日本は、お祭り好きな国。ハレの日であるお祭りを楽しみに日々頑張っている!という人も多いのではないでしょうか。
お祭りといったら、お神輿や花火と同じくらい大切なのが、さまざまなグルメや遊びが楽しめる屋台ですよね。しかし、花火大会やお正月など、決まった時期でしか楽しめないものという印象がありませんか?
実は全国各地には、その場所ならではの縁日やお祭りが行われている神社やお寺、商店街がたくさんあるんです。
そこで今回は、東京都内の「屋台が出るお祭り情報」をご紹介。毎月開催している縁日から日本一長いといわれているお祭りまで、お祭り好きを納得させる情報をお届けします!
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【西新井大師】毎月 1・8・11・21・28日|大師前駅
足立区にあるのは、関東三大厄除け大師のひとつである「西新井大師(にしあらいだいし)」。正式名称は「五智山遍照院 總持寺(ごちさんへんじょういん そうじじ)」といい、江戸時代には女性の厄除け祈願所として知られていた寺院です。
創建の由来は、関東で教えを広めていた弘法大師(空海)がこの地を訪れ、十一面観音像と自身の像を彫り、護摩祈願したことだといわれています。
そして、その弘法大師の縁日である21日のほか、毎月 1・8・11・28日がそれぞれ異なる縁日とされており、さまざまな屋台が境内を賑わせます。西新井大師
飲食系の屋台だけでなく、大本堂周辺にはだるまや熊手など縁起物の露店が並ぶことも。また、3〜5月に21日には、たくさんの植木屋さんが軒を連ねる植木市も開催されます。
美味しい屋台グルメはもちろん、植物や縁起物からもパワーをいただいてみてはいかがでしょうか。
【アクセス】東武大師線「大師前駅」より 徒歩約5分 / 日暮里舎人ライナー「西新井大師西駅」より徒歩約20分西新井大師 縁日の様子
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【巣鴨とげぬき地蔵商店街】毎月4・14・24日|巣鴨駅
“おばあちゃんの原宿”というキャッチコピーで有名な巣鴨。病気平癒のご利益があるとされている「巣鴨とげぬき地蔵 高岩寺」をメインとした「巣鴨地蔵通り商店街」には、昔ながらの和菓子屋や食堂、日本一の赤パンツを扱う赤グッズの専門店など、個性豊かなお店が軒を連ねています。
そして、毎月4・14・24日の縁日にはたくさんの屋台が立ち並び、多いときには10万人以上の人で賑わうのだとか。巣鴨とげぬき地蔵商店街
飲食系の屋台はもちろん、蚤の市のように古着や古道具を扱うお店もあり、普通のお祭りとは一味違う雰囲気が味わえます。
キューピー人形専門店や演歌専門のCDショップなど、とにかく個性のとがったお店が目白押し!昔のものやレトロなデザインが好きな方は、丸1日楽しめること間違いなしです。
お祭りの後は、巣鴨駅から徒歩6分程のところにある「東京染井温泉 Sakura」で汗を流すのもいいですね。
【アクセス】JR・都営地下鉄「巣鴨駅」より徒歩約3分巣鴨とげぬき地蔵商店街 縁日の様子
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【高幡不動尊】お不動様の縁日(毎月28日)|高幡不動駅
「高幡不動尊」の愛称で親しまれている「高幡山明王院 金剛寺(たかはたやまみょうおういん こんごうじ)」は、関東三大不動のひとつ。
新選組ゆかりの寺院としても有名で、境内には副長・土方歳三の像があり、新選組にちなんだお土産なども販売されています。
そんな「高幡不動尊」の縁日は、毎月28日。1月の縁日は「初不動」と呼ばれ、150もの屋台が立ち並び、5万人の参詣者で賑わいます。高幡不動尊
境内では飲食系の屋台に加えて、だるま市も開催。ゴロゴロと積み上げられただるまを見れば、目からもパワーをいただけそうです。
そしてまた、夏のアジサイや秋の彼岸花など、花の名所でもあります。せっかくなら、花の見頃もチェックして足を運んでみるのもいいですね。
【アクセス】京王線・多摩都市モノレール「高幡不動駅」より徒歩約5分高幡不動尊 新選組ゆかりのお土産も
