徳島県には、観光スポットが何もないと思っている方が多いかもしれません。しかし実際には、大自然を満喫できる観光名所が数多くあります。この記事では、旅行やビジネスで徳島県を訪れる予定のある方に向けて、子どもから大人まで楽しめるレジャー施設から注目のグルメ、話題のショッピングエリアまで徳島県の魅力を紹介します。
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【北東部/鳴門市】鳴門の渦潮|圧巻の景色を楽しむ!徳島の王道名所
鳴門の渦潮
徳島県と言ったら外せないのが、「鳴門の渦潮(なるとのうずしお)」です。潮の満ち引きと鳴門海峡の地形によって生じる渦の最大直径は約20mで、世界最大級の大きさ。その規模はカナダの「セイモア海峡」やイタリアの「メッシーナ海峡」に並んで世界三大潮流とも言われるほどで、3月下旬から4月下旬には特に大きな渦潮を見ることができます。
そんな渦潮を間近に見たいなら、「水中観潮船アクアエディ」がおすすめ。小型の遊覧船「水中観潮船アクアエディ」で渦潮のすぐ近くまで行き、デッキの上から轟音とともに渦潮を見ることができます。さらに、船内には展望室があるので、海面下約1mの海中から渦潮を観察することもできます。「渦の道」
船に乗るのは船酔いが不安という人には上から見下ろせる「渦の道」もおすすめ。「渦の道」は大鳴門橋の下に設置された450mの遊歩道です。途中4か所には床ガラスが張られていて、海上およそ45mから渦潮が目視で見られます。
「潮見表」を使えば、何時ころに渦潮が大きくなるか分かるので事前に確認しておくと良いでしょう。
【アクセス】
「鳴門駅」から車で約15分/「鳴門北IC」から車で約5分「渦の道」
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【鳴門市】大鳴門橋架橋記念館エディ|子供が楽しめる渦のミュージアム
「大鳴門橋架橋記念館エディ」は、渦と橋をテーマにしたミュージアムです。渦潮で有名な鳴門海峡にある吊橋「大鳴門橋」からほど近い場所に位置するこの施設では、4Kプロジェクターで徳島の豊かな自然や阿波踊りを鮮明に映し出す“4K360°シアターawa”をはじめ、鳴門海峡の渦潮が発生するメカニズムについて学べる“「うず」ってな~に”など、体験型の展示が豊富です。
あたり一面が光に包まれる「Play the Eddy!」は、まるで海の中にいるような感覚が味わえます。壁の海にタッチすると渦潮が現れるなど、デジタル技術が豊富に活用されているのもポイントです。渦のメカニズムや世界各国・日本各地の名橋を紹介するコーナーもあるので、子どもだけでなく、大人も楽しく学べます。
海上の遊歩道「渦の道」から徒歩約3分で移動できるので、ぜひ、立ち寄ってみてくださいね。
【アクセス】
JR鳴門線「鳴門駅」から車で約17分/神戸淡路鳴門自動車道「鳴門北IC」から車で約19分
徳島バス「鳴門駅」バス停から乗車「鳴門公園」バス停で下車、徒歩約5分- 大鳴門橋架橋記念館エディ
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3.5
64件の口コミ -
- 徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池 鳴門公園内
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- 0886871330
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- 9:00-17:00(最終入館16:30)※…
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【サイトURL】https://www.uzunomichi.jp/eddy/
【Twitter】https://twitter.com/uzunomichi
すべて表示渦の道・大鳴門橋架橋記念館エディ 入館券 (徳島)
¥410
更新日:2024/04/25
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【北東部/鳴門市】大塚国際美術館|世界の名画を堪能できる美術館
写真提供:大塚国際美術館
ゆっくりと徳島観光を楽しみたいなら、「大塚国際美術館」がおすすめ。館内の鑑賞ルートはおよそ4kmで、半日ほどかけてじっくりと鑑賞することができます。
大塚製薬グループが1998年に事業として開館した「大塚国際美術館」には、西洋名画およそ1000点が精密に再現して展示されています。展示品は特殊な技術によって名画を複製したレプリカですが、原寸で焼き付けているので本物と全く同じ雰囲気が味わえます。写真提供:大塚国際美術館
写真提供:大塚国際美術館
モネの『睡蓮』、レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』、『モナ・リザ』、ゴッホの『ひまわり』などの名画がたくさん飾られているので、西洋絵画に詳しくない人でも楽しむことができるでしょう。
当日券の入館料は一般が3,300円(税込)、大学生が2,200円(税込)、小中学生が550円(税込)です。お得な前売り券もあります。
【アクセス】
「鳴門北IC」から車で約3分屋外展示されたモネの「大睡蓮」写真提供:大塚国際美術館
- 大塚国際美術館
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4.5
992件の口コミ -
- 徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
