「るーぷる仙台」は仙台市中心部の観光スポットをぐるりとめぐることができる循環バス。杜の都・仙台の景観を車窓から眺めたり、お目当ての観光スポットで降車したりと、1日中たっぷり観光を楽しめちゃう便利なバスなんです。今回は、見どころをぎゅっとまとめた初心者におすすめの観光プランをご紹介。美術館でアートを楽しんだり、仙台らしいキュートなおみやげを選んだりとバス旅を満喫しましょう。
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仙台駅からるーぷる仙台に乗車しよう
スタートは東北の玄関口、仙台駅から。西口バスプールの16番乗り場からるーぷる仙台に乗車しましょう。
るーぷる仙台
案内板に従って仙台駅2階からつながるペデストリアンデッキを降りると、右手の奥にイラストがかわいい赤いバス停を発見。バス停の正面には、乗車券の販売窓口もあります。今回は、1日観光するのにお得な620円の1日乗車券を窓口で購入。降車時に運転手さんに見せれば、るーぷる仙台の16のバス停で何度でも乗り降りすることができる便利なチケットです。
通常の乗車賃は1回、一律260円。都度乗車賃を支払う場合は、事前に券を購入する必要はないので、バスを降りる時に運賃を支払いましょう。仙台市地下鉄のICカード、icscaや、Suica、PASMOの利用もOKです。仙台駅2階ペデストリアンデッキの案内板
乗り場はここ
るーぷる仙台は平日は20分ごと、土・日曜、祝日は15分ごとに運行。一周は約70分です。
窓口でもらった観光案内のパンフレットを見ながらワクワクとバスを待っていると、るーぷる仙台が到着!車体のデザインは路面電車風でとてもキュート。緑の多い街並みに映えるようにとレトロなデザイン&カラーリングで、バス旅気分が盛り上がります♡るーぷる仙台は仙台駅から観光名所をぐるっと一方向に走ります
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車窓に流れる緑豊かな仙台の風景を楽しんで
いざ、バスに乗車!バリアフリーの広々とした車内は、木目調の壁やゴールドの手すりなどシックな印象です。
仙台駅を出ると仙台市街のメイン通りのひとつである青葉通を通過します。
ここで車内アナウンス。
「毎年8月に東北四大祭りのひとつ『仙台七夕まつり』が開催されます」
車内アナウンスは、通過する仙台の見どころや季節ごとのイベントなどを紹介してくれるのも嬉しいポイントです。るーぷる仙台は、青葉通から広瀬川を渡り進んでいきます。
仙台は杜の都と呼ばれるだけあって、緑の多い街。川面に映る、初夏の新緑、秋の紅葉など車窓に流れる四季の景観を楽しめるのもるーぷる仙台の魅力のひとつです。
るーぷる仙台のバス停は17か所。バス停には、るーぷるマークが書かれています
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仙台城跡に到着!伊達政宗公の騎馬像と記念撮影♪
仙台駅を出発して約22分ほどで青葉山の高台にある仙台城跡に到着します。ここは仙台藩初代藩主、伊達政宗公が築いた城跡。現在では石垣などから往時を偲ぶことができます。
仙台城跡は、仙台駅からは3kmほどの距離ですが、徒歩となると急な山の坂道を上りきらなければなりません。バスなら景色を楽しみながら気軽に訪れることができるのが嬉しいですね。伊達政宗公の騎馬像
仙台城跡 入り口
広場からは仙台の市街地を一望。夕方になると、夜景も綺麗なんですよ♪
仙台市街地の眺めを楽しんだら、おみやげ処もチェック
仙台城跡といえば有名なのが、広場に立つ伊達政宗公の騎馬像。伊達政宗公とツーショットを撮影しようとうろうろしていると甲冑姿のお侍さんと遭遇しました!この方は、仙台のおもてなし集団として活躍されている「伊達武将隊」の一人「伊達成実(しげさね)」さん。伊達家随一の猛将といわれた、その立ち姿はなんとも凛々しい!
武将隊は政宗公をはじめとする7名が日替りで仙台城跡など仙台の観光スポットに現れるそうです。見かけたらぜひ記念撮影をお願いしてみてくださいね。
仙台城跡から、再びるーぷる仙台に乗って出発。webサイト「どこバス仙台」(http://www.dokobasu.kotsu.city.sendai.jp/wgsys/wgp/search.htm)をチェックすれば、バスが今どこを走っているか分かるので便利ですよ。政宗公と伊達成実のツーショットをパシャリ。
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「宮城県美術館」でアート鑑賞&のんびり散策
仙台の歴史に触れたら、お次は「宮城県美術館」でアート観賞。仙台城跡からはるーぷる仙台で15分ほどで到着です。
宮城県美術館は、公立の美術館としては日本有数の広さを誇る美術館です。東北地方ゆかりの作家の日本画や洋画、版画、彫刻のほか、カンディンスキーやパウル・クレーなどの外国作品が展示されています。宮城県美術館 入り口
宮城県美術館 外観
打ち込みのタイル仕上げの本館は、昭和期を代表する建築家・前川國男氏によるもの。周囲の緑と溶け込むように造られた空間は居心地がよく、展示作品を見るだけでなく、多くの人が庭や周辺の散策にも訪れる市民憩いの場として愛されています。
明暗のコントラストが美しい中庭
広瀬川を見下ろす「北庭」を散策。落葉樹とケヤキの緑が美しい。フェルナンド・ボテロ作『馬に乗る男』
ミュージアムショップで、おちゃめなムンクの付箋を発見。目をひく蛍光カラーが使い勝手も良さそうです。メッセージを添えて使えば、仕事中もなんだかなごみそう。ほかに展示作品をモチーフにしたエコバッグや手拭いなどアートなグッズがバラエティ豊かにそろっています。
カフェもあります。デザイナーズチェアとアンティーク家具が並ぶハイセンスな空間にアーティスティックな感覚が刺激されますね♪
café mozart Figaro(カフェ モーツァルト フィガロ)内観
- 宮城県美術館
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4.0
97件の口コミ -
- 宮城県仙台市青葉区川内元支倉34-1
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- 0222212111
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- 9:30-17:00(発券は16:30まで)
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「るーぷる仙台」二高・宮城県美術館前下車すぐ
【URL】http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/
すべて表示周辺の予約制駐車場
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「Merry Merry Christmasland」でおみやげ探し
旅先では、その土地らしいおみやげをセレクトしたいもの。かわいくって、どこかほかとはひと味違うアイテムを探すなら「Merry Merry Christmasland」がおすすめです。「宮城県美術館」から5分のバス停「メディアテーク前」で降りて、徒歩2分ほどです。
マッチ箱の中にマスキングテープと仙台のあるある知識のミニブックが入った「マッチ箱マガジン」シリーズ
ほっこり癒し系の武将モチーフ
「Merry Merry Christmasland」は、仙台や東京のクリエイターが作るアイテムをセレクトした雑貨店。店内にはキュートなアイテムが所せましと並びます。
Merry Merry Christmasland 内観
淡いブルーの壁がキュート!
