日本には豊かな自然があり、その中でも各ジャンル日本三大○○に輝く名勝があります。世界からも注目される珍しい橋、レジャーも楽しめる湖、名水100選に選ばれる清らかな川、どんな美術品よりも美しく神秘的な鍾乳洞、ダイナミックな自然の力を見せつけられる瀑布…日本人なら知っておきたい素晴らしい名勝・絶景をまとめてご紹介します!お出かけの参考にしてみてくださいね。
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<三名橋>日本の建築美が輝く!
【日本橋】
東京都中央区の日本橋川に架かる日本橋。「東京から○km」という表示基準になる道路網の始点です。橋本体はルネサンス様式ですが、装飾は阿吽など日本らしいモチーフを見ることができます。奈良県手向山八幡宮の狛犬を参考にして造られた獅子像は、「橋(8×4)=32」にちなんで32頭隠されているので、探してみてはいかがでしょうか。日本橋photo By Dick Thomas Johnson from flickr
【錦帯橋】
三名橋でもあり、三大奇橋にも数えられる岩国の錦帯橋。「錦川が荒れても流されない橋を」ということで中国・西湖に架かる錦帯橋を参考に造られました。水圧を軽減させる様々な仕組みは、現代の橋梁工学からみても非のうちどころがないと言われています。300年以上も前に築かれた美しい木造の構造美は橋マニアでなくともため息の出る、圧巻の光景です。錦帯橋photo By Dai Fujihara from flickr
【眼鏡橋】
2連アーチが川面に映る様子が「めがね」に見えるということから名付けられた眼鏡橋は、重要文化財に指定された日本初の石造りアーチ橋です。「橋中央から川に向く段差にコインを投げて、川に落ちなければ願いが叶える」「眼鏡橋付近の堤防にはめられたハート型の石を触ると、恋愛成就する」と言われて、願掛けスポットとしても愛されています。眼鏡橋photo By Tzuhsun Hsu from flickr
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<三大湖>レジャーも、グルメスポットも!
【琵琶湖(滋賀県)】
琵琶湖は日本最大の湖にして、滋賀県の1/6を占めています。世界に20か所しかない地殻変動によりできた古代湖で、日本に唯一の存在。沖島をはじめとした島には現在でも住人がおり、世界の学術機関から注目を浴びています。またウェイクボードやウィンドサーフィン、今話題のSUPなども楽しめ、レジャー目的の方にぴったりのスポットです。琵琶湖photo By Ippei Suzuki from flickr
【霞ヶ浦(千葉県・茨城県)】
琵琶湖に次いで湖面積第2位は、霞ヶ浦です。ワカサギや白魚をはじめ様々な魚の漁獲が可能なため、釣り人に人気のスポット。また何の障害物もなく朝日と夕日の両方を見ることができるとっておきの穴場です。サイクリングコースが整備されていますので、自転車で朝日を見に行くのも楽しいですね!霞ヶ浦photo By cotton00 from flickr
【サロマ湖(北海道)】
北海道北東部に位置するサロマ湖は、すぐ目の前に冬は流氷が着岸するオホーツク海が広がります。湖の東側にあるワッカ原生花園は、日本最大の海岸草原で300種類以上の草花が咲き誇る北海道遺産。湖に落ちる美しい夕日を見てから、有名なサロマ湖産の牡蠣やホタテを味わうのがお勧めコースです。サロマ湖photo By Makoto Nakashima from flickr
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<日本三大清流>マイナスイオンで癒されよう
【四万十川】
本流に大きなダムが建設されていないことから「日本最後の清流」と呼ばれる四万十川。また名水百選、日本の秘境100選にも選ばれています。47もある沈下橋めぐりをはじめ、市街地、山間部と見どころが満載。また湖で行われる伝統漁法によって捕れた新鮮な鰻や鮎は外せない味覚です。四万十川photo By typexnick from flickr
【柿田川】
柿田川は静岡県を流れる全長は約1.2kmの日本で最も短い一級河川です。短いながらも大量の湧水をたたえ、名水百選に選定されました。展望台から湧き間を見ることができ、青く透明感のある水がこんこんと湧き出る様子は神秘的。ずっと眺めることのできる心洗われる光景です。柿田川湧水群photo By Batholith from Wikimedia Commons
- 柿田川
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- 静岡県駿東郡清水町伏見71-7
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- 055-981-8239
すべて表示【長良川】
岐阜県を流れる長良川は、「名水100選」に選ばれた川。市街地を通るにも関わらず、下流域でもその美しさを保っているため夏は多くの人が水遊びをする、市民にとって欠かすことのできない生活の一部です。暗闇のなか篝火を燃やして行われる「長良川鵜飼」は必見です。長良川鵜飼の様子photo By Asacyan CC-BY-SA 3.0 from Wikimedia Commons
周辺の予約制駐車場
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<三大鍾乳洞>いざ、神秘的な冒険の世界へ!
【秋芳洞】
山口県にある日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞」は、年間平均気温が17度なので夏は涼しく、冬は温かくご家族で楽しめるスポットです。更に中に入っていくと、三段の滝があり、コバルトブルーの水面に流れていきます。幻想的な光景に思わず日常を忘れてしまうでしょう。秋芳洞photo By tatakaba_jp from flickr
【龍泉洞】
岩手県にある龍泉洞は、現在分かっているだけで3600mあり一部が公開中。鍾乳洞と洞内に棲むコウモリは国の天然記念物に指定されています。エメラルドブルーの透き通る水に見とれてしまうこと必至です。現在も調査が続けられており、未解明の部分が多いため、神秘さに拍車をかけています。龍泉洞photo By Nobuyuki Kondo from flickr
【龍河洞】
高知県の龍河洞は、鍾乳洞だけでなく洞内から弥生式土器など居住されていた痕跡が発掘されたことから、国の天然記念物そして史跡に指定されています。その中には土器と鍾乳洞が一体化した「神の壺」と、それを真似て実験的に置かれたものとがあり、悠久の時が生んだ自然美を感じることができます。龍河洞入口photo By 京浜にけ GFDL from Wikimedia Commons
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<三大瀑布>激しくも美しい光景を楽しんで
【華厳の滝】
日光を開山した勝道上人によって発見されたとされる、栃木県にある華厳の滝。その名は、仏教経典の1つである華厳経から名づけられました。滝つぼに直下する滝は迫力を伴った美しさがあり、観光客を魅了して止まないスポットとなっています。有料のエレベーターを降りてすぐ、観瀑台からは滝を真下に見ることができます。華厳の滝
【那智の滝】
和歌山県の南東部に位置する那智の滝は、一段の滝として落差日本1位の豪快な姿が見どころです。最初の天皇とされる神武天皇の時代から、信仰の対象だったよう。この滝をご神体とする熊野那智大社とともに眺めることのできるスピリチュアルな場所で、心を落ち着く時間を過ごすことができます。那智の滝
熊野古道・那智の滝 日帰りツアー(名古屋発)
¥11,200
更新日:2024/04/23
【袋田の滝】
茨城県の袋田の滝は、別名「四度の滝」。1説には、この地を訪れた西行が「四季に1度ずつ来てみないと真の風趣は味わえない」と絶賛したためだと言われています。新緑のころ、紅葉のころ、そして冬の氷瀑は全く違う表情を見せてくれるので、1度と言わず4度訪れておきたい滝です。袋田の滝
冬には滝全体が真っ白に凍結!「氷瀑」した様子も神秘的