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悪縁を切って良縁を呼び込もう!京都の縁切り&縁結び代表「安井金比羅宮」


2016.01.04

NAVITIME TRAVEL EDITOR

京都では「安井の金比羅さん」と親しまれている「安井金比羅宮」は縁切りと縁結びでご利益があることで有名です。
正反対に思えるこの2つのご利益の由来とその正しい参拝方法、そしてそれ以外のご利益についてもご紹介いたします!

  • 01

    御祭神は悪縁を切り良縁を結ぶ<崇徳天皇>

    讃岐の総本宮にて欲を断ち切って籠もられたことより、断ち物の神として信仰されてきた崇徳天皇。戦により婦人と別れざるを得なかった自身のような境遇を生まぬよう、悪縁をも断ち切ってくれるとされています。
    これが悪縁を切り良縁を結ぶとされている安井金比羅宮のご利益の由来です。

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  • 02

    神様の力が注がれている、「縁切り縁結び碑(いし)」

    安井金比羅宮には絵馬の形をした大きな石があり、その穴に神様のお力が注がれているとされています。遠目に見ると白い半円系に見えるその碑ですが、実はこれは形代という願いを書いた身代わりのお札が貼られているのです。
    どうしてこうなっているのか、それはユニークな御祈願の方法に由来しています。

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  • 03

    ちょっと変わった願掛けの方法をご紹介!

    その御祈願の方法ですが、まず本堂を参拝。その後、「縁切り縁結び碑」の左側で売られている形代に願い(縁切り縁結びどちらでも可)を書きます。
    次にその形代を持って願いを念じながら碑の表から裏にくぐることで悪い縁を切り、そしてまた裏から表へくぐることで今度は良縁を結びます。
    最後に形代を碑に貼り付けます。
    これで御祈願は完了です。

  • 04

    他にも道開きとしてのご利益も

    ご祭神には道開きの神様として信仰されている「大物主神」もいらっしゃいます。
    道開きの言葉通り、交通安全、特に海上交通の守り神として海上安全にご利益があります。
    不意の事故に備えてお参りをしておくのも良いと思います。

  • 05

    髪を引き立てる櫛を祀る「櫛まつり」

    髪を大事にする方に注目していただきたいのが、9月の第4月曜日に執り行われる「櫛まつり」です。
    境内にある櫛塚に櫛を納めるのですが、それ以外にも平安の時代を再現した風俗行列も見物!髪型はもちろん地髪で結い上げられており、その美しさと髪結技術の伝統は今なお引き継がれています。

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