奈良駅から電車でわずか1駅。大和郡山市は、金魚の名産地として知られる金魚だらけの不思議な街。
歩けば、金魚が泳ぐ自動販売機が飾ってあったり、金魚が泳ぐカフェ、資料館まで本当に金魚だらけなんです。
今回は、その気になるスポットの数々と、ランチやテイクアウトにもおすすめな素敵なカフェを1dayプランとしてご紹介。
日本らしい文化が残るエリアなので、外国の方を連れて観光するのもおすすめですよ。
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今回はJR郡山駅から街歩きをスタート!
大和郡山市を楽しむなら、JR郡山駅または近鉄郡山駅で降りるのが近いのですが、ならまち付近から移動するなら【JR奈良駅→JR郡山駅】のルートで行くのがおすすめです。1駅のみですし、電車も比較的混んでいないのでストレスフリーに移動することが出来ます。
JR郡山駅
駅から歩き始めてすぐ、早速金魚が描かれたマンホールを発見!素敵な旅の予感にわくわくしてしまいます♡
金魚のマンホール
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①まずは「豆パン屋アポロ」にて朝ごはんをGet♡
最初に立ち寄りたいのが、JR郡山駅から徒歩わずか2分の場所に在る「豆パン屋 アポロ」。朝8時からオープンしていて、店内にはイートインスペースも用意されているので、朝ごはんやブランチに利用するのもおすすめです。
旬の食材を使った総菜パンやフルーツサンドが特に人気の商品。このエリアによく馴染む、シンプルながら優しい味のパンが楽しめます。
こぢんまりとしていながら、窓からは緑豊かな景色が広っており、ナチュラルなお店の雰囲気も魅力的なんです。豆パン屋 アポロ 外観
豆パン屋アポロ 内観
地元の人にも人気のパン
周辺の予約制駐車場
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②「こちくや」で伝統的な金魚すくい体験を
JR郡山駅から徒歩8分、先ほどの「豆パン屋アポロ」から徒歩5分のところにあるのが「おみやげ処 こちくや」。真っ赤な金魚の人形がぶら下がっているのが目印です。
おみやげ処 こちくや 外観
おみやげ処 こちくや 内観
一つ一つ手作りのビー玉金魚 各450円
こちらでは、金魚をモチーフにした様々なお土産が購入できるのはもちろん、併設されている『金魚すくい道場』では、一回100円で金魚すくいを体験することも出来るんです!
季節と問わず一年中楽しめ、予約も不要なので気軽に立ち寄れるのがうれしいですよね。大和郡山では、金魚すくいはかなりメジャーな競技。希望すれば、本格的な競技用のルールを教えてくれるそうですよ。
(※すくった金魚を持ち帰ることは出来ません。)金魚すくい道場の様子
大人になってから楽しむ金魚すくい…なんだか素敵♪
周辺の予約制駐車場
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③ランチは金魚の泳ぐカフェ「柳楽屋(りゅうりゃくや)・陽だまり」にて
ランチやカフェにおすすめなのが「こちくや」からすぐの通り、金魚自動販売機の隣にある「柳楽屋・陽だまり」。店内には可愛らしい金魚の泳ぐ水槽や金魚の泳ぐテーブルなどがあり、まさに郡山ならではの素敵なカフェ。
金魚泳ぐの自動販売機
そのすぐ隣にある きんぎょcafe 外観
もちろんここでも、可愛らしい金魚が泳いでいます
ランチは日替わりで数種類用意されており、この日のおすすめは昔ながらの優しい味のナポリタン。グラノーラ入りのヨーグルトも付いており、丁寧に手作りされた美味しさがほっこりするランチです。
手作りのランチメニュー。この日は優しい味のナポリタンとグラノーラ入りヨーグルト 918円
そして、こちらのお店を訪れたぜひ試してほしいのが名物の「金魚ソーダ」。カットされた沢山のフルーツが入った甘めのソーダで、中には金魚の形をした果物が泳いでいるんです。ソーダも水色なので、まるで本物の水槽で泳ぐ金魚のよう。
名物のきんぎょソーダ 648円
店内にはこの地域ならではの雑貨も販売。金魚の街のお食事処として、ぜひ訪れておきたいスポットです。
金魚をモチーフにした可愛らしい雑貨も揃います
周辺の予約制駐車場
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④藍染め体験と金魚の美術工芸品を楽しむ。「箱本館紺屋」
