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アート巡りにレモンスイーツ。五感を刺激する“しまなみゆるっとポタリング”〜生口島編〜

今、“島アート”がアツいんです。しまなみ海道を結ぶ島のひとつ、生口島(いくちじま)は美しいビーチをはじめフォトジェニックなアートスポットが多く、サイクリストの間でも人気沸騰中。ここではしまなみ海道ビギナーでも気軽にゆるゆる楽しめる生口島のサイクリングプランルートをご紹介します♪

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  • 「アート」と「レモン」の島

    今回ご紹介するのは、生口島の見どころをめぐるいいとこどりプラン。尾道から生口島までは船を使って簡単ショートカット!尾道の駅前から出ている船を利用すれば、生口島の瀬戸田港まで約40分ほどで到着できます。これから紹介するスポットをゆったりめぐるには5~6時間ほどみておくのがベスト。

    港からスタート、周辺観光スポットと海沿いを走る片道約4kmプラン!

    港からスタート、周辺観光スポットと海沿いを走る片道約4kmプラン!

    レモンの国内生産量第一位の生口島。自慢のレモンを使ったスイーツをはじめ、フォトジェニックな大理石だらけの庭園や野外彫刻「島ごと美術館」などユニークなコンテンツも豊富。はじめての景色を探してアートな旅へいざ出発~~。

  • ①「瀬戸内クルージング」を利用してラクちん上陸♪

    尾道駅前桟橋から出ている、一日往復8便の瀬戸内クルージング船で生口島の瀬戸田港へ。桟橋前にある待合所で待っていれば、時間になるとアナウンスしてくれるので安心♪乗船料金は大人1,050円、料金は船内で支払いとなります。しばしのクルーズを楽しみましょう!

    事前予約は不要。時刻表はここからチェック!
    http://www.s-cruise.jp/

    尾道駅前桟橋

    尾道駅前桟橋

    定員20名ほどの小ぶりなクルーザー、船内はこんな感じ

    定員20名ほどの小ぶりなクルーザー、船内はこんな感じ

  • ②「瀬戸田観光案内所」で自転車をレンタル

    港から歩いて8分ほどのところにある「瀬戸田観光案内所」。ここは生口島の情報基地でもあり、同時に公営「shimanami レンタサイクル」のターミナルを併設。さっそく自転車を借りて島をめぐりましょう!船の時刻も掲示されているので、返却時間の参考に。

    ※基本的にはその場でレンタルも可能ですが、事前にインターネット予約しておくと確実です。

    shimanami レンタサイクルホームページ
    http://shimanami-cycle.or.jp/rental/

    入口のビッグな柑橘オブジェが目印!

    入口のビッグな柑橘オブジェが目印!

    瀬戸田町観光案内所
    住所
    広島県尾道市瀬戸田町沢200-5
    電話番号
    0845270051
  • ③“カラフルでカワイイ”お寺?!極彩色に魅了される「耕三寺」

    瀬戸田観光案内所からほど近い「耕三寺(こうさんじ)」は西の日光とも言われている必見のスポット。元実業家である耕三寺耕三氏が、母への感謝の意を込めた菩提寺として生涯をかけて建立したお寺で、堂塔の内の15棟は国の重要文化財にも指定されています。入場料(耕三寺博物館入館料)は大人1,400円と少しお高めですが、一見の価値あり。

    門扉の彫刻も必見!

    門扉の彫刻も必見!

    耕三寺の特徴でもある豪華絢爛かつ精緻な装飾と色彩は、見るものを圧倒する美しさ!朱色に青、エメラルドグリーン、金色など絶妙なコントラストで色付けされており、一般的なお寺のイメージを凌ぐ色使いに目を奪われます!

    ため息が出るほどの色彩美・・・

    ため息が出るほどの色彩美・・・

    日光東照宮陽明門を模して作られている「孝養門」

    日光東照宮陽明門を模して作られている「孝養門」

    繊細な技が光る天井画や装飾

    繊細な技が光る天井画や装飾

    華やかな耕三寺。でも実はその中に「千仏洞地獄峡」と呼ばれる“地獄の入口”へ通じる350mのトンネルがあるんです。中は暗くてひんやりしていて結構怖いです。。。無事地獄から生還できた人に見えるのがこちら!奈良法隆寺・夢殿のご本尊を手本として作られた15mほどの「救世観音台尊像」です。優しげな微笑にホッ。

    どこかメルヘンな雰囲気の観音様♡

    どこかメルヘンな雰囲気の観音様♡

  • ④SNSでも話題!白亜のパワースポット「未来心の丘」

    耕三寺に来たらぜひ立ち寄ってほしいのが敷地内にある「未来心の丘(みらいしんのおか)」。広島県出身の彫刻家・杭谷一東(くえたにいっとう)氏が、1989年より12年の歳月をかけて制作したという圧巻の大理石庭園で、しまなみ海道のフォトジェニックスポットとしても話題を集めているんです。

    入園料は耕三寺の入館料に含まれているので見なきゃ損!

