「箱根彫刻の森美術館」自然の中の美しいアートたち


2015.11.24

NAVITIME TRAVEL EDITOR

箱根には多くの美術館がありますが、野外型美術館としては日本初の「箱根彫刻の森美術館」は、広大な敷地に広々と置かれる美術品の数々、子どもも楽しめる展示内容が特徴です。その見処やコンセプトなど、訪れる前に知っておきたい情報を紹介します!

  • 01

    見て楽しむ屋外彫刻

    まずは彫刻の森美術館ならではの屋外彫刻の魅力からご紹介。沢山ある彫刻は自然と言うキャンパスを背に、見る角度から様々な表情を見せてくれます。例えば「人とペガサス」という彫刻は、神話の一場面を切り取ったかのような空に映える作品です。また「マルタ・パン」は水面に浮かぶ一風変った作品になっています。

    photo By Kentaro Ohno from flickr

    photo By Kentaro Ohno from flickr

  • 02

    子どもも一緒!体験して楽しむ屋外彫刻

    プレイスカルプチャー(遊戯彫刻)という、中に入って遊びながら色彩や造形の面白さを子どもに発見してもらうことを目的とした「しゃぼん玉のお城」があります。また大人も一緒に遊べるスポットとして迷路状の「星の庭」も楽しいですよ。

    photo By nekotank from flickr

    ヨチヨチ歩きの子や、ハイハイの子におすすめなのが、入り口すぐの屋内展示室「アートホール」。三角形のクッション「オクテトラ」を使って遊んでもよし、ゆるやかな階段状の上を歩くだけでも楽しめます。

    photo By Kentaro Ohno from flickr

  • 03

    「全ては光の戯れである」と言う言葉を残した「メダルド・ロッソ」の作品群

    常設作品の中でも外せない著名な作家が3人います。その1人「メダルド・ロッソ」の作品は、自然には境界がない以上は彫刻にも境界があってはならないという思想の元に作られています。その作品は「絵画のような彫刻」と賞され、ピカソなどその後の彫刻に大きな影響を与えたと言われています。

  • 04

    彫刻を野外に展示される事を好んだ「ヘンリー・ムーア」

    ムーアの作品は3つのテーマに分かれています。古くから人間的にも美術構成的にも豊かな主題である「母と子」。自由が効き構成がしやすく空間性を持っている「横たわる像」。母が子を守るような「内なるかたちと外なるかたち」。これらのテーマを頭において、氏の作品を鑑賞してみて下さい。

    photo By Kentaro Ohno from flickr

  • 05

    有名な芸術界の巨匠「パブロ・ピカソ」

    彫刻の森美術館の奥にある「ピカソ館」では、初期から晩年までの作品をテーマによって分類しているため、その一貫性というものが見られる構成となっています。一人の人間として関心を抱き続けてきたもの、それをじっくりと感じられる「ピカソ館」は屋内展示ではありますが、必見の施設です。

    photo By Kentaro Ohno from flickr

  • 06

    最後は足湯でほっこり

    ひろ~い美術館を歩き回って折り返す前には「足湯」でゆっくり休んでいきましょう。タオルは100円で販売しているの用意が無くても大丈夫!温泉地ならではの設備が嬉しいですね。

    隣のミュージアムショップでのお土産選びもハイセンスなものが多くおすすめです。

  • 07

    アクセスは箱根登山鉄道でのんびりと

    公共交通機関を利用して彫刻の森美術館へアクセスする際は、箱根登山鉄道をのんびり行くのが箱根観光の醍醐味!スイッチバックでゆっくり、ゆっくり上っていきます。2014年に登場した新型車両「アレグラ号」は、デザインの美しさと「展望ゾーン」という窓を大きくとり座席を窓方向へ向けるというこだわりの車両です。乗れたらラッキーですね!

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