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【柴又帝釈天】奇数月の庚申の日|柴又駅
映画『男はつらいよ』シリーズで有名な「題経寺(柴又帝釈天)」。葛飾区の観光名所として人気なこの寺院は、駅前から続く風情ある参道とあわせて見どころ満載です。
「柴又帝釈天」へと続く参道では、奇数月(1月・3月・5月・7月・9月・11月 )の「庚申の日」に開運縁日が開催されます。通常の屋台のほか、だるま市や大道芸のパフォーマンスが行われることも!柴又帝釈天
また、この「庚申の日」には、帝釈天板本尊が常開帳されています。ぜひ帝釈堂に入って、ご本尊の前でお参りしましょう。
映画好きはもちろん、下町やレトロなものが好きな方、東京観光に訪れた方など、さまざまな人に足を運んで欲しい柴又の街。老舗が立ち並ぶ参道の風情もあいまって、映画の世界に入り込んだかのように夢中になって楽しめるはずです。
【アクセス】京成金町線「柴又駅」より徒歩3分 / 北総線「新柴又駅」より徒歩12分柴又帝釈天 参道
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【うえの夏まつり】7月中旬~8月上旬|上野
東京を代表する観光地のひとつである、上野。アメ横や上野動物園など、有名スポットが盛りだくさんな街ですが、例年7月中旬から8月上旬までの間「うえの夏まつり」が開催されます。
夏の約1ヶ月間、さまざまなイベントが断続的に行われ、メインイベントである「うえの夏まつりパレード」のほか、骨董市や灯籠流し、氷の彫刻展示などが楽しめます。うえの夏まつり
祭りが始まる7月中旬頃に開催される「うえの夏まつりパレード」は、岩手盛岡の代表的な芸能であるさんさ踊りを中心に、およそ30もの団体が夕方頃から上野中央通りをさまざまなパフォーマンスを披露しながら行進する催しです。
屋台グルメを楽しみながら、各地の伝統芸能を織り交ぜて披露される「うえの夏まつりパレード」を見れば、東京の夏の過ごし方は完璧。夏休みのお出かけ候補にいかがでしょうか。
【アクセス】JR・東京メトロ「上野駅」より徒歩約5分上野恩賜公園 不忍池
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【芝大神宮 だらだら祭り】9月11日~21日|浜松町駅
港区芝大門にある「芝大神宮」は、縁結びのご利益で有名な神社。三重県の「伊勢神宮」の分社であり、天照大御神(あまてらすおおみかみ)と豊受大御神(とようけおおみかみ)をお祀りしています。
そして、日本一長いお祭りが開催される神社でもあり、9月中旬に行われる「だらだら祭り」は、10日間ほど続く例大祭です。
かつては1日のみだったそうですが、江戸時代に伊勢参りが流行し、江戸で最も名高い分社であった「芝大神宮」にも参拝者が殺到。それに合わせて祭礼期間は徐々に長くなっていったといわれています。芝大神宮
「芝大神宮」の鎮座日とされる9月16日には、大祭祭儀が行われ、屋台やお神輿などが楽しめます。
六本木や表参道など、華やかなイメージのある港区ですが、地域に根付いたお祭りに参加してみるのも良い体験になりそうですね。
【アクセス】都営地下鉄「大門駅」より徒歩約1分 / JR「浜松町駅」より徒歩約5分 / 都営地下鉄「御成門駅」より徒歩約5分芝大神宮
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【東京三大酉の市】11月の酉の日|浅草駅・新宿駅・府中駅
東京の冬のお祭りではずせないのが、11月に開催される「酉の市」。江戸時代から続く「酉の市」は、縁起物を買い商売繁盛と来年の幸福を祈願する伝統的なお祭りです。
地域によっては大酉祭、お酉様、おかめ市などとも呼ばれており、2回お祭りが行われる年と3回の年があります。
そして、“関東三大酉の市”と名高いのが、浅草の「鷲神社(おおとりじんじゃ)」、新宿の「花園神社(はなぞのじんじゃ)」、府中の「大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)」。浅草「鷲神社」
なかでも、最も屋台の数が多い「鷲神社」では、飲食系の屋台や熊手店など800~900店舗が出店します。また、毎年約60万人もの人で賑わう「花園神社」では、見世物小屋が出店することも。
