
鎌倉駅にも、北鎌倉駅にも、長谷駅にも!鎌倉の主要駅に店舗を構える鎌倉の老舗菓子メーカー「豊島屋」。鎌倉を歩く観光客の多くが持つ、黄色い紙袋に入ったお菓子「鳩サブレー」を作るお店です。 そんな豊島屋さんの作る、鎌倉本店でしか買えない鳩グッズがネットで話題になっているというので実際に伺ってみました! そこで見えたのは、先祖代々の驚くべき鳩への「愛」でした…。
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鶴岡八幡宮へ続く参道「若宮大路」の入り口にある、豊島屋 本店
鎌倉駅東口をまっすぐ進み、若宮大路へ。赤い鳥居の少し先に見えるのが「豊島屋 本店」です。
豊島屋 本店の行き方
真っ白な壁に大きく書かれた「鳩サブレー」という文字。実はこの文字と鳩のマークがインスタ女子に人気のスポット!
豊島屋 本店 外観
モノトーンファッションが写真映えします!
次にチェックしなければならないのが、「夜になると鳩サブレーの目が赤く光る」という怖いウワサを作りだした名建築。
非常灯が鳩の目!
夕暮れの赤い目
いきなり見所満載です。
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鎌倉本店限定の「鳩グッズ」をゲットしよう!
広々とした本店の一角に、常時20種類くらいあるという「鳩グッズ」を発見!時にはその時期限定の商品にもお目にかかれます。
それではまず新商品からご紹介。“集塵力の変わらないただ一つの手動式クリーナー”という、どこか聞き覚えのあるキャッチコピーにクスっとしてしまう「hatoson 810」。ちょっとしたゴミの上を押しながら走らせると、はちまきをした鳩兵衛の足がパタパタと動きお掃除をしてくれるデスククリーナーになっています。「hatoson 810」 1200円(税込)
鳩兵衛が乗っている車のナンバープレートをよく見てみると、「鎌倉810(ハト)」の文字が…!
足がパタパタと動き、デスク上のごみをキレイにお掃除してくれます。
鳩サブレーの形をした、シンプルで大人な雰囲気の「ワッペン」は2サイズ展開。小さいサイズのワッペンは、エコバッグやTシャツなどのベーシックアイテムのアクセントにぴったりです!
「ワッペン(小)」 350円(税込)
さりげなくおしゃれなアクセントに。
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ユーモアに溢れた定番人気アイテム
「小鳩豆消」は、「鳩サブレー」の次に人気の商品「小鳩豆楽」と、ほぼ同じサイズ・形をしたおもしろ消しゴム。グッズ部門では一番人気のトップスターなんだとか!ケースの中に入っている消しゴムは、割ってみると中にはちいさなハートが。かわいいひと工夫にやられてしまいます。
色は全部で4種類 「小鳩豆消」 各900円(税込)
「小鳩豆楽」はほろほろと崩れる触感が特徴の和菓子。和三盆の上品な甘さとふわっと香る黄な粉の香りがお茶うけにぴったり。一緒にお土産に買って帰るのもおすすめです!
「小鳩豆楽」 折箱3包入 432円(税込) / 缶入 赤・白 648円(税込)
「鳩サブローの過去の消し方」は、ぷっくりとしたシルエットがかわいらしい、おもしろ消しゴム。
前と後ろにある穴に付け替えパーツを差し込むことでオーバーオールやTシャツを着せたり、鳩サブレーを持たせることができます。パッケージ下部分に注目
よく見るとパッケージの注意書きに「消えない過去もたくさんございますので…」との文字が。
しかも、他の部分もよく見てみると、鳩が電車を引っ張っていたり、電車の窓から鳩カップルがのぞき込んでいたり…とにかく遊び心が満載!「鳩サブローの過去の消し方」 810円(税込・鳩プライス)
そうなんです、豊島屋の鳩グッズが人気の理由は、パっと見では気付きにくいユーモアに富んだセンスなんです!実は商品全て4代目の社長が考案しているそうで、社長の好きな文房具の種類が多いことも特徴の一つ。ここから、怒涛の個性溢れるグッズが続きます。
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実用性を兼ね備えた文房具がたくさん!
「鳩兵衛マグネット」は、はちまきをした鳩兵衛が、懸命に小物を持ってくれる姿にキュンとしてしまう便利グッズ。背中と両手がマグネットになっているので、名刺やメモを挟んだり、鍵をひっかけておくこともできます。
「鳩兵衛マグネット」 810円(税込・鳩プライス)
「こんなものだって持てるんだ!」と言わんばかりのまなざしは、真剣そのもの!
ちょっとしたお土産や書類などに華やかさを足してくれる輪ゴム「ハートトリック」や、ミニチュアサイズなのに強力な磁力が頼もしい「鳩サブレーマグネット」、色々な仲間たちに扮する「鳩人」たちの表情がたまらない付箋「鳩っといって」など、ちょっとした時に使えて楽しい気持ちにさせてくれるアイテムばかり。
「ハートトリック」 各600円(税込) / 「鳩サブレーマグネット」 700円(税込) / 「鳩っといって」(鳩サブレーふせんファミリー) 各400円(税込)
そしてこちらは、小学生に絶対にプレゼントしてはいけない「ハトカー」。ボールペンの上の鳩カーがチョロQのように走ります。
「ハトカー」 900円(税込)
ぐーっとひっぱって離すと、勢いよく走りだします!予想を超える猛スピードにびっくり!
