
砂漠といえば鳥取でしょ?と思っている方も多いのでは?実は日本で唯一“砂漠”は東京都にあるんです! それが東京都の離島、伊豆諸島の大島にある「裏砂漠」。三原山のふもとに広がる一面黒の世界に降り立ってみませんか?
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一面び広がる黒い世界「裏砂漠」
伊豆大島にそびえる三原山、そのふもとに広がる黒い世界が「裏砂漠」です。日本には砂丘と名の付く場所はいくつかありますが、「砂漠」なのはここ大島だけ!
過去何度となく繰り返された三原山の噴火で噴出した石で出来た砂漠です。一面面火山噴出物のスコリアで覆われた黒い大地は、まるで異世界!?
東京とは思えないようなパノラマの絶景が楽しめます。パワースポットでもあるそうですよ。 -
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散策ルートは7つ!表砂漠?それとも裏砂漠?
火山地形を目の前で体感できるコースは全部で7つ!
表砂漠側から歩くコースや、アスファルトで舗装された山頂遊歩道など、体力やスケジュールに合わせて三原山のジオウォーキングを体感することができます。photo By Tagosaku from flickr
やっぱり王道のコースは「月と砂漠ライン」! レンタカーやバイクで訪れた方はこちらがおすすめ。
途中の駐車場に車をとめ、徒歩約10分ほどで裏砂漠の展望台に着きます。遠くに見える海と、一面黒の地面とのコントラストが美しいスポットです。 -
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バス利用者におすすめ!手軽に裏砂漠を歩けるコースはここ!
本格的なウォーキングをする気はないけれど、とにかく短時間で裏砂漠を歩いてみたい!という方にオススメのルートが「大砂漠コース」! 大島一周道路の「大島大砂漠」バス停付近に入口があります。
島の方は車で入っていったりもしますが、レンタカーは進入禁止です。1.3kmほど歩きます
入ったすぐそこも溶岩砂漠の黒い地面ですが、このあたりはまだ緑が多いエリアなので今ひとつ絶景感に欠けます。がんばって先へ進みましょう。
入口から砂漠エリアではあるのですが、まだ緑が濃いです。
しばらくは緑と黒の景色が続きますが、だんだんと緑も減ってきます。もういいんじゃないか、引き返そうか…と弱音を吐きつつ15分も歩くと、小高い丘が見えてくるのでがんばってそれを超えてください!
だんだん緑が減ってきて、砂漠っぽい雰囲気になってきます
頑張って丘を越えた先には、雄大な三原山と360度黒に覆われた、月面のような絶景が目の前に飛び込んできます!
パノラマ写真でもう一丁! あんなにダイナミックだったのにいまひとつ伝わらない…
このパノラマスポットまでテンポよく歩いて、記念撮影をして、往復で大体1時間弱ほどです。
ただし、バスでアクセスする方に注意!
大島大砂漠バス停には1日に1~2便しかバスが来ません。かつ、1便の次の最終バスが1時間後なのでご注意ください!
手軽に裏砂漠体験するのにはお勧めのコースなので、バス派や自転車乗りの方は訪れてみてはいかがですか?日陰なんてないのでむちゃむちゃ焼けます!
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自然の作り出したダイナミックな火山地形を堪能!
紹介したコースのほかにも、森の中を抜けていく「テキサスコース」や、噴火口を一周する「噴火口一周道路(お鉢めぐりコース)」など、三原山が作り出した雄大な自然を堪能できるコースが揃っています。
「ここを見なきゃ大島に来た意味がない!」というほどのスポット「裏砂漠」、日本で唯一の絶景を体感してみませんか?