    入園料は耕三寺の入館料に含まれているので見なきゃ損!

    降り立った丘の上はそこかしこが真っ白な石・石・石!広場も道も階段も、不思議な形のモニュメントも塔もすべて巨大な大理石でできています。

    まるでギリシャの島のよう。フォトジェニックスポットとしても話題

    まるでギリシャの島のよう。フォトジェニックスポットとしても話題

    ここにある石はイタリア・トスカーナ州で採掘しコンテナ船で運ばれてきたものなんだそう。壮大なスケール感、目に映る白い石とと青空のコントラストが美しすぎて感動・・・!

    庭園内のカフェやモニュメント

    庭園内のカフェやモニュメント

    一番高い塔のところまで登ると、そこに待っているのは絶・・・・景!!

    未来心の丘の全景の奥に広がる瀬戸田の街並みと海。まるで異国のような庭園から見える日本の風景に不思議な感覚を覚えますが、360°のパノラマが最高に気持ちよくて力が沸々と湧いてくる感じがします・・・!

    「未来心の丘」は、筆者がしまなみ海道取材の中でいちばん来てよかった!と思える場所でした。ぜひ実際に訪れてみてください!

    耕三寺博物館(耕三寺)
    住所
    広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
    電話番号
    0845270800
  • ⑤サイクリストのオアシス♡レトロな「しおまち商店街」で食べ歩き

    昭和30~40年代、港から耕三寺までの参道には商店街が発達し、たくさんの人で賑わっていた耕三寺商店街。当時からは人の流れも変わり、お店の数も減ってしまいましたが、「しおまち商店街」と名前を変え今ではサイクリストの憩いの場として再び人気を集めています。

    レトロな風情の「しおまち商店街」

    レトロな風情の「しおまち商店街」

    なかでも精肉店「岡哲商店」のあげたてコロッケは絶品!数々の有名人も訪れているお店で、店内には写真やサインがところ狭しとペタペタ。有名人が来てくれた喜びが溢れ出るコメントがなんとも素敵♪

    岡哲商店、張り紙で壁が見えない状態(笑)

    岡哲商店、張り紙で壁が見えない状態(笑)

    サクサクの衣にじゃがいもの甘味たっぷりのコロッケ。何個でも食べれちゃいそうなおいしさです。

    サイクリストの小腹を満たすオアシス♪

    サイクリストの小腹を満たすオアシス♪

    もうひとつご紹介したいのが、「felice di tucca(フェリーチェ ディ ツッカ )」。瀬戸田産の柑橘をまるごと使ったジュースやスイーツが人気のお店です。

    felice di tucca、

    felice di tucca、

    果実をまるごと絞る「カジュッタ」は、果実そのものにストローをさしたかわいらしい形で写真映えも抜群◎店主の娘さんが作っているというレモンムースは、自慢の一品だそう。

    店内でゆったり過ごしたり、サイクリングのお供にテイクアウトOK!

    レモンスムージーはキュンとするすっぱさがクセになりそう♡

    レモンスムージーはキュンとするすっぱさがクセになりそう♡

    しおまち商店街
    住所
    広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田
    電話番号
    0845272008
  • ⑥海沿いアートめぐり「瀬戸田サンセットビーチ」&「島ごと美術館」

    おなかを満たしたところでサイクリング再会。「瀬戸田サンセットビーチ」へ向けて海沿いの道をひとっぱしり!気分を盛り上げてくれるのは道沿いのヤシの木。しまなみでカリフォルニア感を味わえるなんてトクした気分♪

    勝手に「しまなみフォルニア」と名付けました。

    勝手に「しまなみフォルニア」と名付けました。

    約3kmほど走ると到着するのが、長さ800mに及ぶ広大な「瀬戸田サンセットビーチ」。レンタサイクルやシーカヤックのアクティビティ、キャンプやBBQなども楽しめる四国随一の海浜公園なんです。白い砂浜に穏やかな海、ぼーっとする時間が最高にシアワセ♡

    砂浜でまったり・・・。敷地内にはレストランもあるのでランチにも◎

    砂浜でまったり・・・。敷地内にはレストランもあるのでランチにも◎

    敷地内や周辺を散策すると、ところどころに不思議な形のオブジェがぽつりぽつり。これは生口島全体を美術館に見立てた「島ごと美術館」の野外彫刻たち。年中無休で見れるアート、なんて贅沢!