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- 0886873737
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- 9:30-17:00(入館券の販売は16:…
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【サイトURL】https://o-museum.or.jp/
【Instagram】https://www.instagram.com/otsukamuseum/
すべて表示大塚国際美術館 入館チケット (徳島)
¥3,160
更新日:2024/04/25
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【鳴門市】大麻比古神社|神社でエネルギー補給!徳島屈指のパワースポット
「大麻比古神社」
神社や歴史のあるスポット巡りなら、「大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ)」もチェックしてみてはいかがでしょうか。
徳島県民からは「おおあささん」とか「おおあさはん」と呼ばれ親しまれているこちらの神社。「大麻比古神社」は<大麻比古大神(おおあさひこおおみかみ)>と<猿田彦大神(さるたひこおおみかみ)>を御祭神としており、厄除、交通安全、方除(ほうよけ)の祈願もしてくれると人気のスポットです。「大麻比古神社」
御神木は樹齢1000年とも言われる大きな楠で、鳴門市の文化財にも指定されています。その他にも石垣でできたアーチ状のドイツ橋など、境内には見どころがたくさんありますよ。
【アクセス】
JR高徳線「板東駅」から徒歩で約20分
藍住ICから車で15分、板野ICから車で10分、鳴門ICから車で20分- 阿波一宮 大麻比古神社
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4.5
82件の口コミ -
- 徳島県鳴門市大麻町板東字広塚13
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- 0886891212
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- 【開門時間】[3-11月]6:00-17:…
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- 【サイトURL】https://www.ooasahikojinja.jp/
すべて表示周辺の予約制駐車場
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05
【三好市】祖谷のかずら橋|秘境で味わうスリル満点のかずら橋
祖谷のかずら橋
自然の中でマイナスイオンを感じたいなら、「祖谷(いや)のかずら橋」がおすすめ。こちらの吊り橋は、この辺りにも自生するシラクチカズラを編んで作られた橋です。
祖谷自体が日本三大秘境の一つにも数えられており、秘境と言えばここ、と言われるくらい知名度の高いスポットです。ゆらゆらと揺れる橋を歩く体験は、スリル満点!祖谷のかずら橋
もともとは弘法大師がこの近辺の住民の為に作ったという説や、落人の平家が追手から逃れるためにすぐに切り落とせるように作ったという諸説が残されています。
料金は大人が550円、小人が350円です。夜間19時~21時30分にかけてはライトアップが行われ、昼間よりもいっそう美しい光景が楽しめます。ただし夜は橋を渡ることはできないのでご注意下さい。
【アクセス】
「井川池田IC」から車で約1時間祖谷のかずら橋
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【徳島駅周辺】徳島ラーメン|3系統のスープを食べ比べ!地元民に愛されるラーメン
徳島にも地元民に愛されるラーメンがあります。それが「徳島ラーメン」です。もとは「中華そば」・「支那そば」と呼ばれていたものが、全国的に知られるようになり「徳島ラーメン」となったんだそう。
茶系・白系・黄系の3系統があり、白系はとんこつの白に薄口醤油や白醤油で味付け、茶系もとんこつですが、濃口醤油を使用することでスープが黒色に近づきます。黄色系は鶏ガラや野菜でだしを取って薄口醤油で味付けしたものです。支那そば 王王軒 本店
なかでも「徳島ラーメン」の名店として名高いのが、徳島県板野郡藍住町にある「支那そば 王王軒 本店」です。豚骨と鶏ガラを独自の比率で長時間煮込んだ濃厚スープと、ストレートな中細麺でいただく味は「徳島ラーメン」の極致といってもいいでしょう。
その他、徳島駅周辺にも「徳島ラーメン」のお店がたくさんあるので、ぜひ一度味わって見てくださいね。
【アクセス】
「藍住IC」から車で約5分/「板野IC」から車で約10分支那そば 王王軒 本店
- 王王軒
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4.0
47件の口コミ -
- 徳島県板野郡藍住町徳命牛ノ瀬446-15
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- 0886930393
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- 11:00-20:00(売切次第終了)
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【サイトURL】https://wanwanken.com/
【Instagram】https://www.instagram.com/wanwankenhonten/
すべて表示 -