この後壁に大激突
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鳩サブレーのそっくりアイテムは絶対にチェック!
とっても目を引く、鳩サブレーそっくりな商品。
これ、どっちが本物だかわかりますか?
実は手前が本物、奥は鳩サブレーの形をした「鳩妻鏡(ハトミラー)」!表面のザラザラ感やおいしそうな焼き色は、信じられないほどの完成度の高さ。よだれが止まりません。「鳩妻鏡(ハトミラー)」 1000円(税込・鳩プライス)
おしゃれ女子に欠かせないアイテム
こちらも大人気!プチギフトにもおすすめなのが「鳩三郎」。指の上に乗るサイズのとても小さな鳩サブレー。さりげなく鳩サブレーをファッションの一部にできる、おしゃれアイテム(?)です。
「鳩三郎」 500円(税込)
身に着ければいつでも鳩サブレーと一緒
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編集部のお気に入りTOP3「黒塀の鳩兵衛」
コップやグラスのふちに乗る鳩たちが愛らしすぎる!デスクの横にちょこんと置けば、その愛らしい姿にいつでも癒しをもらえます。
1つ1つ箱に入っており、外からだと何が入っているのかがわからないので、ぜひ運試しにいかが?「黒塀の鳩兵衛」 各500円(税込)
「おちちゃうよ~」 そんな風にばたばた焦るハト
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編集部のお気に入りTOP3「あぶらとり紙」
紙にハトのすかしが入っている、鏡付きケースに入ったあぶらとり紙です。リフィルも売っていますが、使い終わったら名刺ケースにする!という方も多いのだとか。
「あぶらとり紙」 900円(税込)
開けると顔をのぞかせる黄色いハトがかわいい!
紙は全部で81.0枚!中に一枚だけ絵柄違いが入っているそうな、気づけるのでしょうか…。
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編集部のお気に入りTOP3「鳩サブローの春夏秋冬 鎌倉の歩き方」
どこまでも可愛いイラストと、ユーモアたっぷりな内容で描かれる、鎌倉の観光ガイド。なぜかLINE風に観光客鳩と住職鳩が結構難しい内容を会話したりします。
もう、お分かりだと思いますが著者の「鳩サブロー」さんのプロフィールにもご注目!「鳩サブローの春夏秋冬 鎌倉の歩き方」 1430円(税込)
地元っ子鳩サブローだからわかる、この地域の特徴なんかもちらり
鳩同士の会話…シュール…
すごく面白い方だということがよく分かりますね!
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余裕があれば、2階の「鳩巣(きゅうそう)」へ
無料で開放されている2Fの展示室には、鎌倉ゆかりの画家や一般の方から寄せられた鳩の絵が飾られているほか、豊島屋の歴史、そして鳩への愛が溢れるあまり先代の社長が集めたという世界の鳩グッズが展示されています。
2階の無料の展示室「鳩巣」
鎌倉ゆかりの漫画家「フクちゃん」の横山隆一先生の作品、卵の殻でかかれたモザイク画の鳩サブレー、世界各地で集められた鳩グッズ、昭和16年まで使われていた鳩サブレーの缶や、昔実際に使っていた焼き型などを見学することができます。
2階の無料の展示室
中でも心を打たれたのが、鳩サブレーの大きな缶にしか入っていない初代社長「鳩サブロー」さんが戦争真っ只中、鳩サブレーを生み出し、美味しい鳩サブレーを作ろうと奮闘する、ホロリとするストーリーが描かれた紙を展示するコーナー。
鳩サブレー誕生の秘話
同じものをホームページで見たい!と思い「菓子の歴史」というリンクをたたいたら、全く予想していなかった弥生時代からのストーリーでした…。ホームページも遊び心満載です!
【公式HP】https://www.hato.co.jp/history/index.html
先祖代々の鳩愛が詰まった2Fの展示室はぜひ見てみてくださいね。 -
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最後に!鳩サブレーを買うなら本店限定パッケージを!
内容盛りだくさんの豊島屋 本店ですが、帰る前にやっぱりあのお土産「鳩サブレー」を買いましょう。そして、本店限定パッケージをお見逃しなく!
鳩サブレー 本店限定パッケージ
ちらっと見える豊島屋のおねえさんハト
美味しい鳩サブレーを届けるために走るトラックと鳩サブローさんでしょうか?
「おふくろ、ほら。」 「まぁっ!」 …(涙)
決まったストーリーは無いのに、色々と想像させてくれるパッケージです。
同じく大人気なのが、お正月限定パッケージ。毎年干支と鳩人の絡みがネットで話題にあがるほど! -
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鎌倉へ行ったら、豊島屋 本店へ!
記事はずいぶん長くなりましたが、鎌倉駅から豊島屋 本店までは5分ほど!商品を見てまわっても10分あればお買い物できますよ!
鎌倉観光の際は、鳩への愛がたっぷり詰まった、ここでしか売っていない限定アイテムを買いに行ってみてはいかがでしょうか。鎌倉 豊島屋 本店
周辺の予約制駐車場