
“京都”といえばここを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?黄金に輝く舎利殿が美しい「金閣寺」は一度は訪れたい場所です。 正式名称を「鹿苑寺(ろくおんじ)」と言いますが、「金閣寺」という名前の方が有名かもしれません。金閣寺の他にも、周囲には「陸舟の松」や「不動堂」など、必見のスポットばかり。今回はこちらも含めてご紹介しますので、ぜひ観光の参考にしてみてください。
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01
教科書より、本物はもっとずっとすごい!
金閣寺の近くには「鏡湖池」と呼ばれる池があります。その湖に映っている金閣寺のことを「逆さ金閣」と呼び、丘の上から見る金閣寺を「見返り金閣」と言います。
水面に映った金閣寺はとても美しく、また時間や天候、季節によってもそれぞれ違う顔を見せます。一味違った趣を感じる「冬の金閣寺」photo By Kyoto-Picture from flickr
清閑な雰囲気に佇む金閣寺は、どんなシチュエーションにあっても見る者を圧倒するオーラが感じられます。実物を目の前にすれば、教科書や本で見た印象が覆されるかもしれません。
紅葉の赤が映える「秋の金閣寺」photo By hecate7290 from flickr
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02
鯉が登ると言われる2mの滝!
中国の故事に倣い、金閣寺には「龍門の滝」と呼ばれるものがあります。鯉が登ると龍になるということにちなんで作られ、滝の下には鯉に見立てた鯉魚石が置かれています。
2mの滝なので、どちらかと言えば小さいものですが、鯉魚石に当たる水しぶきは涼しげで、夏に見ると暑さがすっと抜けていく感覚を味わえるかも。「龍門の滝」photo By ajari from flickr
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夕佳亭の意味は?
金閣寺の東北にある3帖の茶室を「夕佳亭」と呼びます。これは夕日に映える金閣が殊(コト)に佳(ヨ)いということから名づけられたのだそうです。実際に訪れて、その光景をご自身の目に焼き付けてみるのも素敵ですね。
茶室「夕佳亭(せっかてい)」photo By jacob jung from flickr
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04
霊験豊かな不動明王!
「夕佳亭」の近くには「不動堂」と呼ばれる場所があります。
本尊は弘法大師が作ったと言われる石不動明王です。豊臣秀吉の重臣であった宇喜多秀家が再建したと言われ、金閣寺の境内にある建物の中で一番歴史があるともいわれています。
そのせいか他の建物と少し雰囲気が異なり、また違った趣を感じさせてくれるスポットです。ぜひ訪れてみてください!「不動堂」photo By Carles Tomás Martí from flickr
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金閣寺の庭園で仏教的世界観を感じて
金閣寺内の庭園はキリスト教における庭園とは違い、すべてが仏教的世界観を表現しています。
金閣寺に限らずですが、仏教寺院を訪れ、その空気に身を浸すことで法話や説教などにも触れる機会を得ることができます。普段はあまり仏教に接する機会はありませんが、ぜひこの機会に触れてみるのはいかがでしょうか?photo By Brian Jeffery Beggerly from flickr
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樹齢600年! 陸舟(りくしゅう)の松
鏡湖池の北にある書院の庭には「陸舟の松」と呼ばれるものがあります。京都三松のひとつに数えられているもので、足利義満が手植えしたと言われており、名前の通り松でありながら、舟の形に見えるという面白いものです。金閣寺を訪れた際には、ぜひ見ておきたいものですね。
photo By Jiashiang from flickr
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