2015年4月に開業した「発酵の里こうざき」。千葉県にあり、首都圏からのアクセスもとても良好な位置にあります。酒、味噌といった発酵食品の生産が盛んな町にできた道の駅で特徴もあり、「重点の道の駅」という称号もあるのですが…。理由あって2回行ってきました。
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評価(1回目):★☆☆☆☆☆(2015年4月29日)「重点」の看板倒れの道の駅
初回は、開業日当日の4月29日に訪れたんです。が、このときは失望しました。
オープン時間は午後2時。その結果、周辺の道路は駐車場に入れない車で大渋滞。さらに路上駐車であふれていました。前日にテレビで紹介されたらしく、いっせいに人が集まってきたみたいなのですが、なぜ午後から開業なんて気取ったことをしたのか理解できませんでした。(式典があったから…という言い訳もあったのですが、そんなもん、いくらでもやり方次第で別の日にできるはず)
そして、肝心な「スタンプ」がない。いや、道の駅の要件にはないものですが、新しく作った建物でオープンした道の駅でスタンプが用意されていないのはここだけです。これじゃ、全国の道の駅を知っているような人には嫌われて当然とまで思いました。
ショップ、レストラン、どこも混んでて評価に値しないので★は1評価でした。 -
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気を取り直して2回目行ってきました
それから2ヶ月。スタンプは私が行った数日後に設置されたそうです。ゴールデンウィーク中は大変混んでいたらしいのですが、さすがに落ち着いただろうと思い、再トライしてきました。
7月最初の日曜。天気はあいにくの雨でしたが、駐車場は半分以上は埋まっていたでしょうか。落ち着いたとはいえ、賑わいはありました。 -
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神崎自慢の一品は「発酵市場」へ
発酵の里と銘打つ町なので、発酵食品には自信があります。神崎町は肥沃な土地を活かして稲作が盛んで、さらに日本酒や味噌といった発酵・醸造文化が昔からあるようです。
というわけで、発酵食品を集めたショップが発酵市場。この駅の中心の建物になります。神崎町の特産の日本酒、味噌のほか、日本各地の発酵食品を取り揃えています。店内は酒蔵をイメージしているかのよう。酒樽がマッチしています。
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レストランでは麹を使った一品をご賞味あれ
レストランは屋根が高く、窓も大きいので開放的。ピークを外せば余裕をもって食事ができそうです。天気のよい日は外のテラス席での食事もできそう。
メニューはざっとこんな感じ。一見すると高速道路のパーキングエリアにもありそうな品々ですが、ここは「発酵の里」。使っているものが違います。
というわけで、豚肉の味噌麹焼き定食をいただきました。一見すると普通の焼肉定食ですが、何が違うって、その肉の柔らかさ。しっかり漬けているのでしょうね、味もしっかり染みていてとにかくごはんがすすみます。ちなみに、定食のごはんはセルフサービスで盛ります。おかわりも自由。
侮れないのが小鉢。冷奴の豆腐が、とにかく濃い。発酵食品へのこだわり、ちょっとしたところまで行き届いていて満足の一品でした。 -
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今回はスタンプも記念きっぷもありました
前回来てなくて失望したスタンプは、ちゃんとありました。発酵市場の入口の前で、樽の上にちょこんと乗ってます。
さすがに、スタンプだけでここに来たわけではありません。切符も売り始めたんです。どうやら、訪れた多くの人から問い合わせがあったようで。まぁ、この駅も短期間でだいぶ成長したな。
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評価(2回目):★★★★☆☆(2015年7月5日)駐車場のキャパに課題あり
厳しめの評価にしました。もともと重点の駅に指定されたのは圏央道からのアクセスがよくなって地域のポテンシャルが上がるから、というのも一つあります。
が、駐車場のキャパが少ない。高速道路なら小さなパーキングエリアレベルです。アクセスは良いし、首都圏から近いので、もっと駐車場は広いほうが良いんじゃないの?とは思います。大型連休時は再び渋滞が懸念されるところです。
食事はおいしいし、発酵食品を活かしたコンセプトは他にはなくよいところだとは思います。 -
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【アクセス】圏央道 神崎インターおりてすぐ
インターを降りて右折、次の信号が道の駅の入口です。圏央道は2015年6月に東関東自動車道とも繋がったので、首都圏からのアクセスも格段によくなりました。
神崎町のコミュニティバスも道の駅に乗り入れていますが、1日3本、かつ平日のみの運行のため、利用はおススメしません。<font color="#000000"><b>©ゼンリン</b></font>