忙しい毎日を送っていると、趣味や楽しみもついついルーティーン化しがち。たまには新しいことにチャレンジして、自分の世界を広げたいもの! 千葉の鴨川市には、その豊かな自然を生かしたアクティビティが満載。農業から陶芸、釣りも、すべて手ぶらでOK。手軽に、プチプラで参加できる、体験コースをご紹介します。新しい“好き”と出会うことで、人生をさらに輝かせて♡
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農ガール体験で、新鮮野菜をどっさりお持ち帰り
食にこだわる高感度な女性が今こぞってハマっているのが、無農薬野菜の栽培。しかしながら都心での生活では、本格的な農業を体験するのは困難ですよね。忙しく働きながら、気軽に農業に挑戦してみたい!という女性におすすめするスポットが、鴨川市総合交流ターミナル「みんなみの里」。
地元の農家と提携して、農業の魅力・知識を広めるための活動を行っている、こちらの施設。「トマト狩り」や「みかんの収穫」、「農業体験」などなど、季節ごとに数多くの“体験型レジャー”がラインナップ。なかでも1番人気のツアーが、自ら収穫した新鮮野菜をたっぷり持ち帰ることができる「新鮮野菜収穫ツアー」。サイクリングしながら、マイナスイオンをたっぷり浴びて。
こちらのツアーが開催されるのは、毎週日曜日の12:30〜。定員制なので、日にちが決まったら早めに予約するのが賢明です。
受け付けをすませたら、ガイドの方とともにいざ出発! この日ガイドを行ってくれたのは施設長である清水宏さん。一緒に自転車に乗って約4kmほど走り、提携している農園へと向かいます。「4kmも⁉」︎と、驚くなかれ。自転車は電動式なので、坂道だってスイスイと進めちゃいます。一面に広がる緑を眺めながらのサイクリングは、爽快!のひと言。身体中にマイナスイオンを浴びて、心も体もスッキリ♪農園に到着!
ついに、農園に到着。果たしてどんな野菜が実っているのか、ワクワク&ウキウキしちゃいます!
収穫する野菜のリストをチェック。
収穫に必要なハサミを受け取り、いざ収穫をスタート。ガイドの方と収穫する野菜のリストを見ながら、農園の中を進みます。
野菜の特徴まで、詳しくレクチャー。
“農業をもっと身近に”というコンセプトのもと、野菜それぞれの特徴を丁寧に説明してくれるのが、このツアーの魅力のひとつ。なぜ野菜にトゲがあるのか、効率の良い収穫方法、どのような環境で育てると美味しいか、などなど、知ってそうで知らなかった知識がたくさん!
野菜のこだわりは、低農薬!
このツアーで収穫する野菜はすべて、低農薬もしくは無農薬。虫に食われている実を多々発見するも、清水さんいわく「虫が食べるということは、美味しい証拠!」。普段スーパーなどで見かける野菜とは明らかに違ったツヤと輝きに、驚きの連続です。
無農薬トマトを試食。
採った野菜をその場で試食できるのも、無農薬ならでは。採れたてのミニトマトを頬張った瞬間、そのみずみずしさと甘さに感激♡ あまりの美味しさに、手が止まらなくなってしまいます!
手のひらに収まらない、ビッグサイズも!
手のひらにやっと収まるほど、大きなトマトがゴロゴロ。「ヒビが入っているくらいが一番甘くて、食べごろだよ」という清水さん。その言葉の通り、完熟の甘さはまさに格別♡
かぼちゃを発見!
なんとも器用に、野菜を見つけ出す清水さん。普通の人にとっては何もない草むらの中で、大きなかぼちゃを発見。こちらも無農薬なので、安心して皮までペロリと食べられるのがうれしい。
珍しい栽培方法も。
通常は柵などに這わせるきゅうりを、あえて土に寝かせる形で栽培してみたのだそう。いろいろな栽培法を勉強できて、農業の奥深さを実感。
これでひとり分!
