観光スポットとしても人気が高い、京都・宇治。華やかな平安浪漫があふれ、『源氏物語』の最終章・宇治十帖にも登場するゆかりの地。雅な雰囲気を肌で感じながら歩けば、平安時代にタイムトリップした気分になれるかも!有名な宇治茶を使った絶品の和スイーツもいただける贅沢なエリアです!
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源氏物語の雅な姿を今に伝える「平等院」
まず訪れるのは「平等院」。永承7年、藤原頼通が譲り受けた別荘を仏寺に改めたのが始まり。国宝の鳳凰堂や阿弥陀如来坐像など約1000年前の建造物や仏像が今に伝えられ、その優雅な姿は世界遺産にも登録されています。
『源氏物語』宇治十帖に登場する夕霧の別荘は八の宮邸の対岸あたり、光源氏のモデルといわれる源融(みなもとのとおる)の別荘「宇治院」、現在の「平等院」だと言われ、物語とのゆかりの深さがうかがえます。 -
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日本最古の神社建築の世界遺産「宇治上神社」
世界文化遺産にも登録されている「宇治上神社」の本殿は日本最古の神社建築で、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)、応神天皇、仁徳天皇を祀っています。鎌倉時代の優れた建物遺構の拝殿と、平安時代後期の本殿は国宝。他の神社などと比べ規模は小さいですが、歴史的な重みは十分感じられます。
『源氏物語』宇治十帖に登場する宇治の八の宮邸は、菟道稚郎子の宮居・桐原日桁宮の跡と言われ、現在の宇治上神社がある辺りと伝わっています。 -
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源氏物語の世界にどっぷり浸れる「宇治市源氏物語ミュージアム」
「宇治市源氏物語ミュージアム」は、平安時代半ばに紫式部によって書かれた長篇小説『源氏物語』をテーマにした日本で唯一の美術館。映像によるあらすじの紹介や牛車や十二単なども展示されています。
三部構成になっている物語の最後の十帖は宇治が主な舞台。「宇治の間」へと続く「架け橋」は平安京から宇治への道中を体感することができ、ゆかりの地として日本最古の恋愛小説『源氏物語』の世界を身近に感じることができます。 -
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京都のあじさい寺として有名な「三室戸寺」
本山修験宗の別格本山です。 約1200年前(宝亀元年)の千手観音菩薩を御本尊とする「三室戸寺」は、西国観音霊場十番の札所。寺の境内には5千坪の大庭園があり、四季折々の花を楽しめることから「京都の花寺」とも呼ばれています。
春は20000株のツツジが、6月には50種・10000株のあじさいが咲き乱れ「あじさい寺」と称されるほど。夏には、古代ハス、有名な大賀ハスなどが咲き、11月は紅葉と、四季を通じて楽しめる美しい京都の花スポットです。周辺の予約制駐車場
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宇治茶と言えばやっぱりココ!「伊藤久右衛門 宇治本店」
白いのれんが目印の宇治茶専門店、「伊藤久右衛門 宇治本店」。平安の世界を堪能したあとは、宇治抹茶を贅沢に使った和スイーツでほっこりしませんか?
落ち着いた造りの茶房では、お茶屋さんならではのここでしか味わえない本格抹茶デザートがいただけます。おすすめは「抹茶あんみつ」。抹茶の香を活かしたアイスとゼリー、白玉と、甘さ控えめの丹波大納言小豆が贅沢に盛られ、豊かでまろやかな味わいを楽しめます。お茶の香りが漂う茶房で抹茶づくしのデザート・お食事をどうぞ。
更新日:2024/04/25
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