銀座のアンテナショップ巡りでおすすめのお店が「銀座NAGANO」です。長野のアンテナショップといっても、その魅力はご当地グルメや名産品の販売だけではありません。常設のバルカウンターや、ソムリエが選んだワイン・日本酒など、“少し大人のアンテナショップ”という雰囲気で、朝から人が絶えない人気店なのです。長野のご当地パン「牛乳パン」や、定番郷土料理「おやき」は要チェック!ほかにも、軽井沢の人気スーパー「ツルヤ」とのコラボイベントや、季節限定の特集コーナーなど、東京にいながら長野の四季を感じられるスポットになっています。この記事では、そんな「銀座NAGANO」のおすすめを徹底紹介します!
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「銀座NAGANO」の場所
東京と信州をつなぐ長野県の首都圏情報発信拠点として、銀座に誕生した「銀座NAGANO」。銀座5丁目すずらん通りに面した場所にあり、近くには有名ブランド店や銀座三越などが並びます。開店直後からお客さんが絶えない人気ぶりです。
「銀座NAGANO」の様々な取り組みは、「地方都市が大都市における魅力発信」の成功事例として、世界から高く評価されています。物販だけではなく、おしゃれなバルカウンターも併設するなど、工夫を凝らした店内は魅力が満載。最近は20~30代の女性のお客さんが多く訪れるようになったそう。おうち時間で地方の上質な食材を楽しみたい、という方が増えているのかもしれませんね。「銀座NAGANO」
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見つけた!編集部のおすすめはコレ
1階の物販フロア、店員さんの元気な声が響く店内には、長野の名産品がずらりと並びます。編集部がみつけた「銀座NAGANO」のおすすめや魅力をご紹介します!
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ねらい目は午前中!人気No.1商品―「牛乳パン」
「銀座NAGANO」の人気No.1商品といえば、「牛乳パン」。ふんわり厚い生地のパンに、たっぷりのクリームがサンドされているパンを「牛乳パン」と呼びます。長野を代表するご当地パンです。
「銀座NAGANO」で販売している「牛乳パン」は、曜日で仕入れメーカーが変わります。取材当日は、佐久市「塩川ベーカリー」のミルクパン(通称:牛乳パン)とアン&バターが店頭に並んでいました。地域の小中学校の給食パンも製造している「塩川ベーカリー」のパンは、昔ながらの素朴で懐かしい味。ミルクパンは甘さ控えめのクリームがたっぷりサンドされていて、ボリュームたっぷり。バターがこれでもか!と出てくるアン&バターも、ミルクパンに劣らない人気であっという間に完売していました。
他の曜日では、レトロなパッケージが人気の「小林製菓舗」や、「モンパルノ」など、長野県内で牛乳パンを販売しているメーカーが続々と登場します。
最新の牛乳パンの販売予定は、公式サイトでチェックできます。
https://www.ginza-nagano.jp/「ミルクパン」290円(税抜)、「アン&バター」290円(税抜)
クリームがたっぷりのふわふわ生地
牛乳パンのコーナー 平日でも午前中で売り切れてしまう人気です
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1階バルカウンターの長野グルメ ―季節限定「パルフェ」
1階の物販フロアにあるバルカウンターは、「銀座NAGANO」オリジナルのコーナーです。ワイン・日本酒の飲み比べや、長野のグルメを常時体験することができます。夏は長野から直送する南アルプスの深層天然氷を使った「かき氷」が大人気。口の中で一瞬で溶けるまろやかさが話題です。そして、秋からは大粒のシャインマスカットや栗を使用した贅沢なパルフェが続々と登場しています。
銀座NAGANO史上最も贅沢なパルフェ「小布施栗のプチパルフェ」の中は、純栗ペースト、栗羊羹、メレンゲ、バターケーキ、クラッカー、くわの実ジャムがたっぷり。上に乗っている小布施の“ひとつぶ栗”の甘露煮は大きくて存在感が抜群。栗好きにはたまらないこっくりとした味わいのプチパルフェです。バルカウンターで販売している「信州すずらんソフトクリーム」も入っているので、このパルフェを食べるだけで、色々なご当地食材を味わえてお得!(販売期間:11月6日(金)~30日(月))「小布施栗のプチパルフェ」1,200円(税込)
「小布施栗のプチパルフェ」の中に使われている商品たち
初秋限定「マスカットのプチパルフェ」1,000円(税込) ※現在は販売終了しています
1階 バルカウンター
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実はソムリエもいます―「ワイン」や「日本酒」
お酒の種類も多い「銀座NAGANO」です。この豊富なラインナップの裏には、ワインのソムリエや、日本酒の利き酒師がいることをご存じでしょうか。商品の種類が豊富なので、迷ってしまったら店員さんに一声かけてみましょう!
