東京の夏の風物詩といえば、さまざまな街で開催される花火大会。そして、花火大会とあわせて楽しみなのがおいしい屋台巡りですよね。
都内の花火大会は混雑することが多く、事前に確認しておかないとスムーズに屋台へたどり着けないことも。
そこで今回は、都内で開催される「花火大会と各会場付近の屋台が出店されるエリア」についてご紹介します。
混雑を避けてゆっくりと花火を鑑賞したい方向けの穴場スポットもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※本記事は過去の開催情報をもとに作成しています。新型コロナウイルスの感染状況をふまえ、2022年は開催中止または開催未定となっている場合があるため、最新情報は各花火大会のHP等から確認または各自治体へお問い合わせください。
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【墨田区】隅田川花火大会|隅田公園・厩橋付近
毎年7月の最終土曜に開催されている「隅田川花火大会」は、第一会場・第二会場から約2万発の花火が打ち上げられる東京三大花火大会のひとつです。
江戸時代に8代将軍徳川吉宗が打ち上げた「両国川開きの花火」を起源とし、日本最古の花火大会として知られています。近年では、100万人近くの来場者を集めて話題になりました。
注目の屋台が集まるのは、「浅草寺」・「両国国技館」・「隅田公園」・「汐入公園」「吾妻橋」付近。なかでも、浅草寺周辺には多くの屋台が出店され、花火と屋台の両方が楽しめる絶好のスポットです。
できるだけ混雑を回避したいという方は、「両国駅」・「曳舟駅」・「蔵前駅」などの周辺で屋台を楽しんだあとに、会場へ移動するプランも検討してみてください。隅田川花火大会
【開催時期】
毎年7月最終土曜日 ※2022年は開催中止
【開催場所】
第一会場:隅田公園/第二会場:厩橋付近
【最寄駅・アクセス方法】
第一会場:東京メトロ・都営地下鉄・東武線・京成線「押上駅」より徒歩16分 / 東武線「東京スカイツリー駅」より徒歩18分 / 東武線「曳舟駅」より17分
第二会場:東京メトロ・都営地下鉄・東武線「浅草駅」より徒歩7分 / 都営地下鉄「蔵前駅」より徒歩7分 / JR「両国駅」より徒歩14分 / JR・都営地下鉄「浅草橋駅」より徒歩15分
◆花火大会の詳細はこちら周辺の予約制駐車場
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【新宿区】神宮外苑花火大会|明治神宮外苑(神宮野球場・秩父宮ラグビー場・神宮第二球場)
1980年(昭和55年)の明治神宮鎮座60周年記念に、打ち上げた花火が始まりとされている「神宮外苑花火大会」は、ライブと花火の両方を楽しめることで有名な花火大会です。
場外で花火を鑑賞する人の姿も多く、約1万発の花火が打ち上げられています。
会場近くにある明治公園は、都心の夜空を鮮やかに彩る花火と屋台巡りが楽しめるため、例年人気のスポットになっています。
また、外苑前駅から神宮球場にかけて続く歩道にも屋台が出店されるので、開催が決定となった際にはぜひチケット情報をチェックしてみてください。神宮外苑花火大会 イメージ
【開催時期】
毎年8月 ※2022年は開催未定
【開催場所】
明治神宮外苑(神宮球場・秩父宮ラグビー場・神宮第二球場)
【最寄駅・アクセス方法】
JR「千駄ヶ谷駅」より徒歩6分 / JR「信濃町駅」より徒歩6分 / JR・都営地下鉄「代々木駅」より徒歩18分 / 東京メトロ「外苑前駅」より徒歩7分 / 東京メトロ「青山一丁目駅」より徒歩7分 / 都営地下鉄「国立競技場駅」より徒歩1分
◆花火大会の詳細はこちら周辺の予約制駐車場
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【江東区】江東花火大会|荒川・砂町水辺公園前
約4,000発の花火が打ち上げられる「江東花火大会」は、比較的ゆったりと鑑賞できる家族連れに人気の花火大会です。1982年(昭和57年)に開催された当初は小規模な花火大会でしたが、地域住民の尽力により、30万人以上の観客でにぎわう一大イベントにまで成長しました。
打ち上げ会場と鑑賞エリアが150m程度と至近距離になっているため、迫力ある音とダイナミックに花開くまばゆい光で臨場感をたっぷりと味わえます。
また屋台船から鑑賞することもでき、水面に映し出された情緒ある花火と美しい夜景のコントラストが楽しめます。
江東花火大会では、河川敷の屋台出店が禁止されていますが、最寄りの「南砂町駅」から会場へ向かう線路沿いに屋台が出店されているほか、駅周辺の商店街などでテイクアウト販売を行っています。江東花火大会 イメージ
【開催時期】
毎年8月第1週の平日 ※2022年は開催中止
【開催場所】
荒川・砂町水辺公園
【最寄駅・アクセス方法】
東京メトロ「南砂町駅」より徒歩16分
◆花火大会の詳細はこちら周辺の予約制駐車場
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【板橋区】いたばし花火大会|荒川南岸(東京都板橋区・都営三田線側)
全国から腕自慢の花火師たちが集結する「いたばし花火大会」は、例年50万人以上の観客でにぎわう花火大会です。夏の夜空に次々と芸術的な花火が打ち上げられ、東京最大とされる大玉「尺五寸玉」や関東最長クラスの「大ナイアガラの滝」など、多彩なプログラムで訪れる観客の目を楽しませています。
1950年(昭和25年)から開催されているこの花火大会では、「戸田硬軟兼用野球場」や「芝生系広場」付近に多くの屋台が出店されます。また「西台駅」から会場へ向かう道沿いにも屋台が並んでいるほか、会場内にも10か所前後の売店があるので、思い思いの屋台メニューを楽しめるのもポイントです。
なお、対岸で同日に開催される「戸田橋花火大会」にもたくさんの屋台が出店されます。いたばし花火大会 イメージ