    青空に映える黄色はサンセットビーチのシンボル。  「空へ」  眞板雅文

    青空に映える黄色はサンセットビーチのシンボル。  「空へ」 眞板雅文

    島内にある作品は全部で17点。作家さん自ら設置したい場所を選び、その場所からひらめいたイメージや想いが込められています。

    絶妙なバランス感覚が不思議。  「凪のとき赤いかたち

    絶妙なバランス感覚が不思議。  「凪のとき赤いかたち

    ちょっと不思議な形のオブジェたちを近くから、または遠くから、眺めたり触れてみたり。作品を取り囲む瀬戸田の風景、その時感じる風や聞こえる海の音までもが作品の一部となっていることが実感できるもの“島ごと”ならでは。

    巨大なめがねの横にはミニミニめがねもあるんです。 「千里眼」  松永 真

    巨大なめがねの横にはミニミニめがねもあるんです。 「千里眼」 松永 真

    「ねそべり石」 山口牧生 、「波の翼」  新宮 晋

    「ねそべり石」 山口牧生 、「波の翼」 新宮 晋

    ビーチから戻る道すがら、交通安全を呼びかける集団に遭遇。あまりにリアルで思わず人かと思って二度見してまった・・・。(笑)

    瀬戸田サンセットビーチ
    住所
    広島県尾道市瀬戸田町垂水
    電話番号
    0845-27-1100
  • ⑦考えるのはレモンのことばかり♡アイデアマン夫婦が愛をこめた「島ごころ」

    ビーチから戻ってきたら、最後はレモンケーキで有名な「島ごころ」でスイーツタイム♪日本一のレモン産地である瀬戸田。「島ごころ」のレモンスイーツは、そんな瀬戸田の約200軒の農家さんだけが栽培した、皮まで食べられる「エコレモン」を使っていているのがこだわりです。

    黄色の洋館風の外観が目印

    黄色の洋館風の外観が目印

    神戸でお菓子作りをしてきたオーナーパティシエの奥本隆三さんは、故郷である瀬戸田に「活気を取り戻したい!」と奥様の寿華(よしか)さんと二人三脚で「島ごころ」を始めました。

    そんな2人が生み出すアイデアは画期的です!島ごころのパッケージに使われている帯をかける作業を外注、島の雇用拡大に貢献。

    また形が悪い、小さいなどで製品にならなかったレモンケーキを余すことなく使い切る「レモンラスク」を考案、今までになかった新商品に変えてしまったり。これらの取り組みが評価され、なんと2年連続で「グッドデザイン賞」を受賞したのだとか!

    余すことなく均等に切れる「くし切り」は島ごころだけができる形状

    余すことなく均等に切れる「くし切り」は島ごころだけができる形状

    「レモンのことばかり考えすぎて」という奥様の寿華(よしか)さんは、ネットでレモン型の浮き輪を見つけて在庫を全て衝動買いしてしまったというレモン愛にあふれた方。

    店内でレモンをかぶってくださった気さくな寿華さん

    店内でレモンをかぶってくださった気さくな寿華さん

    工場を併設している本店ならではのスイーツが「焼きたてレモンケーキ」(税込250円)。レモンの実をレモンのいい香りがぶわわぁぁ~っと全身に駆けめぐります。食べてみるとカリッ、サクッとした香ばしい食感!中はレモンの果肉が感じおいしい・・・!しっとりしてるとばかり思っていたレモンケーキのギャップに驚かされました。

    何個でも食べれそう!

    何個でも食べれそう!

    他にも島ごころには瀬戸田レモンを余すことなく使って作られたユニークな商品がいっぱい!「瀬戸田レモンゼリー 島ごころ」はレモンジャムを作る工程で出たレモンの香りがする“湯気”を使って作られたもの。湯気を冷まして蒸留したものはレモンオイルとしてアロマオイルとしても使えます。どちらも、レモンケーキを作るための工程でもあるのでムダがないのがスゴイところです!

    目指すのはレモンの「完全・廃棄ゼロ」だそう。

    目指すのはレモンの「完全・廃棄ゼロ」だそう。

    島を想うこころが生んだスイーツを食べながら、生口島の風景の余韻に浸って旅をしめくくるとしましょうか♪

    株式会社島ごころ
    住所
    広島県尾道市瀬戸田町沢209-321
    電話番号
    0845270353
  • ~生口島をめぐってひとこと。~

    港に着いて一本通りに入ると、軒先で犬がごろんとしていたり、バイク店からラジオの音が聞こえたり。そこにはいつか見たような懐かしい光景が広がります。その一方で、街や海沿いを進むと出会える不思議なカタチの現代アートたち。昔からここにあったものと、ここの風景があったから生まれたアート。そんなコラボレーションが生口島の魅力なのかなぁと感じたのでした。

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