シードル
最近女性を中心に人気がでているりんごのお酒「シードル」の特設コーナーには、素敵なストーリーをもつ醸造所のシードルが勢ぞろい。さすが“シードルブランド数日本一”の長野ならでは種類の多さです。ブランドによって、使っているりんごの種類や収穫時期が違うので、それぞれが個性豊かな味。オシャレなデザインも目を惹きますよね。
飯綱町の廃校を利用したシードル醸造所「林檎学校醸造所」は、2020年8月収穫の夏りんごを使用した「夏の思い出2020」を販売開始。青春時代の甘酸っぱい思い出を表現したさっぱりとした味わいです。ほかにも、学級シードルシリーズとして、1組~5組と名前をつけた特徴的なシードルも販売しています。「林檎学校醸造所」学級シリーズ
シードル特集コーナー
日本酒とワイン
店内で販売されているお酒の中で、「長野県原産地呼称管理制度」と赤い色でマークされている商品を見かけます。これは、「長野県で生産・製造されたもの」と自信をもってアピールできる、と認定された商品のみ掲げることのできる公式マークです。
日本各地の自社管理畑でぶどうを栽培している「シャトー・メルシャン」は、長野県内で“椀子ワイナリー”と“桔梗ヶ原ワイナリー”を近年オープン。長野の風土を生かした理想のぶどう栽培が生む、最高のワインを提供しています。少し高価ですが、フルボディの芳醇さは群を抜いています。「長野県原産地呼称管理制度」の赤いマーク
「椀子オムニス2016」 15,010円(税込)
日本酒も全て利き酒師が選んだこだわりのラインナップ。現地の酒造まで足を運ぶこともあるとか
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クラフトビール
「YONAYONA ALE(よなよなエール))」などで日本のクラフトビール市場を牽引してきた軽井沢町の「ヤッホーブルーイング」をはじめ、長野には20近くのクラフトビール醸造所があります。それぞれが個性的、且つ実力派のクラフトビールばかりです。
イノシシにそっくりな野生ブタのイラストが印象的なペッカリービールは、オーガニック農園から生まれた醸造所。目を惹く赤色のラベル「フィオナ・ハニーペールエール」は、上伊那産のハチミツを使い、ほんのり甘く華やかな風味が広がるペッカリービールの定番です。デザインも目を惹くクラフトビール
ペッカリービール「フィオナ・ハニー・ペールエール」500円(税抜)
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変わり種の味も!長野の名物郷土料理―「おやき」
長野といえば「おやき」を思い浮かべる人も多いはず。主に長野の北部で食べられている郷土料理です。中に入れる具材はアレンジ自在。おやきには「揚げ・焼き・蒸し」の3つの製法があり、お好みを選ぶことができます。(一番ポピュラーなのは「蒸し」)
「銀座NAGANO」では、定番の味から変わり種まで、たくさんの種類の「おやき」を販売しています。「野沢菜」はシャキシャキとした食感が残り、ごま油の風味が食欲を掻き立てる味。少しジャンク感があり、お腹にたまる「じゃがいもコーン」も、最近若者に人気が出ているそうです。
家に持ち帰ってからは冷凍保存。レンジで2~3分温めればすぐに食べることもできますよ。手間がかからないので、朝食などにもおすすめです!「じゃがいもコーン」180円(税抜)、「野沢菜」180円(税抜)
中にはぎっしり具が入っています
かぼちゃ、りんご、あずきなど種類が豊富
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テイクアウト可!軽井沢発のコーヒー―「丸山珈琲」
コーヒー好きなら誰もが知っている「丸山珈琲」は軽井沢発のスペシャリティコーヒーです。都内にいくつか店舗がありますが、もちろん「銀座NAGANO」でも購入することができます。買い物の途中に立ち寄って、コーヒーを飲みながら休憩するのもおすすめ。ランチの帰りに寄って、ここで買ったコーヒーを片手にオフィスへ戻るという方もいるとか。コーヒーバッグやカフェラテベースなども販売しています。
注文後に一杯一杯丁寧に淹れてくれます
GINAZA de NAGANOブレンド【深煎り】 1杯400円(税込)
丸山珈琲「カフェラテベース」
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そのほかのおすすめ商品を一挙紹介
まだまだある「銀座NAGANO」のおすすめ商品。ここからはいくつかの人気商品をピックアップしてご紹介!見ればみるほど、気になる商品ばかりの「銀座NAGANO」。気になる商品がある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
ロゴが可愛い「オブセ牛乳」のグッズ
思わずパケ買いしてしまいそうな「オブセ牛乳」。地元に愛される牛乳屋さんとして、半世紀以上前から80℃15分間殺菌にこだわる製造をしています。実は様々なグッズが販売されています。印象的な赤ちゃんのロゴマークは、創業当初からずっと使われているもの。今となってはレトロな可愛さで、人気の理由の一つです。