収穫が終了したら、自転車のカゴに積んで施設へ。なんとこのカゴのなかすべてで、ひとり分! もちろん、お家にお持ち帰りできちゃうんです♡ 大量の野菜込みで、参加費は2000円。
帰宅後は新鮮な野菜をエンジョイ。その美味しさを味わった瞬間、次に訪れる日を企画してしまうこと必至。季節ごとに遠方から通うファンがたくさんいる、というのにも納得です!鴨川市農林業体験交流協会「みんなみの里」
【住所】千葉県鴨川市宮山1696
【電話】04-7099-8055
【営業時間】
9:00~17:00(11~1月)
9:00~17:00(2月・平日)
9:00~18:00(2月・土日祝日)
9:00~18:00(3~10月)
*ツアー内容によって、無農薬か低農薬かは異なります。気になる方は、事前にお問い合わせを。
【URL】http://minnami.com/ -
02
自分好みの器を作って、芸術家気取り♪
海のイメージが強い鴨川ですが、じつは知る人ぞ知る“陶芸の街”だということをご存知でしょうか? 海から少し離れた森の中には多くの陶芸館が軒を連ね、展示品を購入することが可能です。鴨川でも指折りの大きな陶芸館として有名なのが、「鴨川陶芸館」。こちらでは初心者に向けた、陶芸教室を開催中! 陶芸品作りを体験することで、自分でも知らなかった新たな才能が開花するかも!?
緑に囲まれた里山の中に佇む「鴨川陶芸館」。
こちらの陶芸館を運営しているのが、館長の恩田眞人さん。以前は浦安市を拠点に陶芸家として活動していた恩田さんが鴨川市に移住したのは、約22年前。豊かな自然の中で作品作りをしたいという想いから、身近に作品作りの素材が手に入る千枚田の風土に着目し、鴨川市を選んだそう。
館長の恩田眞人さん(右)と、チーフ指導員で利用者の方からも好感の北湯口敦さん(左)。
自身の作品を展示していたところ、訪れたお客さんたちから「陶芸を教えてほしい!」という熱いラブコールを受け、教室を開講したという恩田さん。完成した品に絵をつける「絵付け体験」、プレート状の粘土から形成する「手びねり体験」、電動ロクロを使用する本格的な「電動ロクロ体験」の3種類のレッスンから選べます。
当日の予約も受付けており、飛び入り訪問もOK。エプロンも貸してくれるので、手ぶらで参加できるのがうれしい。突然の雨でアウトドアのプランがボツになっちゃった…なんてハプニングに、候補として抑えておくといいかも♪ しかし不定休であること、さらに団体のお客さんが入っているときは待つ可能性があるので、事前に予約しておくのがベター。いざ、ロクロに挑戦!
せっかくなので、一番人気という「電動ロクロ体験」に挑戦! エプロンを着けて、ロクロの操作法や簡単なコツを学んだら早速、電動ロクロでの体験がスタート。先生が事前にセッティングしてくれた粘土を、電動ロクロを回しながら成形します。
友達と並んで作業ができます。
先生のお手本では簡単そうに見える成形も、実際に試してみると、難しいのなんの。“何作ってるの?”、“うまい!”などなど、隣で作業する友人たちとの会話も大盛り上がり!
粘土の感触が、気持ちいい♪
普段触れる機会が少ない土のひんやりとなめらかな感触が、なんとも新鮮。じっくりと作業していくちに、どんどん没頭してしまうこと必至。心が無になり、普段の忙しさを忘れられます。
作業に手間取ったら、先生にヘルプ!
“どうしても上手くいかない!”という時には、近くで見守っている先生にアドバイスを聞いてみて。力加減などのコツを、やさしく伝授してくれます。
世界にひとつだけの作品が完成♡
1度のレッスン(2800円)で、3つの器を作ることが可能。焼く点数は自由に選べて、1点焼くごとに1500円を支払うシステム。焼きあがった器は後日、宅急便で自宅まで発送してくれるので、とっても楽チン♪
底に切り込みを入れると、簡単に切り取れるんです!
焼き上がりの見本が、こちら。「器は実際に使えないと、意味がない」という恩田さんのコンセプトから、土そのものの色味を生かしたシンプルな器が特徴。
手のかかった本格的な陶器は、プレゼントにもぴったり。
まるで売り物のような完成度の高さに、思わず感動! お客さんの中には複数購入して、プレゼントとして活用する人も多いとか。なかなか手作りのものを送る機会がない今だからこそ、そのインパクトは絶大。人の記憶に残るギフトのチョイスとして、ぜひ取り入れたいもの♡
体験日から家に届くまでにかかる時間は、最長で約1ヶ月半ほど。作って、完成品を眺めて、使って、人に贈って…。体験後もずっと楽しめる陶芸品の魅力にハマり、リピートする方も多いそう。新しい趣味を探しているならば、試す価値大アリです! -
03
“海の釣り堀”で釣りガールデビュー!
