フォトジェニックな島として有名な佐久島。
島の美しい自然と島中にあるアート作品の融合が素晴らしく、写真スポットとして人気になった佐久島ですが、古い町並みなどの原風景も魅力の一つとなっており、ゆったりとした癒しの時間を過ごすために訪れる人もいます。
アート作品はもちろんのこと、新鮮な海の幸や島の野菜を使ったおいしい料理を島内で堪能することもできます。
名古屋市中心部から最短1時間30分で行けるので、日帰り観光を楽しむことができます。
人口わずか200人ほどの島ですが、毎年約10万人もの観光客が訪れるそうで、佐久島行きの渡船が黒字経営を続けることができていることからも多くの人が訪れていることは確かです。
そんな魅力的な佐久島へのアクセスを確認するとともに、おすすめのアート作品やカフェをご紹介します!
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佐久島への行き方は? 名古屋から2時間!
名古屋市内から佐久島へ行くため、公共交通機関を利用して島に行く場合は最短で約2時間、車で行く場合は最短約90分かかります。
ここでは「名鉄名古屋駅」から佐久島行き渡船に乗れる「一色港」までのアクセス方法をご紹介します。【電車】名古屋駅から西尾駅
まずは名鉄(名古屋鉄道)「名古屋駅」から「西尾駅」に向かいます。
「名古屋駅」にて、名古屋本線、豊橋行きまたは吉良吉田行きに乗ります。
豊橋行きに乗車した場合は、途中の「新安駅」で乗り換えをします。
「新安駅」からは吉良吉田行きまたは西尾行きに乗り、「西尾駅」で下車します。
「名古屋駅」発の吉良吉田行きは多くて1時間に2本ほどしか走っていませんが、乗り換えなしで「西尾駅」まで行くことができます。
所要時間はいずれも約1時間です。【バス】西尾駅から一色港(一色さかな広場佐久島行船乗場)
次は、「西尾駅」から「一色港」へとバスで向かいます。
「西尾駅」の西口で降りて、名鉄東部交通、一色さかな広場・佐久島行船のりば行きに乗ります。
所要時間は約20分です。
ただし、一色さかな広場・佐久島行船のりば行きのバスは1日に5本しか出ていません。
「西尾」発のバスの時刻は次の通りです。
8:40、10:15、12:45、14:45、17:15(2022年4月現在)
どれもこの後佐久島行きのフェリーに乗ることができる便になっています。
佐久島船乗り場までの行き方:https://sakushima.com/guide-top/access/access-ship【フェリー】一色港から佐久島
「一色港」から佐久島までは、フェリーで行きます。
佐久島の「東港」までは約20分、「西港」までは約25分で到着します。
2022年4月現在、料金は大人(中学生以上)830円、小児(小学生)420円で、フェリーの時刻は次の通りです。
6:30、7:40、9:30、11:30、13:40、15:50、17:50
船乗り場(一色港)から佐久島行きの時刻表:https://sakushima.com/guide-top/access/フェリーにはイルカや魚のイラストが
【フェリー乗り場(一色港)まで車で行く】無料の駐車場が完備
「一色港」の周辺には約1,000台の無料駐車場がありますので、車で向かうこともできます。
車を使うと、朝早い時間のフェリーに乗ることもできますので、ゆっくり過ごしたい場合は車で行っても良いのではないでしょうか。
名鉄「名古屋駅」からは、一部有料区間を使うと1時間ほどで「一色港」に到着します。
駐車場は数箇所あり、港から少し離れた場所に停めなければならなくなる可能性もありますが、一番離れた場所からでも港までは約10分ですのであまり気にする必要はないでしょう。 -
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佐久島のアートを巡る
佐久島を徒歩で回ると半日かかるため、観光者向けにレンタルサイクルをしているお店が多くあります。
日帰りでたくさんの場所を見て回りたい場合は、レンタルサイクルがおすすめです。
ここからは東港で降りて西港方面に向かうルートでおすすめスポットをご紹介します。レンタル自転車を借りて出発
まずは「イーストハウス」へ出発
海沿いに現れる曲がり角を曲がると、大島桟橋の中ほどに1つ目のアートスポット「イーストハウス」が見えてきます。
まるで海の中に浮かんだような白い家がなんともアーティスティックです。
2つの白い家はそれぞれ階段がついており、屋根に登ったり階段に座ったり、どの角度から撮影しても楽しめますよ。海沿いをサイクリング
イーストハウス
2つのイーストハウスは長い直線で繋がっている
「カモメの駐車場」が見えてくる
