明治維新の舞台の一つ下関市・長府。吉田松陰と並び、時代を動かした立役者として知られる幕末志士・高杉晋作ゆかりの地でもあります。由緒ある古刹、歴史資料、遺品に墓所、SNS映えカフェ、そして新銘菓まで晋作づくしでお届け。当時の歴史に思いを馳せながら歩いてみましょう。

  • 01

    【古刹】知られざる維新の舞台!歴史的お寺から散策開始

    下関ICから国道2号線へ車を走らせ約13分の場所にある長府。明治維新ファンならば聖地として押さえておきたいエリアです。まずは長府城下町の一角に位置する「功山寺」から巡礼スタート。こちらは幕末に晋作が長州藩を倒幕へ動かすため、伊藤博文らとともにクーデターを起こし維新を加速させた歴史的なお寺。総門をくぐり、木々に囲まれた石畳の参道を歩くと空気が一変し、厳かな雰囲気が感じられます。

    参道から見上げる山門は下関市指定文化財

    参道から見上げる山門は下関市指定文化財

    鎌倉時代に創建された由緒あるお寺の境内には、高い台座の上に馬に乗った青年の像が建っています。こちらは晋作がクーデター(回天義挙)した際の様子を銅像にしたもの。近くには説明文の記載された看板があり、初めて訪れた人でもここで何が起きたかを学ぶことができます。

    高杉晋作回天義挙銅像

    高杉晋作回天義挙銅像

    功山寺
    rating

    4.0

    86件の口コミ
    place
    山口県下関市長府川端1-2-3
    phone
    0832450258
    opening-hour
    9:00-17:00
  • 02

    【カフェ】長府城下町の隠れ家喫茶で一息!晋作&龍馬ラテアート

    功山寺から徒歩で約1分、おしゃれな看板を発見し吸い込まれるようにお店の中へ。扉を開けると…そこはまるでおとぎの国のような世界観のアンティークショップ。ヴィンテージ物の時計や食器がずらりと並び、店内の奥にはレトロな雰囲気が漂う喫茶室が。ソファー席やテーブル席のほか、テラス席もあり、モダンな空間を楽しむなら店内で、城下町の風情を味わいたいならテラスで過ごすのがおすすめです。

    蔦の壁にアイアンのカフェサインがおしゃれ

    蔦の壁にアイアンのカフェサインがおしゃれ

    不思議な世界へ誘うような入口。モダンな大人の空間も魅力的

    不思議な世界へ誘うような入口。モダンな大人の空間も魅力的

    喫茶室で注文してほしいのが歴女も萌える「晋作」と「龍馬」の似顔絵ラテアート。SNS映え必至!長府城下町にちなんだオリジナルメニューです。アメリカの食器ブランド「ファイヤーキング」のヴィンテージカップで提供してくれるのがこの店のこだわり。ラテのお供には人気No.1メニューの焼きバナナをぜひ。甘いラテとスイーツが散策の疲れを癒してくれます。

    福岡県星野村の高級抹茶を贅沢に使った抹茶ラテ各580円(税別)、焼きバナナ620円(税別)

    福岡県星野村の高級抹茶を贅沢に使った抹茶ラテ各580円(税別)、焼きバナナ620円(税別)

    Antiques&Oldies
    rating

    4.5

    7件の口コミ
    place
    山口県下関市長府川端2-3-22
    phone
    0832505297
    no image
  • 03

    【記念館】晋作の遺品や資料を見学!