先程の「こちくや」さんの通りに戻り、その2軒隣にお店を構えるのが「箱本館紺屋」。もともと歴史ある染物屋さんだったこちらのお店。一度は廃業となりましたが、市のサポートにより箱本館として再生したのだそう。
箱本館紺屋 外観
館内では、金魚の養殖が始まった幕末の時代から受け継がれた歴史ある金魚コレクションが多く展示されています。美しく金魚が描かれた美術工芸品や生活用具の数々はどれも見ごたえがあるもの。
さらに奥にある工房では、伝統的な藍染め体験が可能。天然灰汁発酵建て(てんねんあくはっこうだて)という昔からの方法を使った、オリジナルの一枚を自分で染め上げることが出来るんです。(※体験は予約優先なので、詳しくは下記記載のHPをチェックしてくださいね。)箱本館紺屋 内観
藍染工房
オリジナルの藍染めが入ったバンダナやハンカチづくりが体験出来ます
そしてここにも金魚を発見!なんと昔のテレビの中で泳いでいます
周辺の予約制駐車場
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⑤噂のスタンドカフェ「K Coffee(ケーコーヒー)」でひとやすみ
「柳楽屋(りゅうりゃくや)”陽だまりcafe」まで戻り、さらにまっすぐ歩くこと5分。「K Coffee」は、もともとガソリンスタンドだった場所をリノベーションして作られた注目のコーヒースタンド。
金魚の水槽を利用したユニークなカウンター席や、手作りのスイーツでも話題を呼んでいるのですが、おすすめはやっぱり自家焙煎のこだわり抜いた珈琲。種類は日替わりなので、毎日来ても楽しめると地元の人にも人気なんだそうです。
オリジナルの「ちゃっぽんコーヒー」というオリジナルドリップコーヒーも販売中。テイクアウトを楽しんだあとは、郡山ならではの素敵なコーヒー土産をお持ち帰りしても良いですよね。K Coffee 外観
お洒落ながら、街に馴染むレトロ感がかわいらしい♡
お土産にもおすすめなオリジナルのドリップコーヒー
周辺の予約制駐車場
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⑥金魚の歴史と美しさを深堀り。「金魚資料館」
「K Coffee」から歩いて10分程の場所にある「金魚資料館」。
”一年中金魚が見られる観光施設”を目指して1982年に開設され、原種から高級金魚まで様々な金魚の姿が見れる貴重なスポットです。金魚資料館 外観
館内の見どころは大きく分けて3つ。外に設置されている溜池では、養殖用の金魚たちが群れをなして泳いでいる姿を上から観察できます。
敷地内に沢山ある金魚用の溜池
今まで見たことない数の金魚!
金魚の館では、金魚に関する様々な歴史本や綿絵などが展示されており、大和郡山の人たちと金魚との深い関わりを学ぶことができます。
金魚の館
歴史と貴重な文化が学べます
そしてさらに奥には約30個のガラス水槽が展示されており、珍しい金たちが美しく泳ぐ光景が。他ではなかなか観ることが出来ない、金魚づくしの美術館です。
沢山の水槽の中から、お気に入りの金魚を探してみてください
金魚だけの水族館みたい!
周辺の予約制駐車場
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⑦小さな本屋さんに詰まった沢山のときめきを探しに。「とほん」
「金魚資料館」から郡山駅に戻る方向へ徒歩10分、先ほど紹介した「K Coffee」の目の前にあるのが、元畳屋さんをリノベーションして作られたこちらの本と雑貨のお店。
とほん 外観
6畳ほどのこぢんまりとしたお店ですが、中にはオーナーさんが厳選した様々なジャンルの書籍や雑貨が並びます。
この地域ならではの金魚の本やリトルプレス(奈良の小出版)なども置いてあり、まるで宝探しのような素敵な時間が過ごせます。
自分だけのお気に入りの一冊を探してみてはいかがでしょう♪とほん 店内の様子
周辺の予約制駐車場
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奈良を訪れたら、大和郡山へ日帰り旅行に行こう。
奈良駅や近鉄奈良駅からのアクセスも良い大和郡山エリア。
独特な金魚文化とのどかな街の雰囲気は訪れる人に癒しを与え、帰るころにはなんだか心がほっこり。
賑やかなならまちとはまた違った素敵な思い出が出来ますよ。ぜひ一度足を運んでみてください♪