのだとか。

    迫力たっぷりな竜の彫刻。今にも竜が動き出しそう!

    迫力たっぷりな竜の彫刻。今にも竜が動き出しそう!

    中国に昔から伝わる24の孝行話「二十四孝(にじゅうしこう)」をもとにした、「二十四孝の彫刻」もあります。

    一つ一つの彫刻には、意味や物語がある

    一つ一つの彫刻には、意味や物語がある

    巨大な虎から父親を守ろうと奮闘する男性の姿や、飢えに苦しむ父親に母乳を与える女性の姿などのストーリーがあり、彫刻近くに設置されている掲示と照らし合わせながら鑑賞してみてくださいね。不思議と神聖な気持ちにもなります。

  • 境内にはお宮や設備がたくさん

    「日本武尊社(やまとたけるのみことしゃ)」と呼ばれるお宮

    「日本武尊社(やまとたけるのみことしゃ)」と呼ばれるお宮

    宝登山神社の「礎」として位置づけられているお宮には、「日本武尊(やまとたけるのみこと)」が祀られています。毎年八十八夜(5月2日)には、「日本武尊社のお祭り」がとり行われ、別名「つつじ祭り」とも呼ばれています。宝登山の山開きの合図にもなっているそうで、「つつじ祭り」の時期には、多くのハイカーが秩父にやってきます。

    「日本武尊」といえば、歴史上の有名人物。誰もが学校などで、一度はその名前を耳にしたことがあるでしょう。しかし「日本武尊」にまつわるエピソードがたくさんあるにも関わらずその多くを知らない、という人も多いはず。

    そうしたエピソードの一部を知ることができる宝登山神社は、歴史が好きな“歴女”にとって、たまらない場所といえるでしょう♪

    神聖な「玉の泉」

    神聖な「玉の泉」

    「日本武尊」が宝登山に登る前、身を清めたとされている神聖な「玉の泉」は、「日本武尊社」のすぐ近くに位置します。独特な雰囲気をもつ、この泉。言葉では言い表せない、不思議なパワーを発しているようにも感じます…!
    ※神聖な場所なため、参拝者は簡単に近寄ることはできません。この「玉の泉」に投げ銭することも、禁止されています。

    「商売繁盛」や「家内安全」などの願いが込められたお守りや絵馬を受けられる
    「授与所」もあります。どのお守りや絵馬を受けるべきか迷ってしまったら、常駐している神職の方に気軽に相談してみましょう。 ぴったりのものをオススメしてくれるはずですよ。

    ちなみにカップルには、「相性成就」の絵馬がオススメ。 二人の願いを書き込んで絵馬掛けに吊るせば、良い思い出になること間違いなしです♪

    さまざまな願い事が込められた、絵馬がびっしり!

    さまざまな願い事が込められた、絵馬がびっしり!

    扇子のおみくじ

    扇子のおみくじ

    宝登山神社のおみくじの中には、扇子の形をしたものも。“かわいい!”と女性客から好評なのだとか。

    興味深い歴史的な逸話に、たっぷりと触れることができる宝登山神社。歴史が好きな人は、楽しめること間違いなし♪

    豊かな自然に囲まれた宝登山神社は、神聖かつパワーに満ちあふれた場所でもあります。「最近ツイてない」「仕事や恋愛に疲れ気味」と感じている人は、試しに足を運んでみてはいかがでしょうか? 境内をひととおり巡った後は、すっきりとした、晴れやかな気持ちになっているはずですよ。

    寳登山神社
    住所
    埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1828
    電話番号
    0494660084
    備考
    【URL】http://www.hodosan-jinja.or.jp/
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