たくさんのアイテムが並ぶ宝箱のような店内で、仙台らしいおみやげを発見!
こちらは“仙台みやげ”といえば外せないこけしをモチーフにした置き物。デスクの脇にちょこんと置きたい、手描きの朴訥とした表情がなんともキュートです。大きさは5cmほど。軽い紙粘土でできているので、持ち歩きも楽々で手荷物の邪魔にもなりません。実は“日本三大ブス”という不名誉な呼ばれ方をする仙台。それを逆手に取ってユーモアたっぷりのアクセサリーに仕立てのが、この「せんだいぶす」シリーズのブローチです。ほっこりとした木の素材描かれた個性的な女の子がインパクト大。ストールやバッグに付けて、コーディネートのアクセントにどうぞ。
もちろん、仙台の街行く女子たちは美人ぞろいですよ(笑)
- メリーメリークリスマスランドdia and merilab(ディア アンド メリラボ)
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- 宮城県仙台市青葉区春日町6-15 GIPビル1F
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- 022-264-3010
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「るーぷる仙台」メディアテーク前下車、徒歩5分
【URL】https://www.merimeri.biz/
すべて表示 -
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「クレプスキュールカフェ 仙台」で旅の思い出に浸りましょう
おみやげ選びの後は、カフェでひと休み。「せんだいメディアテーク」内のカフェ「クレプスキュールカフェ 仙台」でティータイムです。
「せんだいメディアテーク」は図書館などが入る公共施設。定禅寺通のケヤキ並木を映す美しいガラス張りの施設です。その1階にあるのが「クレプスキュールカフェ 仙台」。誰でも入りやすいようにと、壁で区切らない開放的な空間にオレンジやイエローのポップなカラーリングのインテリアが並びます。「メディアテーク前」のバス停に建つ「せんだいメディアテーク」
「クレスプキュールカフェ 仙台」内観
食事はビーフカレーがおすすめ。ビーフと玉ねぎをとろとろになるまで煮込んだスパイシーで本格派な味わいです。自家製の甘酸っぱいピクルスの爽やかさが口の中をさっぱりとさせ、ピリ辛なカレーと相性抜群。オープン当初からの一番人気メニューなのだそうです。
特製ビーフカレー720円(税込)
スイーツをならワッフルはいかがでしょうか。表面はカリッと、中はふんわりとした生地に、チョコ、キャラメル、はちみつの3種からチョイスしたソースがたっぷり。ほのかな温かさとともに、口の中いっぱいに甘さが広がり、旅の疲れも吹き飛んでいきます。
ベルギーワッフル432円(税込)
カフェでのんびりしながら、旅の思い出に浸ります。メリーメリークリスマスランドで見つけたおみやげの文房具を使って、旅の日記をつけてみても楽しいかも♪
メリーメリークリスマスランドのご当地こけしクリップ(10個入り)514円
- クレプスキュールカフェ 仙台
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4.0
9件の口コミ -
- 宮城県仙台市青葉区春日町2-1 せんだいメディアテーク1F
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- 0227160120
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- 10:00-21:30[ランチ]11:00-14:…
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【営業時間】10:00~21:30
【定休日】毎月第4木曜
「るーぷる仙台」メディアテーク前下車すぐ
【URL】http://www.brussels.co.jp/shop/sendai
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最後は定禅寺通を歩いて仙台駅をめざしましょう
帰りは、定禅寺通を歩きながらJR仙台駅へ向かいましょう。
定禅寺通は仙台のシンボルストリート。ケヤキ並木が美しい通りです。左右を走る車道の真ん中に遊歩道が整備され、彫刻が点在しています。初夏は緑が映え、秋は紅葉、冬は雪景色が楽しめます。杜の都の四季を楽しみながらのんびり歩いて駅をめざしましょう。定禅寺通
いかがでしたでしょうか。仙台の魅力たっぷり堪能できる1日観光コース。るーぷる仙台を使えば、初心者も効率よく見どころを回ることができます。ぜひ、旅のプラン作りに活用してみてくださいね。
定禅寺通からJR仙台駅までは徒歩15分ほど