【開催時期】
毎年8月 ※2022年は開催中止
【開催場所】
荒川南岸(東京都板橋区・都営三田線側)
【最寄駅・アクセス方法】
都営地下鉄「高島平駅」より徒歩32分 / 都営地下鉄「西台駅」より徒歩24分 / 都営地下鉄「蓮根駅」より徒歩23分 / JR「浮間舟渡駅」より徒歩23分
◆花火大会の詳細はこちら- 荒川南岸・河川敷緑地一帯
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- 東京都足立区小台、千住、千住大川町、千住元町、千住桜木
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【江戸川区】江戸川区花火大会|江戸川河川敷(都立篠崎公園先)
1976年(昭和51年)から開催されている「江戸川区花火大会」は、例年約90万人の観客が訪れる人気の花火大会です。趣の異なるプログラムは、8つのテーマで構成されていて、約1万4,000発のバラエティに富んだ花火を観賞できます。
わずか5秒のうちに約1,000発を打ち上げる圧巻のオープニングや、高さおよそ50mにもおよぶ巨大な仕掛け花火など、壮大な光景で訪れた人々を沸かせています。
屋台が出店されているのは「篠崎駅」または「小岩駅」から会場へ向かう道沿いです。江戸川側と比べて、同日に江戸川の対岸で共同開催される「市川市民納涼花火大会」のほうが屋台は充実しているので、お散歩がてら足を延ばしてみるのも楽しそうですね。江戸川区花火大会
【開催時期】
毎年8月第1土曜日 ※2022年は開催中止
【開催場所】
江戸川河川敷(都立篠崎公園先)
【最寄駅・アクセス方法】
都営地下鉄「篠崎駅」より徒歩17分 / JR「小岩駅」より徒歩36分
◆花火大会の詳細はこちら- 都立篠崎公園
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- 東京都江戸川区上篠崎1丁目
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【北区】北区花火会|荒川河川敷・岩淵水門周辺
例年秋に開催されている「北区花火会」は、混雑を避けて花火を鑑賞したい方にぴったりの花火大会です。2012年(平成24年)に開催されて以降、民間団体の協力を中心に成り立つ手作りの大会として親しまれています。
青水門エリアでは、コンサートレベルの音響で花火と音楽のコラボレーションが楽しめ、赤水門エリアではライトアップされた水門と美しい花火が織りなす幻想的な光景を鑑賞できます。
見る場所によって異なる表情を持つ花火大会は5つのテーマで構成され、尺玉やデジタルスターマインなど、約8,888発の打ち上げ花火を堪能できます。
屋台は赤水門エリアがメインとなっていて、大満寺の駐車場にもいくつか出店されています。また大会当日には、近くの商店街でもテイクアウト販売を行っているので、幅広く楽しめるでしょう。北区花火会
【開催時期】
毎年9月〜10月 ※2022年は開催未定
【開催場所】
荒川河川敷・岩淵水門周辺
【最寄駅・アクセス方法】
東京メトロ「赤羽岩淵駅」「志茂駅」より徒歩13分 / JR「赤羽駅」より徒歩20分
◆花火大会の詳細はこちら周辺の予約制駐車場
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【足立区】足立の花火|荒川河川敷(東京メトロ千代田線鉄橋~西新井橋間)
明治時代、千住大橋の落成を祝って打ち上げられた花火を機に誕生したのが「足立の花火」です。100年以上続く伝統ある花火大会は、毎年60万人以上もの観客でにぎわい、約1万3,000発の花火が夜空に次々と美しい花を咲かせます。
ナイアガラやスターマインなど、多彩なプログラム構成も魅力ですが、なかでも連続で打ち上げる“満開のしだれ桜”や名物のナイアガラは圧巻の光景です。
屋台が出店されるのは、北千住駅から打ち上げ会場の荒川河川敷に向かうまでの道のり。大会当日にはテイクアウト販売を行っているお店も多く、多彩なグルメが堪能できるのもポイントです。
混雑を回避して花火を見たい方には、西新井側がおすすめ。千住側で鑑賞するより花火は遠くなりますが、落ち着いてゆったりと鑑賞できますよ。足立の花火
【開催時期】
毎年7月 ※2022年は開催中止
【開催場所】
荒川河川敷(東京メトロ千代田線鉄橋~西新井橋間)
【最寄駅・アクセス方法】
JR・東京メトロ・東武線「北千住駅」より徒歩19分
◆花火大会の詳細はこちら周辺の予約制駐車場
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【八王子市】八王子花火大会(八王子まつり)|スリーボンドスタジアム八王子(富士森公園野球場)
毎年8月に開催される「八王子まつり」の関連行事として開催されるのが、「八王子花火大会」です。約3,500発打ち上げられる花火の見どころは、フィナーレを華やかに演出する仕掛花火。
例年の人出は約8万人と比較的混雑しないものの、打ち上げ会場近くの鑑賞スポットは人気が高く、満席になると入場規制がかかります。閉鎖後は再入場できないので注意しましょう。
屋台は、「富士森公園」周辺と甲州街道を中心に約250店ほど出店されるようです。最寄り駅となる「西八王子駅」周辺には屋台が出店されないので、駅前にあるコンビニをうまく活用しましょう。八王子花火大会(八王子まつり)
【開催時期】
毎年7月 ※2022年「八王子花火大会」は開催未定・「八王子まつり」は開催予定
【開催場所】
スリーボンドスタジアム八王子(富士森公園野球場)
【最寄駅・アクセス方法】
JR「西八王子駅」より徒歩14分
◆花火大会の詳細はこちら周辺の予約制駐車場
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