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【勝浦郡上勝町】樫原の棚田|全国棚田百選に選ばれた美しい景観
樫原の棚田
徳島県の上勝町には棚田が多く存在し、昔懐かしい風景が広がっています。そのなかでも特に美しいのが、日本の棚田百選にも選ばれたこともある「樫原の棚田(かたぎはらのたなだ)」です。
棚田と農村景観の調和、復元された水車小屋、あぜの曲線美や田畑の小さな面積などが評価され、百選に選出されたのだそう。
江戸時代後期にあたる1815年にこの土地を描いた『樫原村分間絵図』と現在の様子を比較し、水田や道の位置がほとんど変わっていないことが分かっています。まるで200年以上もの時を超え、タイムスリップしたかのような景色を堪能することができますよ。
【アクセス】
「徳島IC」から車で約1時間30分、JR徳島駅より車で約80分 -
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【那賀郡那賀町】大轟の滝|四季折々の表情を見せる癒しの滝
大轟の滝
193号道路からふらっと立ち寄りたいのが、地元の方が水場としても利用しているという「大轟の滝(おおとどろのたき)」。滝の落差はおよそ20mで、3段に渡って水が流れ落ちる様は迫力があります。
「大轟の滝」は、四季によってさまざまな顔を見せてくれるのも人気の理由。5月頃は新緑の山の中を流れ落ちる滝、秋頃は紅葉と一体化した滝を見ることができます。
【アクセス】
「桑野駅」から車で約1時間10分 -
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【三好市】剣山 | 日本の百名山で楽しむ!満天の星空
徳島県の山と言えば、日本百名山にも数えられている標高約1955mの「剣山(つるぎさん)」。西日本では「石鎚山」に続いて2番目の高さを誇ります。
おすすめのコースは、「見ノ越」の無料駐車場からのスタート。「見ノ越駅」(標高約1420m)から「西島駅」(標高約1750m)まではリフトが出ており、そこから山頂を目指すことができます。リフトの料金は以下のようになっています。
【往復】大人:1,900円、小人:900円
【片道】大人:1,050円、小人:520円
リフトから降りると残りの山頂までは300m程度なので、無理なくハイキングで登れます。途中の道では「大劔神社」「御神水(おしきみず)」などの見所がありますのでチェックしておきましょう。「剣山」には四季折々の顔があり、夏の高山植物、秋の紅葉、冬の雲海など、時期を変えて何度も登りたい名山です。また頂上付近には「剣山頂上ヒュッテ」という宿泊施設があり、宿泊以外でもお食事処を利用することができます。
「剣山」では、晴れていれば夕焼けが始まるころから神秘的な空の移ろいが見られるだけでなく、夜にはまるで降り注ぐような満点の星を眺めることができますよ。なお、冬季はリフトやヒュッテは休業となります。
【アクセス】
「美馬IC」から車で約1時間30分 -
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【徳島市】阿波おどり会館|阿波おどりを毎日上演
約400年の歴史があり、日本三大盆踊りのひとつにも数えられる阿波踊り。徳島と言えば阿波踊りというほど有名ですが、「阿波おどり会館」では通常お盆の期間しか開催されない阿波踊りを、いつでも観覧できます。
阿波踊りは2階のホールで、昼に3回、夜に1回開催されており、公演の中では観客も一緒に踊れる「体験コーナー」もあります。また館内には阿波踊りの歴史が学べるミュージアムや、観光案内所、徳島の工芸品や特産品を販売する「あるでよ徳島」などもあり、観光がてらぶらりと立ち寄るのもおすすめです。
5階には眉山ロープウェイ山麓駅もあり、交通のアクセスも便利。普段はなかなか阿波踊りに足を運べない人も、この機会に間近で見てみてはいかがでしょうか。
※館内施設や公演などは工事や天気などにより変更・休業する場合があります。また、休館日もありますので、詳しくはホームページやお電話でご確認ください。
【アクセス】
JR高徳線・徳島線・牟岐線・鳴門線「徳島駅」より徒歩約10分- 阿波おどり会館
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4.0
411件の口コミ -
- 徳島県徳島市新町橋2-20
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- 0886111611
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- 9:00-21:00
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【サイトURL】https://www.awaodori-kaikan.jp/
【Twitter】https://twitter.com/awaodorimus
すべて表示周辺の予約制駐車場
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11
【板野郡藍住町】藍住町歴史館 藍の館|藍染体験にチャレンジ
蓼藍(たであい)という植物を使った、深みのある青色が印象的な藍染めは、徳島を代表する伝統工芸です。そんな徳島の藍染の歴史や魅力に触れたいなら、外せないスポットが「藍住町歴史館 藍の館」。
趣のある建物は、昔の藍商人のお屋敷で、今は徳島県の有形文化財にも指定されています。館内では、藍の栽培や加工に使われる道具、製造工程を再現した紙人形などが展示されており、藍染めについて理解が深められますよ。
