
JR東海道本線「根府川駅」は、山と海に挟まれた急こう配に建つ小さな無人駅。貨物列車専用のホームだった1番線が撤去され、今では2~4番線までが残っています。
1923年(大正12)の関東大震災の際には大きな被害を受けた駅でもあり、震災発生時、約150名もの乗客を乗せた列車とともに駅がまるごと海中に没するという悲劇が起きました。
駅の中には当時亡くなった方の冥福を祈った慰霊碑があり、当時のホームやレールは今でも海底に眠っています。悲しい歴史を物語る駅ですが、関東の駅100選に選ばれた駅でもあります。
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悲しい過去を持った美しい秘境
ミカン山を背に相模湾から昇る日の出は切なくも絶景。日本人なら一度訪れてみたい駅です。