南城市は那覇空港から1時間以内で行ける便利な土地ながらも、畑や海など素朴でのどかな風景が広がる場所。農業や漁業が盛んなので、地元食材を生かした食事をいただけるのも嬉しいポイントです。今回はそんな南城市から、ランチにおすすめのお店を3店ご紹介します。
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01
自然を満喫しながらヘルシーなランチを!「山の茶屋・楽水」
南城市だけでなく、沖縄を代表するロケーションカフェのひとつ「浜辺の茶屋」。その姉妹店が、奥に広がる傾斜を利用した広大な庭園「さちばるの庭」に建つ「山の茶屋・楽水」です。
山の茶屋へと続く石段
琉球石灰岩の壁に寄りかかるように建てられた「山の茶屋・楽水」。壁には沖縄の風物詩を描いた絵画がかっています
海に向かう窓際の席(2階)
木陰が気持ち良いテラス席
駐車場から石段を登り、たどり着いた先にあるのはログハウス風のお店。中に入ってみると、なんと壁の一面が琉球石灰岩です。大きな岩に沿って建物を建てたという、自然を感じる作りになっています。2階建てで窓際の席から海が見えるので、ぜひ満潮の時刻に訪れたいですね。木陰を楽しめるテラス席もおすすめです。
一番人気の「さちばる定食」。1,350円(税抜)
「山の茶屋・楽水」では、ベジタリアン向けのヘルシーなランチメニューが15:00までいただけます(15:00以降はカフェタイムで、ケーキ・お茶などを提供)。
おすすめは「さちばる定食」。海ぶどう、ジーマーミー豆腐、サトウキビご飯、季節野菜の天ぷら、野菜の煮物など、優しい味付けの料理を一度にいただける定食です。汁物はゆし豆腐か沖縄そばから選ぶことができます。
ほかにも、南城市で栽培が盛んなバジルを麺に練り込んだ「バジルそば」や、沖縄県産野菜をたっぷりとあしらい、石窯で焼くピッツァなども人気です。ちょっとしたハイキング気分が楽しめる「さちばるの庭」
お店の外に広がる「さちばるの庭」は、オーナーみずから整えたもの。お店でお食事もしくはお茶をした方は自由に入ることができますよ。高台にある展望台まで、ぜひ食後の散歩を楽しんでみてくださいね。人気のお店なので、ランチタイムはぜひ予約を。
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02
たっぷりのもずくを堪能できる「くんなとぅ」
沖縄料理には必ずと言っていいほど添えられるもずく。特に奥武島がもずくの産地として有名。奥武島で採れたもずくをたっぷりと麺に練り込んだ「もずくそば」を食べられるのが、島の対岸にある「くんなとぅ」です。
奥武島に渡る橋の手前の看板が目印
くんなとぅの店内は沖縄らしさがたっぷり。有名人の色紙も飾られています。
お昼のランチセット。小さめサイズのもずくそばが付くレディースセットは860円(税込)
生もずくはおかわり自由
「くんなとぅ」では、もずくそばの単品だけでなく、ランチにピッタリの定食も用意されています。くんなとぅ定食(970円/税込)は、もずくジューシー(沖縄の炊き込みご飯)や酢もずく、生もずく、もずくゼリー、もずく天ぷらが付いたもずく三昧のラインナップ。
生もずくはおかわり自由で好きなだけ食べられます。特に旬の3~5月は採れたてのものをいただけるのもおすすめポイント。もし、食べ切れなかったら、もずく天ぷらはお持ち帰りも可能です。テラス席からはもずくの産地・奥武島を見渡せます
席は店内とテラス席から選べます。天気の良い日はテラス席の木陰が気持ち良いですよ。店内・店外共に座席は多めなので、大人数でも行きやすいですよ。
もずくそばは店内でも販売。おみやげにいかがでしょうか。
お店で出しているもずくそばやもずく関連商品は店内で販売されており、おみやげにもピッタリです。くんなとぅでランチを楽しんだら、もずくの産地・奥武島に渡って観光してみてはいかがでしょうか?
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03
自家栽培の素材にこだわった「Cafe Beans(カフェ ビーンズ)」
和食や沖縄料理だけでなく、洋食を食べたいという方におすすめなのが「Cafe Beans(カフェ ビーンズ)」 。新原ビーチの近くにある隠れ家カフェです。緑に囲まれた一軒家で、まるでおとぎ話に出てきそうな庭のガジュマルが魅力的。窓からの風景がとても素敵なカフェです。
緑の庭に囲まれた一軒家のカフェ
店内の窓から見える庭の眺めが人気
自家栽培で採れた沖縄のよもぎをジェノベーゼ風にアレンジ。パンも自家製
フードメニューでは、目の前の畑で採れた野菜やハーブを使ったピッツァやパスタを提供しています。中でも注目は、沖縄そばでもおなじみのフーチバー(よもぎ)を使った「フーチバーのクリームパスタ」(700円/税込)。Cafe Beans(カフェ ビーンズ) のオリジナルメニューとして、地元の雑誌でも取り上げられたことがある人気メニューです。
クリーミーなパスタにガーリックと玉ねぎの甘みが加わった逸品
ジェノベーゼをバジルではなくよもぎで作るという斬新なアイデア。通年で収穫できるよもぎは本土でのものとは違い、「西よもぎ」と呼ばれる種類のもので、沖縄のご長寿を支える立役者とも言える万能ハーブなのです。よもぎの風味が苦手……という方でも食べられる、クリーミーな味わいがクセになりますよ。
彩りを添えるエディブルフラワーも自家栽培
ほかにも自家栽培の季節野菜を使ったピッツァや、エディブルフラワー(食べられるお花)をあしらったケーキなど、自家製のこだわりを感じるメニューを楽しめます。
今回ご紹介したカフェやレストランではいずれも地元食材を使用し、現地でも評価の高いところばかりです。腹ごしらえをしたら、再び沖縄観光に出発。それでは良いランチタイムを!