混雑を避けたい方は、比較的落ち着いて楽しめる「大國魂神社」がおすすめです。
【アクセス】
花園神社:東京メトロ「新宿三丁目駅」E2出口から0分 / JR・京王線・小田急線・東京メトロ・都営地下鉄「新宿駅」東口より徒歩約7分
鷲神社:東京メトロ・東武・都営地下鉄「浅草駅」より徒歩約8分 / 東京メトロ「入谷駅」北口3番出口より徒歩約7分
大國魂神社:京王線「府中駅」南口より徒歩約5分/ JR「府中本町駅」より徒歩約5分府中「大國魂神社」
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【鬼子母神堂】毎月8日、18日、28日|鬼子母神前駅
毎月の8日と、18日、28日に縁日が開催されるのが、東京都豊島区雑司が谷にある「法明寺」の「鬼子母神堂」です。子安・子育ての神様として知られている「鬼子母神」を祀ったお堂の境内で毎月3日間の縁日が開かれています。
縁日では、境内に、りんご飴、たこ焼き、焼きそばなどのお祭りメニューや、金魚すくい、射的などの遊べる屋台が並びます。夏には、7月上旬に3日間「夏市」も開催し、子どもから大人まで楽しめる屋台が境内中に並ぶ、昔ながらのにぎやかな縁日が体験できます。
「鬼子母神堂」は東京都の有形文化財にも指定されている建築物でもあります。桜の名所としても知られる境内は、都内ながら緑豊かな過ごしやすい場所。「鬼子母神堂」の縁日は、見どころの多いおすすめイベントです。
【アクセス】
都電荒川線「鬼子母神前駅」より徒歩約2分
JR山手線「池袋駅」より徒歩約15分
JR山手線「目白駅」より徒歩約15分
【公式HP】https://www.kishimojin.jp/event/index.html周辺の予約制駐車場
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【八王子まつり】8月上旬|八王子駅
毎年8月の第一金曜日を初日とする3日間、東京都八王子市で屋台を楽しめるお祭りが「八王子まつり」です。1961年に富士森公園で行われた「市民祭」が始まりの八王子まつり。豪華な山車の運行で有名です。また、山車以外にも神輿、和太鼓、居囃子、八王子芸子の舞、民謡流しなどさまざまなパフォーマンスも楽しめます。
2023年の八王子まつりの開催日は、8/4~6の3日間でした。お祭りに欠かせない露店は甲州街道を中心に12:00~21:00の昼から夜まで営業しています。八王子ソウルフードといわれている「パンカツ」や定番のたこやき、クレープ、かき氷など、約230店もの露店が並ぶ縁日では、お祭りでしか食べられない種類豊富な縁日グルメが楽しめます。
【アクセス】
JR中央線「八王子駅」より徒歩約5分
京王線「京王八王子駅」より徒歩約10分
【公式HP】https://www.hachiojimatsuri.jp/guidance.html -
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【神楽坂まつり】7月下旬|神楽坂駅
新宿区神楽坂にある神楽坂商店街と商店街周辺で開催されるお祭りが「神楽坂まつり」で毎年7月下旬に開催。2023年は7/26~29の4日間でした。「神楽坂まつり」は、前半の「ほおずき市」と後半の「阿波おどり大会」の2部構成になっています。
前半の2日間開催されるほおずき市では、「毘沙門天善國寺」境内で鮮やかなほおずきの鉢植え販売、子ども縁日などが開催されます。後半の部は、神楽坂通りや赤城神社前などで行われる阿波おどり大会がメインです。活気あるお囃子や、次々と繰り広げられる迫力ある踊りを観覧できます。門前には、近隣の飲食店や専門店が出店する屋台が約40店舗並んでいます。神楽坂の人気グルメが手軽に食べられますよ。
【アクセス】
JR中央・総武線「飯田橋駅」より徒歩約2分
東京メトロ東西線・南北線・有楽町線「飯田橋駅」よりすぐ
都営大江戸線「牛込神楽坂駅」より徒歩約2分
【公式HP】https://www.kagurazaka.in/kagurazaka_festival/49thmatsuri/周辺の予約制駐車場