6月19日に発表予定の県外移動の自粛要請解除で、少しずつ私たちは日常を取り戻しつつあります。出張や、旅行など、長距離を移動する際に利用することになる新幹線。各社ホームページで車内消毒やマスク着用について案内しています。
ここでは、JR東海が5月末に発表した新型コロナウイルス感染症に関する取り組みを主に紹介します。
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東海道新幹線の車内換気について
在来線で窓を開けて空気の入れ替えを行っているのは分かりやすいですが、窓の開かない新幹線の車内はどのようになっているのでしょうか。
空気循環イメージ (提供:JR東海)
東海道新幹線は空調・換気装置により、常に外気との入れ替えをしており、計算上 約6~8分で車内の空気が新しい外の空気と入れ替わるようになっています。
窓側座席の側面上部にある空気の吹き出し口から新しい空気が入って来て、座席の下にある空気の吸い込み口から外へ出ていきます。上から下へ吹き降ろすように常に車内の空気をフレッシュな状態にしてくれています。
今まではあまり意識していませんでしたが、図で分かりやすく紹介してくれています。空気循環イメージ (提供:JR東海)
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座席の対 密集対策
JR東海では、指定席を発売する際、可能な限り空席状況をお客様にご案内の上、座席を発売しています。
もちろん、エクスプレス予約・スマートEXでネット予約をする場合や、指定席券売機で購入する場合は、座席のシートマップ機能を活用し、空席状況を見ながら購入することもできます。シートマップ機能 (提供:JR東海)
なお、購入時と乗車時では空席状況が異なる場合などもあるかと思います。その際は車掌に相談することで、できる限り希望を汲み取って柔軟に対応してくださるということでした。
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徹底した消毒作業
東海道新幹線の車両は、多くのお客様が手を触れられる部分については、基本的に毎日消毒作業が行われています。
また、車内を巡回する車掌によるトイレのドアノブ消毒も実施されています。車掌による消毒 (提供:JR東海)
駅の券売機の消毒も、基本的に毎日実施されています。
気になるところをこまめに消毒してもらえるのは非常にありがたいですね。 -
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利用者側が気を付けるべきこと
現在、東海道新幹線の全駅には消毒液が設置されています。
JR東海だけの努力ではなく、我々も乗車前の手指消毒、マスクの着用、車内の会話は最小限にするなど、感染拡大防止に協力することで、みんなが安心して利用できる新幹線を目指したいですね。