イーストハウスから出て西港方面へ進み、海岸沿いに出てしばらくすると、堤防に「カモメの駐車場」を見ることができます。
道路をまっすぐ進んでいっても見ることはできないので、途中で必ず海岸に出てください。
「カモメの駐車場」と呼ばれるこのオブジェは、風を感じることができるアートとして作られたそう。風が吹くたびにカモメがゆらゆらと揺れる、不思議なオブジェです。近寄ってみても離れてみても、絵になる景色ですよね。
朝日や夕日をバッグにするとシルエットが映えて、幻想的な写真を撮ることもできるようです。カモメの駐車場
「クラインガルテンウェルカムスペース」のモザイクタイルアートを見物
「カモメの駐車場」に入る前の道路に戻り、また西港方面に向かいます。
途中、コスモスや水仙など四季折々の花が楽しめる「フラワーロード」を見ながら進むと、「クラインガルテンウェルカムスペース」が見えてきます。
「クラインガルテンウェルカムスペース」は「佐久島クラインガルテン」入口の小さな公園です。
一番目立つ全面モザイクタイル張りの看板をはじめ、モザイクタイルでできた道や日時計、ベンチなど、愛知県の芸術家である松岡徹さんの作品がいくつか並んでいます。
色とりどりのモザイクタイルがかわいい作品群です。
フラワーロードの看板付近には、佐久島のアイドル「ノンとビリー」という2匹のヤギがいますので是非そちらにも立ち寄ってみてくださいね。フラワーロード
クラインガルテンウェルカムスペース
フォトジェニックなスポットもたくさん!
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人気のアートスポット「おひるねハウス」へ
「おひるね」人気のアートスポット
佐久島に来たからには、一番人気のアートスポット「おひるねハウス」で写真を撮りたい!
ということで、佐久島内のあちこちにある青い看板に従って「おひるねハウス」を目指します。
看板に従って進み続けると、「おひるねハウス」に到着します。
黒くて大きな箱は存在感抜群で、砂浜にぽつんと一つ立っているのですがそれだけでアート感満載です。
おひるねハウスの撮影は、グループで来た方が楽しめます。
1人ずつ小さな部屋に入って写真を撮ると、まるで海辺に佇む小さなアパートでの物語を映し出したかのような、ストーリー性のある写真を撮影することができます。
港まで戻ると、アートな旅も終了です。
島ののどかな雰囲気と、他の場所では撮影できないフォトジェニックな写真に大満足することは間違いありません。
写真を見ながら、しばらく思い出に浸れるでしょう。浜辺にたたずむ「おひるねハウス」
正面から見たおひるねハウス
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アートだけじゃない! 佐久島のカフェでお腹を満たす
佐久島はアートだけではありません。
アートを楽しみながら散策し、カフェで一休みしてお腹を満たしてみてはいかがでしょうか。
おすすめのカフェをいくつかご紹介しますので、休憩場所としてチェックしてみてくださいね。「サクカフェ aohana」で幻のふわふわかき氷を堪能
「サクカフェ aohana」はかき氷のお店です。
ここでもアートが楽しめちゃうの!?と言いたくなるような、かわいい金魚が泳ぐ『金魚鉢』、本当のプランターのような『植木鉢』、ネコの顔がにゅっと出てきたような愛らしい『佐久島にゃんこ』など、思わず写真に収めてしまうような数々の素敵なかき氷に出会えます。
サービスランチの『冷やしぶっかけそば』と『冷やし中華』にも、なんとかき氷が乗っています!
気になってついつい食べたくなりますし、その後の話のネタにもなっちゃいますね。「Cafe OLEGALE(カフェ おれがれ)」新鮮な佐久島の素材が味わえる
「Cafe OLEGALE(カフェ おれがれ)」は「フラワーロード」の手前にあるカフェです。
店主は素潜り漁師で、店主が取ってきた新鮮な海の幸を楽しむことができます。
おすすめは佐久島名物の大アサリを使った『大アサリ丼』や『大アサリのバター蒸し』。
雑貨屋のような店内がかわいいことや、島内では珍しく洋式トイレが使えるカフェとなっていることもおすすめポイントです。「Oyaoyacafe もんぺまるけ」で手作りの愛情がたっぷり感じよう
「Oyaoyacafe もんぺまるけ」は佐久島にある古民家カフェです。
『Oyaoya』は”おやさいおやつ”の略で、種から育てた野菜や島の素材を使った季節のおやつをいただくことができます。
他にもかまどで炊いたご飯と野菜がメインのランチメニューやかまどで炊いたご飯のおにぎりなど、おいしい和食ランチもあります。
ランチメニューはカレーやパスタの日もあるようですが、おいしいと評判です。