世界遺産とは、人類が未来に残すべきと考えられ、世界中で保護や状態維持に努めるべきだとユネスコが認定した建造物や自然のことです。現在日本では15の文化遺産と、4つの自然遺産が登録されています。 そこで今回はその中から、一度は見ておきたい世界遺産を選りすぐってご紹介したいと思います!
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法隆寺地域の仏教建造物
奈良県生駒郡にある法隆寺を代表とするこちらは「世界最古の木造建築物」である五重塔や金堂がある西院と、聖徳太子が住まわれていた斑鳩宮跡地に立てられた「夢殿」のある東院の建造物を総称しているものです。
photo By Kentaro Ohno from flickr
実はかの有名な聖徳太子、現在「本当はいなかったのではないか?」論調の研究結果が増えてきています。仏教の普及に尽力した聖徳太子が建立したとされている法隆寺には、太子ゆかりの品も多くあるので、そんな歴史ミステリーに浸りながら見学してみても楽しいかもしれません。
photo By Kentaro Ohno from flickr
- 法隆寺
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4.0
4件の口コミ -
- 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
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- 0745752555
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- 【拝観時間】[2/22-11/3]8:00-…
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【電話番号】0745-75-2555
【URL】http://www.horyuji.or.jp/
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古都京都の文化財
794年の平安遷都から1200年の節目だった、1994年に晴れて世界遺産に登録された京都の歴史文化財群。主なものには10円玉のデザインでもある平等院鳳凰堂や金閣寺、銀閣寺、舞台が有名な清水寺などがあり、すでに多くの観光客を集める名所です。
銀閣寺
ですが案外知られていないのが、大阪の陣では徳川家康の本陣となり、数々の歴史舞台に登場する名城「二条城」も世界遺産に登録されていることです。特に春の桜のシーズンに行われるライトアップイベントは一見の価値あり!ライトの明かりに浮かぶ200本を超える桜が幽玄な世界を創出し、見事の一言に尽きます。
photo By Kyoto-Picture from flickr
元離宮二条城 前売り電子チケット(入城料)
¥800
更新日:2024/03/19
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白川郷
ここで言う白川郷とは、岐阜県飛騨地方の庄川流域の昔ながらの呼称です。以前は交通の便が悪く、訪れる人も少なかったのですが、世界遺産となって注目が集まり、近くまで高速道路が整備されたことも手伝って、毎年多くの観光客を集める人気スポットとなりました。
もちろん見どころは合掌造りで有名な集落が作り出す独特な風景ですが、最も合掌造りの家屋が多い萩町にある展望台からの眺めはまさに絶景。海外からの観光客にも人気で、萩町に向かう為の吊り橋にはいつも長蛇の列ができています。
photo By Nao Iizuka from flickr
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白神山地
白神山地とは、青森県と秋田県にまたがっている約13万ヘクタールに及ぶ原生林のことを指します。この広さは約12万ヘクタールほどの沖縄本島がすっぽり収まってしまうといえば想像しやすいのではないでしょうか。
photo By ajari from flickr
自然遺産であるこちらは1993年に登録され、より保護を徹底されている「核心地域」に入るには入山許可申請と、整備されていない山道に対応した本格的な登山の準備が必要です。
とはいえ気軽に散策できるコースも準備されているので、そちらを利用するのがおすすめ。名瀑「暗門滝」や推定樹齢400年のブナの巨木「マザーツリー」など、ポイントを押さえつつ回ることができます。photo By C.K. Tse from flickr
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屋久島
屋久島は九州の最南端から南に約60kmの海上に浮かぶ、意外にも日本で9番目に大きな島です。その魅力はなんと言っても想像を絶する大自然!もっとも有名な「縄文杉」と呼ばれる屋久杉は樹齢実に7,200年とも言われます。
photo By ajari from flickr
他にも推定樹齢3,000年ともいわれる貴重すぎる屋久杉を、時の権力者豊臣秀吉に献上する為に伐採した跡だといわれる屋久島最大の切り株「ウィルソン株」などもあり、見どころは目白押しです。鹿児島港から1日6便出航している高速船なら、2時間ほどで到着するので一度訪れてみてください!
photo By frontriver from flickr
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富岡製糸場
明治5年に政府によって建設された日本で初めての近代的大規模器械式製糸工場です。諸外国に追いつくため、質の高い製糸技術をとりいれることを目標として建設されました。
photo By Yoshizumi Endo from flickr
世界文化遺産登録だけでなく、繰糸所、西置繭所、東置繭所の3棟は国宝にも指定されています。毎週末には座繰り実演・体験も行われているので、見学だけでなく当時の人々がどのように糸を作っていたのか、実際に学ぶこともできますよ。同じく平日にはフランス式繰糸器実演も行われているので、しっかりと当時の技術を知ることができますね。
photo By ume-y from flickr
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原爆ドーム
2016年5月、オバマ大統領が訪れたことで注目を集めた原爆ドーム。もともとは広島県物産陳列館という産業奨励施設で、県産品の収集・陳列などを行いながら博物館・美術館として活用されていましたが、原爆の落下地点から150mという至近距離で被爆し、現在の形になりました。
photo By f59t8y from flickr
建物が老朽化したので一般の人の立ち入りは禁止されていますが、柵の外からはいつでも見学が可能です。夜にはライトアップもされ、昼とはまた違う原爆ドームの姿をみることができますよ。
photo By themonnie from flickr
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厳島神社
推古天皇により創建された海を敷地とする神社です。平清盛の頃に今の形になったといわれ、現在でもほぼ形を変えずに残っています。
海の上にあるのは、宮島自体が神の島と言われ、陸地に建てるのが畏れ多いといわれたからだそうです。
潮の満ち引きを完璧に計算されて作られており、干潮の時には大鳥居まで歩いていくことができます。photo By *Yaco* from flickr
また、毎日夜23時までライトアップも行っており、大鳥居、厳島神社ともに非常に美しい夜景をみることができますよ。
photo By Dai Fujihara from flickr
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琉球王国のグスク及び関連遺産群
琉球王国の城跡であり拝所も兼ねていたとされる5つのグスクと関連遺産。建物自体は全て戦争で焼けてしまったため、世界遺産に登録されているのは城壁の遺構、建物の基壇などの地下遺構だけです。
石垣しか残っていないので、当時の姿を想像するのはなかなか難しいですが、美しい曲線に積まれた石垣から、当時の琉球王国の技術の高さを知ることができます。中城城跡photo By nachans from flickr
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グスクと関連遺産群とあわせて見てもらいたいのはやっぱり首里城。こちらも戦争で焼失してしまったために、世界遺産には登録されていませんが、あわせて訪れると歴史への理解がより深まるはず。
首里城
首里城公園 WEBチケット(有料区域入場)
¥400
更新日:2024/03/19
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明治日本の産業革命遺産
最後は軍艦島こと端島のご紹介をしたいと思います。
昭和49年の炭鉱閉山により無人島になってしまった軍艦島。炭鉱の全盛期の頃には当時の東京を上回るほどの人口密度で、様々な建物が今も残っています。
最近では補強工事などをしっかりと行ったことで一部は立ち入り禁止が解かれ、見学することができるようになりました。ただし軍艦島への向かうには船しかなく、荒天の場合だと上陸できないこともあるようです。photo By 準建築人手札網站 Forgemind ArchiMedia from flickr
廃墟ブームの火付け役でもある軍艦島。時が止まったような街並みを前に、歴史に思いを馳せてみては。
photo By ○○○ from flickr