    長府城下町を散策したら車を約35分走らせ、晋作の墓所がある東行庵へ向かいます。「晋作をもっと知りたい!」という方は併設する東行記念館へどうぞ。記念館には、高杉家から寄贈された遺品をはじめ、晋作や奇兵隊、吉田地区に関する資料が数多く所蔵されています。また、2階の展示室では年4回程度、常設企画展を開催しています。入館料は300円(一般)とお手軽価格♪展示は毎回テーマを設定して企画・構成されているので、訪れるたびに新しい資料に出会えますよ。

    階段の踊り場にかけられている2枚の晋作タペストリー

    階段の踊り場にかけられている2枚の晋作タペストリー

    晋作直筆の奇兵隊戦況報告書(下関市立東行記念館蔵)

    晋作直筆の奇兵隊戦況報告書(下関市立東行記念館蔵)

    高杉晋作といえば…そう「詩」と「三味線」。漫画や大河ドラマで見たことのある三味線の弾き語り姿。愛用の三味線(本物です)を展示することもあるそうです。足を運ぶ際は事前に企画展の内容を調べておくのがベスト。また、晋作が詠った有名な「おもしろき こともなき世に おもしろく」は、東行記念館前の歌碑に刻まれているので、こちらも要チェックです!

    道中三味線(下関市立東行記念館蔵)

    道中三味線(下関市立東行記念館蔵)

    御朱印集めをしている人は御朱印帳の準備をしていきましょう。「高杉晋作墓所」と書かれた御朱印はインパクト大ですね。記念館1階の受付で書いてもらえます。ほかに、晋作モチーフの御朱印帳の販売や手ぬぐい、写真入りフリーカップなど記念館限定お土産グッズも豊富。ここでしか手に入らないものばかりなので、買いそびれのないように!

    御朱印料金は300円

    御朱印料金は300円

    ■下関市立東行記念館
    【開館時間】9:30~17:00(入館は16:30まで)
    【閉館日】毎週月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日
    【アクセス】下関ICから車で約35分
    小月(おづき)駅からバスで約14分「東行庵入口」下車、徒歩5分

  • 04

    【史跡】巡礼の締めくくりは国指定の史跡・晋作の墓所へ

    巡礼のクライマックスに相応しいスポットが「東行庵」。東行庵は晋作の霊位礼拝堂(通常非公開)として明治17年(1884)に創建された菩提寺で、近くには奇兵隊本陣があり、遺言によりこの地に晋作の亡骸が土葬され墓が作られました。晋作のお墓は国指定の史跡。周囲には共に戦った奇兵隊と諸隊士のお墓もあり、厳粛な雰囲気に包まれています。

    「東行」は、高杉晋作の号。墓石には「東行墓」と彫られている

    「東行」は、高杉晋作の号。墓石には「東行墓」と彫られている

    記念館やお墓のほかにも晋作像や顕彰碑、著名人の文学碑などがいたるところに点在しています。また、山口・岡山・広島3県の24霊場の内「山陽花の寺二十四か寺」の第8番札所で「花の寺」としても親しまれているスポット。春は梅や桜、初夏にハナショウブとアジサイ、花ハス、秋は紅葉、冬は山茶花や椿など、四季を通じて様々な花が咲き継ぎ、聖地とともに花巡礼も楽しめます。

    晋作の銅像。東行庵と東行記念館の前にあり観光客を迎えてくれる

    晋作の銅像。東行庵と東行記念館の前にあり観光客を迎えてくれる

    旅の〆には東行庵名物の「晋作もち」の購入を忘れずに。駐車場のそばにある飲食店で販売しています。晋作もちは赤シソを練り込んだ餅に餡(あん)を包んで焼いたものと、赤シソの葉でその餅を包んだものの2種類あり、1つ100円(税別)。お土産にしても良いですが、日持ちがしないのでその場で食べて思い出として持ち帰りましょう。

    高杉晋作没後120年を記念して作られた下関の新銘菓

    高杉晋作没後120年を記念して作られた下関の新銘菓

    東行庵
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    4.0

    25件の口コミ
    place
    山口県下関市吉田町1184
    phone
    0832840211
  • 05

    歴史ロマンに思いを馳せて…

    長府のいたるところで感じられる高杉晋作の足跡。目を閉じれば激動の時代を駆け抜けた志士たちの姿が見えてくるようです。歴史を感じるこのエリアで幕末のロマンに浸ってみてはいかがでしょうか。

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