【山口】日本酒で未来を切り拓く「大嶺酒造」で酒蔵見学!直売所やカフェも併設


2020.07.26

NAVITIME TRAVEL EDITOR

【山口】新たな観光スポット「大嶺酒造」で酒蔵見学!日本酒で地域の未来を切り拓く

山口県の名酒「獺祭」は、若者たちを巻き込んだ“日本酒ブーム”の火付け役とも言えますが、美祢(みね)市にある「大嶺(おおみね)酒造」もその確かな美味しさと斬新さから話題沸騰中です!
若者や女性を中心に人気を集める「大嶺酒造」の代表ブランド「Ohmine(おおみね)」は、ミシュラン3つ星レストランで提供されるなど、世界中から注目されています。今回は、日本の酒文化に革新を巻き起こす「大嶺酒造」のこだわりや施設内をご紹介!山口県の新たな観光として「大嶺酒造」で酒蔵見学をしてみてはいかがでしょうか。

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    「大嶺酒造」のこだわり

    「大嶺酒造」の歴史は1822(文政5)年に始まりました。その後1955(昭和30)年に一度幕がおろされましたが、代表・秋山剛志さんの“農業や地域資源を地域の未来へつなげたい”という願いから、50年以上ぶりに復活を果たしました。
    当時は無謀と言われた“酒造復活”でしたが、長い歴史とともに培われてきた高い技術をもって、地域の魅力を最大限に引き出した日本酒ブランド「Ohmine」を作り上げました。そして復活を遂げた2010年(平成22年)の発売以来、世界中からラブコールが巻き起こっています。

    大嶺酒造 外観

    大嶺酒造 外観

    日本酒の命ともいえる米と水には、地元の契約農家とともに作った最高級酒米「山田錦」と山口県屈指のパワースポット「別府弁天池」の湧き水が使われています。“弁天の湧水”は、青く透き通った軟水で、カルシウムの数値が通常の水よりも高いのが特徴。これによって低温でも発酵がスムーズに進み、「Ohmine」の味に欠かすことができないのだと言います。
    アルコール度数も14度と、日本酒にしては低め。しかし、この異端な度数が驚くほどフルーティで上品な味わいを作り上げているのです。

    大嶺酒造 青く透き通った“弁天の湧水”

    大嶺酒造 青く透き通った“弁天の湧水”

    また、パッケージデザインにもこだわりが表現されています。お米をモチーフにしたモノトーンのグラフィックは、日本酒のラベルによくある和紙と漢字で作られた渋いデザインとは異なり、モダンでスタイリッシュな雰囲気。
    スウェーデンのストックホルム・デザイン・ラボにデザインを託したというパッケージのお米の絵柄は、外から見る日本酒の魅力がシンプルかつ的確に表現され、キャッチーなデザインとなっています。

    こうして、伝統と革新が融合した新しい形の日本酒ブランド「Ohmine」が誕生しました。

    大嶺酒造 3粒は純米酒、2粒は純米吟醸、1粒は純米大吟醸を表現

    大嶺酒造 3粒は純米酒、2粒は純米吟醸、1粒は純米大吟醸を表現

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    いざ、酒蔵見学へ!直売所やカフェも併設

    山口県へ旅行に行くなら、ぜひ「大嶺酒造」へ足を運んでみてください。酒蔵見学のほか、直売所やカフェも併設され、新たな観光スポットとして人気を集めています。
    2018(平成30)年に新築された酒蔵の外観は、お米のように真っ白。建物の外壁には、「大嶺酒造」のシンボルともいえる大きな米粒がデザインされています。

    蔵内は見学可能で、写真撮影もOK。入口にあるネオン管のオブジェには、“AGAINST SAKE WORLD=日本酒の世界に逆らう”とあり、「大嶺酒造」の志を感じます。

    大嶺酒造 外観

    大嶺酒造 外観

    大嶺酒造 入口

    大嶺酒造 入口

    醸造スペースでは、窓越しに酒造りの様子を見学することができます。ずらりと並ぶ醸造タンクや、従業員の方が手作業で丁寧に仕込みをする様子など、貴重な作業シーンを見ることができます。
    醸造タンクには、「Ohmine」ボトルと同様に米粒がデザインされており、タンク番号の代わりに元素記号が書かれています。こんな風に遊び心を感じるデザインを見つけるのも楽しみ方のひとつです。

    大嶺酒造 醸造スペース

    大嶺酒造 醸造スペース

    大嶺酒造 醸造スペース

    大嶺酒造 醸造スペース

    大嶺酒造 醸造タンク

    大嶺酒造 醸造タンク

    直売所スペースは、アパレルショップのようなスタイリッシュな雰囲気。こちらでは、酒蔵で醸造された日本酒をいち早くGETできます!また、お酒だけでなくTシャツや徳利(とっくり)とお猪口(おちょこ)のセットなども販売されており、2018年には人気イラストレーター・たなかみさきさんとコラボした冬季限定コレクション「ゆきおんな」を発売し、話題となりました。※現在は販売していません。

    直売所は、カフェとしても営業しています。「Ohmine」の試飲(有料)や、仕込み水の試飲(無料)、そしてその水でドリップしたコーヒーなど、ここでしか味わえないメニューが揃っています!

    大嶺酒造 直売所スペース

    大嶺酒造 直売所スペース

    大嶺酒造 イラストレーター・たなかみさきコラボ、冬季限定コレクション「ゆきおんな」

    大嶺酒造 イラストレーター・たなかみさきコラボ、冬季限定コレクション「ゆきおんな」

    「大嶺酒造」周辺には、日本最大級のカルスト台地「秋吉台」や県屈指のパワースポット「別府弁天池」などがあり、観光スポットとして有名です。自然と歴史、そして伝統と革新から作り出された「Ohmine」のルーツともなる場所へ、ぜひ足を運んでみてください。

    別府弁天池

    別府弁天池

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    <アクセス・営業時間>

    ■アクセス
    最寄バス停:高田橋より徒歩約1分
    ※便数が少ないため、お車でのお出掛けをおすすめします。

    ▶カーナビ検索は下記の新蔵住所で検索してください。駐車場約20台完備
    〒754-0603 山口県美祢市秋芳町別府2585-2

    ■営業時間
    直売所・カフェ 月曜~日曜 / 10:00~17:00
    ※カフェは不定休

    写真提供:大嶺酒造

    大嶺酒造

    大嶺酒造

    大嶺酒造
    rating

    3.5

    2件の口コミ
    place
    山口県美祢市秋芳町別府2585-2
    phone
    0837640700
    opening-hour
    10:00-17:00
    info
    【公式HP】http://www.ohmine.jp/
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