図書館だけじゃない!日比谷の文化の象徴「日比谷図書文化館」


2016.01.27

NAVITIME TRAVEL EDITOR

日比谷公園内にある「日比谷図書文化館」をご存知ですか?ここは図書館のみならず、千代田区の歴史の展示や、講座など交流の場を展開する総合的な文化の窓口になっている都会の知のオアシス。ビジネスの中心地にある「日比谷図書文化館」の魅力をお伝えします!

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    4つの知的カラーに分かれた図書フロア

    2階と3階の図書フロアでは、雑誌等一部資料を除いた書籍の貸し出しを行っています。(児童書・視聴覚資料の取り扱いはなし)
    ビジネス、地域、アートなど、約18万冊*にも及ぶ蔵書を4つのゾーンに分類して配架しています。ブルーゾーンはアートやカルチャー、グリーンゾーンは生活、文化に関する書籍等、パープルゾーンは江戸・東京関連書籍 、新聞や各種雑誌、オレンジゾーンはビジネスや政治に関連する書籍等が集められており、お探しの資料が見つけやすいよう工夫がされています。(*閉架書籍も含む)

    面白いのは各エリアでそれぞれ異なった、タイムリーな展示を行っているところ。たとえば、写真はブルーゾーン入口の展示です。この日は数日前に亡くなったデヴィッド・ボウイさんを追悼して、彼に関連する書籍が展示してありました。

    雑誌のエリアには一風変わったこんなものも。なんとなく眺めているだけでも、あなたの琴線に触れるものとの出会いがあるかもしれません。

  • 02

    勉強に、ビジネスに、読書に。好みに応じた閲覧スペース

    図書フロアには数多くの閲覧席が設けられています。それぞれのカラーのエリアに入れば、日比谷公園の景色を眺めながらゆっくり読書を楽しむこともできますし、3階の閲覧スペースを利用すればがっつり勉強に集中することも可能。目的に応じて、お気に入りのスペースを見つけたいですね。

  • 03

    持ち出し可能!?充実のカフェ&レストラン

    「日比谷図書文化館」が使用者に愛される理由のひとつとしてカフェとレストランの存在があげられます。
    1階には「ライブラリーショップ&カフェ日比谷」、地下1階には「ライブラリーダイニング日比谷」があり、それぞれ公共の図書館に併設されているとは思えないほどおしゃれなつくりなんです。レストランではまい泉のとんかつを食べることもできちゃいます!

    さらに特筆すべきは、どちらも図書フロアの本を店内へ持ち込めるということ!一部の図書を除きますが、貸し出し手続きの必要もありません。それだけでなく、ドリンク(蓋つきに限ります)のテイクアウトを図書フロアへ持ち込むことまでできるんです!iPad無料貸し出し(時間制限あり)や、無線LANフロアと設備も充実しています。
    じっくり自習・読書をしたい方は閲覧スペースや図書フロアで集中。おしゃべりや食事を楽しみながら作業したいという方はカフェやレストランを利用するのがおすすめ。利用者ひとりひとりのニーズにあった使い方ができるのが「日比谷図書文化館」の魅力なんです。

  • 04

    千代田の歴史と文化を発信する展示室

    「日比谷図書文化館」の魅力は図書フロアだけではありません。1階の常設展示室では、千代田という地域で発掘された出土品・江戸時代以前の千代田の地・江戸幕府による城づくり・江戸から東京への変遷・そしてビジネスや文化の街へと移り変わるその歴史を目にすることができます。

    また時期によりますが、お隣の特別展示室では幅広いテーマでさまざまな展示を行う特別展実も併設。どちらも規模は小さいながら、美術館さながらの本格的な展示内容です。

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    充実の環境で勉強・自習に打ち込める「特別研究席」

    大学や企業の多い千代田という地ならではの施設が4階の「特別研究室」と「特別研究席」です。
    貴重な古書が並ぶ「特別研究室」と、充実したPC利用環境で各種研究をサポートしてくれる「特別研究席」。予約の必要もなく、気が向いたときに立ち寄れるのも魅力的。「特別研究席」の利用料金は2時間300円と破格です。
    また毎週木曜日10:00~12:00にはテーマに沿った貴重な蔵書の紹介をする、モーニングセミナーが開かれます。

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    自分にとっての学びのスタイルを見つけられる「日比谷カレッジ」

    カレッジというと大学などをイメージする人も少なくないと思われますが、「日比谷カレッジ」では「学びの発信・共有」「学びの広がり」を目指しています。
    大きくは「江戸・東京」「本」「スキルアップ」「芸術」「センスアップ」の5つのカテゴリーに分けられますが、講義スタイルのものからワークショップなど形式はさまざま。
    専門的なものから手軽なものまで、幅広く学びの場を提供してくれているので、自分に合った講座を選ぶことができます。

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    各種イベントに利用できる「ホール・会議室」

    「日比谷図書文化館」にはホールや会議室などの施設も整っており、千代田区立図書館の貸出券を持っている人が一人でもいれば(登録に居住・勤務地の制限無し)利用することが可能です。
    サークル活動から仕事の打ち合わせなど自由に用いることができて、価格も公共施設ならではの低価格と扱いやすいスペースになっています。

    写真は大ホールの内部

    写真は大ホールの内部

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    アクセス

    「日比谷図書文化館」への行き方は以下の通りです。
    最寄駅は
    東京メトロ 丸の内線・日比谷線「霞ヶ関駅」B2出口より徒歩約3分
    都営地下鉄 三田線「内幸町駅」A7出口より徒歩約3分
    東京メトロ 千代田線「霞ヶ関駅」C4出口より徒歩約3分
    JR 新橋駅 日比谷口より 徒歩約10分

    詳細は公式ウェブサイトにてご確認ください。

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