NHK大河ドラマ「新選組!」や人気漫画「銀魂」の影響で、さらなる人気を呼んだ「新選組(しんせんぐみ)」。
「新選組」とは、江戸時代末期に幕府側につき京都の街の治安を守った人たちです。そして日野市は、主要メンバーである副長・土方歳三(ひじかた としぞう)や六番隊長兼副長助勤・井上源三郎(いのうえ げんざぶろう)の生まれ故郷。日野の街にはいくつもの名所が点在しています。なかには、新選組の名だたる隊士たちが剣術の稽古をしたというスポットもあるんです。
今回は、日野駅周辺と土方歳三にゆかりのある「高幡不動尊」を半日(4時間程)でめぐれる散策スポットを5つご紹介します。
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01
最初の目的地は、六番隊長・副長助勤 井上源三郎の菩薩寺「宝泉寺」
新選組 六番隊長・副長助勤 “井上源三郎”の菩薩寺。墓所内には、彼の位牌が建てられています。創立は1330年頃(元徳年間)といわれ、当初は日野市新町にあったそうですが、火災により現在の地に再建されました。山門をくぐると、静かで落ち着いた空気に包まれます。
日野駅からすぐの「宝泉寺」
緑豊かで静かな境内を散策してみよう
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02
「日野宿交流館」で新選組や日野の歴史を学ぶ
2007年(平成19年)5月に開館した「日野宿交流館」。もともとこの場所には、八王子信用金庫日野支店がありました。1階は観光案内所となっていて、新選組にちなんだお土産品を販売しています。2階では、新選組や日野の歴史資料などを展示しています。
日野宿交流館で歴史を学ぼう
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03
名だたる隊士たちが訪れたという「日野宿本陣」へ
「日野宿本陣」は、土方歳三の姉の夫である佐藤彦五郎(さとう ひこごろう)の本陣兼自宅屋敷であったとされ、東京都内で唯一江戸時代から残る本陣建築です。日野宿は大きな宿場ではありませんでしたが、甲州道中の重要拠点でした。新選組局長・近藤勇や土方歳三、沖田総司などの名だたる隊士たちがこの場所で剣術の稽古に励んでいたのだそうです。
美しいお庭を含め内部全てが見学可能(有料)です。入口は甲州街道沿いのみなのでご注意を。「日野宿本陣」の立派な門構え
新選組隊士たちも訪れたという「日野宿本陣」
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04
「新選組のふるさと歴史館」で新選組を知り尽くそう
「新選組のふるさと歴史館」では、新選組の誕生から終焉までを歴史の流れに組み込むことで、一面的なものではなくより詳細に伝える展示が行われています。常設展示と企画展示を通して、新選組のふるさと・日野市ならではの情報を発信しています。館内では新選組グッズを多数販売しており、人気ゲーム「薄桜鬼」とのコラボグッズなども取り扱っているようです。新選組ファンの方は必見ですよ!
新選組ファンを喜ばせようと工夫された展示は必見!
- 新選組のふるさと歴史館
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4.0
21件の口コミ -
- 東京都日野市神明4-16-1
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- 0425835100
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- 9:30-17:00(入館は16:30まで)
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- 【公式HP】http://www.shinsenr.jp/
すべて表示周辺の予約制駐車場
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副長・土方歳三の菩薩寺「金剛寺(高幡不動尊)」は穴場パワースポット!
東京都日野市が誇る歴史的な文化財「高幡山明王院 金剛寺」は、通称「高幡不動尊」の名で知られています。新選組副長“土方歳三”の菩薩寺でもあり、土方歳三の像が立っています。
いつもは落ち着いた雰囲気の「高幡不動尊」ですが、毎月28日に行われる縁日や、年始の初詣には多くの参拝者が訪れ、とっても賑わいます。「高幡不動尊」のシンボル五重塔
あじさいや彼岸花、紅葉が美しいことでも知られ、四季を通して見どころ満載!
お土産屋さんでは、優しい店員さんが「いらっしゃい」という声とともにお茶を出してくれます。名物・高幡まんじゅうや、土方歳三サイダーがおすすめです。土方歳三の像とサイダーの2ショット
名物・高幡まんじゅう 白色はこしあん
駅へと向かう高幡不動尊参道にはお食事処がいくつもあるので、旅のおわりに立ち寄ってみるのもいいですね。
「高幡不動尊参道」を抜けたら旅はおしまい
周辺の予約制駐車場