
東京・千駄木、気にしていなければ通り過ぎてしまいそうな小さなビルの2階に「ツバメハウス」はあります。勇気を出して扉を開けてみれば、レトロな雰囲気の店内にカラフルでポップなアンティークの品々。世界の蚤の市を集めたような世界観に一気に引き込まれてしまうはず。愛すべき「古いもの」に囲まれる空間、覗いてみませんか?
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青いツバメを見逃さないで
JR日暮里駅から歩いて約10分、または東京メトロ「千駄木駅」から歩いて数分。三崎坂という通りをそれた路地にある、白い壁のシンプルな建物の2階にツバメハウスはあります。1階入り口の前には、お店のシンボルマークの青いツバメが描かれた白い看板があるので、それを目印に探してみましょう。
ツバメハウス入り口
階段をあがると、お店の扉が現れます。店内が見えないので、ちょっと勇気を出しておそるおそるオープン!するとさっそくかわいい、ポストカードたちが出迎えてくれました。ほっこあたたかな空気感を感じます。この時点で、ここには長居してしまいそうな予感・・・。
ドアを開けると世界観に一気にひきこまれます。
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ヨーロッパからやってきた古くていいもの
店内は外から想像していたよりも広々。ゆったり見てまわることができます。明るい部屋に漂うなんとも言えないレトロ感は、ドイツやフランスなどヨーロッパからやってきたヴィンテージのものたちでいっぱいだから。ひとつひとつストーリーのあるものなので、ゆっくり時間をかけて見て回りたい気分になります。気になるものがあれば、スタッフさんにも気軽に話しかけてみて♪
ライトがやわらかく店内を照らします。
ツバメハウスのオーナーは同じ千駄木で、30~70年代のヨーロッパ雑貨店「Biscuit」を営むたけわきさん。ツバメハウスの商品は、そんなたけわきさんがイラストレーターのご主人と共にヨーロッパに赴き、直接目で見て仕入れているものたちなんだとか。
このヴィンテージのワンピースも色合いやシルエットが絶妙!
店内を鮮やかに彩る古着はどれも状態がいいものばかり。手に取ると昔のものとは思えない、しっかりとした縫製に驚きです。ちょっと派手かなぁ?なんて尻込みしそうな珍しい色や柄のテキスタイルは、誰ともかぶらないオリジナルのかわいさがあります。他をシンプルにまとめると意外に着こなせちゃいますよ!
レトロな柄やカラフルな色が豊富!
壁に見上げるとお店の名前でもあるツバメが飛んでいます。ヨーロッパでは幸せの象徴である「ツバメ」。巣に必ず戻ってくるということから、日本でも商売繁盛のシンボルにもなっているんだとか。
このツバメもかわいいインテリアになりそう。
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メンズからキッズまで揃うラインナップ!
店内にディスプレイされている古着は、多数が1点もの。中にはメンズものあり、ヨーロッパの作業着、軍物のデッドストックが中心に揃えられています。彼女に付いて来てリピーターになる男性も少なくはないそうです。
メンズ服がずらっとかけられています。
また、子ども服も大興奮のかわいさ。懐かしいスモッキングが施されたフランスの子ども用ワンピースはその繊細さと、上品なデザインが大人気。お孫さんのためにと買っていくおばあちゃんもいるそう。いつまでもとっておきたくなる特別な一着になりそうです。
これを着れる子どもがうらやましい・・・
こちらはイングランド製のフィッシャーマンスモック。イギリスから直輸入の定番アイテムなんだそう。小柄な女性~大柄な男性まで対応のユニセックス、キッズサイズもあり家族でお揃いもできちゃいます。大きめの衿とポケットがポイント。
これを子どもに着せるおしゃれママに憧れます。
他にもガーンジー島から直輸入したガーンジーセーターや、フラミンゴやうろこのような柄が特徴的なイギリスの柄物セーターなど、こだわりのセレクトアイテムが多数取り揃えられています。
ポップな色使いがキュートなイギリスの柄物セーター。
お店の中でも一段と目をひくキッズ用のシューズコーナー。人気の商品は、手軽に作れるシューズキット。一針ずつ想いを込めたファーストシューズは贈り物にも最適。時間が経つにつれて、味わいが出てくる革素材も素敵です。
スタイなどもあるので、出産祝いのプレゼントにも最適。
こちらのカラフルなバッグは、触ってみるとナイロンのメッシュでできていてとっても軽い!聞いてみると、なんと台湾のおじちゃんやおばちゃんたちがよく市場で使っているバッグなんだそう。丈夫な素材なので、お買い物バッグや野菜の保存用として愛用されているとか。台湾ではよく見かけるマーケットバッグですが、ここで見るとこれもすてきなファッション!知らない文化にも触れられるおもしろさを感じました。
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国内でつくられたかわいい雑貨も
オーナーのたけわきさんとご主人の楠のぶおさんが描いたイラストレーションと、貼箱ブランド「ハト箱」がコラボしたかわいいBOXも。名刺入れや筆入れなど、用途に合わせたバリエーションも豊富で実用性もばっちりです。
様々な大きさの箱に、オーナー夫妻の手がけるイラストが。
特にスワン柄の名刺入れがツボでした。
オリジナル?と思ってしまう「ツバメノート」は、実は御徒町に本社を構えるツバメノート株式会社の商品。シックな印象の表紙デサインは1947年(昭和22年)から現在まで変わっていません。それが今では新鮮な表情に映り、ファンも多くいるそう。ツバメの観察日記がつけられるなんてノートも登場しています。
紙質の良さとデザインの美しさに根強いファンが多いツバメノート
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ツバメハウスでお気に入り探し♪
古きよきものが溢れる谷根千エリアの中でも、他にはないこだわりの商品セレクトが光る隠れ家的ショップ「ツバメハウス」。こんなの見たことない!というちょっと珍しいかわいいものも多いので、自分のお気に入りはもちろん、大切な誰かへのプレゼント探しにもおすすめですよ♪
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