羽田空港3種類のロボットを活用し、新しい生活様式へ対応


2020.06.14

NAVITIME TRAVEL EDITOR

羽田空港3種類のロボットを活用し、新しい生活様式へ対応

羽田空港では、日本空港ビルデング㈱が2016年から空港内でのロボット活用の機会について様々な実証実験を推進していました。今回、新型コロナウィルスの感染拡大予防のため、効果が見込まれる3種類のロボットを新しく導入し、羽田空港内の安心・安全を提供します。

  • 01

    自動運転車椅子(人搬送自動運転システム)

    自動運転システムを搭載したパーソナルモビリティ(一人乗りの乗り物)自体が自動で搭乗ゲートまでお客さまを輸送することで、お客さまとスタッフの双方のソーシャルディスタンスを確保する。空港における人搬送用途での自動運転パーソナルモビリティの実用化は世界初。

    【関連記事】
    羽田空港第1ターミナルで世界初の「WHILL自動運転システム」実用化

    自動運転車椅子(人搬送自動運転システム)

    自動運転車椅子(人搬送自動運転システム)

    製 造:WHILL株式会社
    名 称:WHILL自動運転システム
    仕 様:外形寸法 縦 985mm × 横 650mm 重量 約 70kg(バッテリー搭載時)
    機 能:WHILL 社が開発するパーソナルモビリティに自動運転・自動停止機能などを搭載。自動運転機能による乗客の搬送および無人での回収が可能。
    活用場所:第1ターミナル ゲートラウンジ(南) ※今後導入場所を拡大予定

  • 02

    遠隔案内ロボット(アバター)

    マイクやスピーカーを搭載し、お客様の質問や要望に対応するロボット。2016 年より羽田空港において実証実験を繰り返し、今般これまでの実証データを基にカメラやマイクの性能を向上し、外形デザインを一部変更した新型機種として正式導入。

    遠隔案内ロボット(アバター)

    遠隔案内ロボット(アバター)

    製 造:株式会社インディアソシエイツ
    名 称:MORK モーク 空港モデル(日本製)
    仕 様:外形寸法 縦 530mm × 横 660mm × 高さ 840mm 重量 35kg(バッテリー搭載時)
    機 能:高機能カメラやセンサーを活用したアバター技術で、遠隔で旅客案内業務を行う
    活用場所:第 1 ターミナル 2階出発ロビー 案内所2番 ※今後導入場所を拡大予定。

  • 03

    自律走行型の消毒作業ロボット

    空港ターミナル内の壁面及び床面等を取り付けられた消毒液噴霧機で消毒する。事前に設定したエリアを正確かつ自律的に稼働する。3月より若干台が稼働していたが、今回導入台数を増やし正式導入となる。

    自律走行型の消毒作業ロボット

    自律走行型の消毒作業ロボット

    製 造:CYBERDYNE株式会社
    名 称:CL02(消毒作業ロボット)(日本製)
    仕 様:外形寸法 縦 620 mm × 横 480 mm × 高さ 470 mm 重量 63 kg(バッテリー搭載時)
    機 能:世界最高水準の SLAM 技術による高速自律走行ロボットが、ターミナル内で消毒液散布
    活用場所:第 1 ターミナル ゲートラウンジ(南) ※今後導入場所を拡大予定

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