ちょっとした買いものに便利なミニトートバッグは使い勝手が抜群。お弁当バッグにもぴったりです。マチが広い大きめのトートバッグ(※写真右側)は、昔牛乳配達に使われていたものだそう。マグカップやガラスコップもとても可愛いので、ぜひチェックしてみてください。オブセ牛乳のグッズたち
ガラスコップ 一番人気は右のお椀型
生産量日本一!「はちみつ」
長野県は、はちみつ生産量・養蜂家ともに日本一のまさに「はちみつ王国」。雄大な自然の中で採れたはちみつは、味・色・風味など全て異なります。チューブ型の人気商品「なごみつ」や、シンプルな瓶に入った「TEOL」は、可愛らしくオシャレな見た目からキッチンに置いておくだけで気分があがるアイテム。はちみつは値段やサイズも幅広く取り扱っているので、用途にあわせてお好みを選べます。希少な“日本みつばち”のハチミツも販売していますよ。「なごみつ」(百花みつ・りんご・あかしあ)各2,090円(税抜)
「TEOL」洗練されたデザインのパッケージ
毎日届く新鮮野菜や旬のフルーツ
店内入り口には、毎朝長野各地から届く新鮮な野菜たちが並びます。「軽井沢ばあば新鮮野菜」は、スーパーなどではあまりみかけないオシャレな野菜たちがパックに詰め合わせされたもので530円(税抜)。すでに洗ってあるので、そのままサラダなどにして食べることができます!カラフルなトマトや根野菜で、食卓の彩が豊かに。これがあるだけで、いつもとは違う食事になること間違いなしです。ホームパーティーや女子会で盛り上がりそう。店頭の新鮮野菜コーナー
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「軽井沢ばあば新鮮野菜」530円(税抜)
売れてます!ばら売りの信州お菓子たち
信州銘菓のバラ売りは、人気商品のひとつ。一個から買えるので、その手軽さが嬉しいですね。人気No.1の「くるみやまびこ」は、くるみとキャラメルがぎゅっと詰まった上品なお菓子。ほかにも、りんごの果実煮をバウムクーヘンのような生地でサンドした「りんご小径」も人気です。紅茶との相性は抜群で、手土産にしても喜ばれること間違いなし。ほのかに香るラム酒がクセになります。
豊富な種類のお菓子を販売していますが、りんご、くるみ、栗など長野の名産を使ったお菓子が多いです。りんごやくるみのお菓子がラインナップ
「りんご小径」200円(税抜)
たくさんの種類のバラ売りお菓子
長野風のちゃんちゃんこ!意外と人気「なぎそねこ」
冬の人気商品といえば、「なぎそねこ」。袖がない“ちゃんちゃんこ”です。長野のお母さんたちが、手仕事をしながら防寒できるようにと袖がない形になったそう。見た目よりも保温性に優れていて、背中や腰がじんわり暖かいのです。そして、とても軽いので長時間着ていても辛くない。寒い日にコートの中に着ている人もいるそうです。まさに、雪国が生んだ実用性抜群の防寒具ですね。着ていることを忘れそうなほど軽いです
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カラフルな柄がたくさん
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食べものだけじゃない!観光案内やイベントも
2階フロアには観光インフォメーションコーナーがあり、専門のスタッフの方が長野の旅の相談にのってくれます。観光パンフレットもたくさん置いているので、丸山珈琲を片手に旅行プランを練るのもおすすめです。
そして、同じく2階にある広いイベントスペースにはオープンキッチンが併設。長野の暮らしや自然、文化、食など幅広い分野のセミナーが行われています。長野にゆかりがある人も、そうでない人も、好奇心をくすぐられるイベントばかりです。
※最新のイベント開催情報は公式サイトから確認できます。
https://www.ginza-nagano.jp/
4階フロアは、長野へ移住やUIターン、就職を考えている方向けの相談コーナー。たくさんの情報をもったスタッフがワンストップでサポートします。長野を知り尽くしたスタッフが親身に話を聞いてくれますよ。
※現在、移住・就職相談については、新型コロナウイルス感染予防の観点から事前予約制となっています。また、オンラインでの相談も受付中です。
詳細は公式サイトをご確認ください。
https://www.ginza-nagano.jp/2階 観光インフォメーションコーナー
2階 イベントスペース
4階 移住交流・就職相談コーナー
フロアごとに色んな要素を持ち合わせた「銀座NAGANO」。スタッフの皆さんの知識が豊富で、思わず話し込んでしまいます。気になることがあったら、ぜひ聞いてみてください溢れんばかりの長野愛で、色々なことを教えてくれると思いますよ。
東京のど真ん中銀座で、少し大人な長野体験をしてみてはいかがでしょうか。