また、ハンカチやハンドタオルなどの藍染体験ができるのも魅力です。世界にひとつだけしかない藍染小物は、旅のいい記念になりそうですね。
【アクセス】
JR高徳線「勝瑞駅」より車で約10分
JR高徳線・徳島線・牟岐線・鳴門線「徳島駅」より徳島バス鍛冶屋原線に乗り換え、「奥野」バス停下車、徒歩約10分- 藍住町歴史館藍の館
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4.0
30件の口コミ -
- 徳島県板野郡藍住町徳命前須西172
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- 0886926317
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- 9:00-17:00※藍染体験の受付時…
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【サイトURL】https://ainoyakata.jp/
【Instagram】https://www.instagram.com/ainoyakata/
すべて表示 -
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【鳴門市】鳴門市ドイツ館|アジアで最初に交響曲第九番を演奏
「鳴門市ドイツ館」は元々、大正時代に日本軍の捕虜となったドイツ兵を収容していた場所でした。ここでは当時としては珍しく、捕虜の自主的な活動が認められていました。中でも音楽活動は盛んで、アジアで初めてベートーベンの第九が全楽章演奏されたことは有名です。
現在はドイツと日本の友好の象徴として、当時のドイツ兵の活動や収容所の全貌が分かる資料が展示されています。また第九のエピソードを映像やロボットで紹介する「第九シアター」もみどころのひとつです。
館内にはホールもあり、コンサートやクリスマスマーケットも開催されています。さらに、ミュージアムショップにはドイツ館のオリジナルグッズやドイツのお菓子、雑貨なども販売されているので、ドイツ好きの人にはおすすめです。
【アクセス】
JR高徳線「板東駅」より徒歩約25分
JR鳴門線「鳴門駅」より徳島バス鳴門大麻線に乗り換え、「ドイツ館」バス停下車、すぐ
高松自動車道「板野IC」より車で約10 分
徳島自動車道「藍住IC」より車で約15 分- 鳴門市ドイツ館
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4.0
77件の口コミ -
- 徳島県鳴門市大麻町桧字東山田55-2
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- 0886890099
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- 9:30-17:00(最終受付16:30)
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【サイトURL】https://doitsukan.com/
【Instagram】https://www.instagram.com/narutoshi_doitsukan/
すべて表示周辺の予約制駐車場
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【徳島市】弁天山|日本で一番低い山
徳島県には、西日本で2番目の高さを誇る剣山があります。一方、日本でもっとも低い山として国土地理院の地形図にも記載されている「弁天山」があることでも知られています。天然自然では日本一低い山「弁天山」は、室町時代、もともと海だった土地の海水が引いて湿地となり、水田開発が進んだのちに現在の様子になったのだそう。
標高は6.1m。頂上には厳島神社(弁財天)があり登山証明書も頒布されます(有料)。桜まつりや頂上結婚式が催されるなど、地域の人々に愛されると同時に、年間1万を超える人々が足を運ぶ人気スポットです。幅広い世代の方が訪れている「弁天山」で、ぜひ登山を楽しんでみてはいかがでしょうか。
【アクセス】
JR牟岐線「地蔵橋駅」から車で約4分/徒歩約13分
JR各線「徳島駅」から徳島バス(渋野線)乗車「方ノ上小前」バス停で下車、徒歩約6分 -
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【三好市山城町】大歩危・小歩危|吉野川が生んだ約8kmに渡る絶景の渓谷!
国の名勝に指定されている「大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)」は、約8kmに渡る渓谷です。四国山地を横切る激流の吉野川によってつくられた絶景が、多くの観光客を魅了しています。大股で歩いても小股で歩いても危険な崖が続くことから「大歩危・小歩危」と名付けられたと言われています。
迫力のある断崖と渓谷美を満喫できる「大歩危峡観光遊覧船」の所要時間は往復約30分。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬には雪景色と四季折々の表情を見せてくれます。また、ラフティング世界選手権のコースになるほどの激流スポットとしても知られていて、キャニオニングなどの自然を楽しむアクティビティが充実しているのも魅力です。
大歩危の下流にあたる約3kmの小歩危エリアは、大歩危より規模は小さいですが、奇岩怪石の美しさは大歩危に劣らない魅力があります。
【アクセス】
・大歩危峡観光遊覧船「大歩危峡まんなか」まで
JR土讃線「大歩危駅」から車で約3分
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