南房総といえば、全国の釣り愛好者がこぞって押し寄せる釣りの名所。釣りに興味があるならば、挑戦するのにもってこいの場所なんです。でも釣り好きの友人もいないし、器具も持っていないし…という人でもOK! 鴨川にある「太海フラワー磯釣りセンター」なら、手ぶらで行き、手軽に釣り体験ができちゃうんです。
釣りの魅力にハマること必至!
鴨川にあるこちらの施設は、約50年前にオープンした老舗の施設。その名の通り、多種多様な草花を楽しめるフラワーセンターと、磯釣りが楽しめる釣り堀、ふたつのレジャーが楽しめます。
施設全体への入場料は大人600円、小学生以下の子供300円。
入り口をくぐると、そこには一面の花畑が! 釣り体験の前後に、美しい花々を楽しむのもお忘れなく。
色とりどりの花々は、インスタ映えも抜群にGOOD♡
敷地内を進むと、岩のトンネルを発見。そこをくぐると、目の先には広がるのは青い海! 緑と海の両方を楽しめるのも、自然豊かな千葉ならでは♪
なんとも幻想的な風景!
トンネルを通り抜けるとすぐに現れるのが、本日のメインスポット「海の釣り堀」。磯の真横に建てられた施設では、自然の海に最も近い環境での釣りが体験できます。
広大な施設には、1日最大で500人が訪れることもあるそう。
まずは施設の入り口にある「貸出し案内」の窓口で、釣りのための竿&エサをゲット。釣った魚をリリースする「遊び釣り」は、貸し竿&エサのセットで500円。思わずびっくりするほどリーズナブルな価格設定が、ありがたすぎる♡
ちなみに釣った魚は、買い取ることも可能。その場合、同セット内容は300円に値下がり、真鯛1匹の買取価格は3000円。釣ったあとはその場で丁寧に血抜きや鱗、内臓を取る下処理も行ってくれるので、料理が苦手な女子でも安心です。窓口では釣り好きのスタッフの方達が、丁寧に対応してくれます。
竿&エサを受け取ったらいざ、釣り体験スタート! まずはエサのつけかたや、糸の垂らしかたをレクチャーしてもらいましょう。スタッフの方はみな、釣りのエキスパート。初心者にもわかりやすいようにお手本を披露しながら、とってもわかりやすく教えてくれます。
この日教えてくれたのは、釣り歴60年の志田新太郎さん。地元で知らない人はいない、というほどの釣りの名手だそう。
生簀のなかには常時300匹以上の真鯛に加え、近海で獲れたウマヅラハギやアジなど、季節によって様々な種類の魚が泳いでいます。新鮮な海水が流れる生簀は、透明度バツグン。撒き餌を投下するなり、大きな真鯛が瞬時に食いつく風景は圧巻!
広大な海を眺めているだけで、気分がリフレッシュ!
獲物が食いつくのを待っている間は、視界に広がる美しい海を楽しんで。どこまでも広がる水平線に、目も心も癒されます。
新鮮な真鯛をゲット☆
糸を垂らすこと、約10分。ようやく撒き餌のコツを掴めたと感じた瞬間に、大きな真鯛をゲット! この日釣り上げたのは、約2キロの真鯛。重さながら水の中で糸を引くパワーはかなり強力で、自分ひとりで釣り上げたときの達成感もひとしお。「この快感を1度味わってしまうと、釣りがやめられなくなるんだよ(笑)」という志田さんの言葉にも納得!
エサがなくなったら、1パック100円で追加購入が可能。制限時間はないので、1日中めいっぱい遊ぶのもアリ。帰るときには、釣りの魅力にどっぷりとハマっていること間違いなし♪太海フラワー磯釣りセンター
【住所】千葉県鴨川市太海浜67番地
【電話】04-7092-1311
【営業時間】9:00~16:00
【URL】http://futomi.ec-net.jp/