万葉集の東歌に名が刻まれているほど古い歴史を持ち、レトロな街並みが色濃く残る伊香保温泉。その代表的な景色として有名な石段街には、人々を魅了するエンターテインメント要素がたっぷり。365段の石段の壮大な景色や、縁結びの神様が宿ると言われるパワースポット・伊香保神社、何度でも自由に楽しめる無料の足湯などなど。伊香保温泉の魅力をたっぷりレポート!
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No.1 石段をバックにセルフィー!
こちらが石段のスタート地点。
伊香保温泉の象徴とも言えるのが、365段もの石段。温泉街へと続く長い石段を見上げた光景は、まさにダイナミック。登り始める前に、記念写真を忘れずに!
石像の前でもパシャリ。
石段の中程で、大量のひよこを発見! 温泉街の伝統でひよこを祀っているのかと思いきや、射的の残念賞で配られるものなのだとか。どちらにせよ、たくさんのひよこがずらりと並ぶ光景はインパクト絶大。SNSにアップすれば、注目を集めること間違い無し。
その数、数百以上!
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No.2 レトロな石段街を散策
石段から伸びる細道にも、お店がずらり。
万葉集にも登場しているほど、古い歴史を持つ伊香保温泉。古き良き光景が色濃く残る街並みを散策していると、まるでタイムスリップしたような気分に。
射的やおみくじにも挑戦して。
今では数少なくなった射的やゲームセンターが残っているのも、こちらの魅力。喫茶店のコーヒーを賭けてのバトルに挑めば、大盛り上がり。またところどころに設置されている“恋みくじ”も、ぜひ引いてみて。おみくじの結果によって、何を願うか相談し合うのもありです。
懐かしい駄菓子屋さんも発見。
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No.3 足湯につかって、ひと休み
タオルの持参を忘れずに!
石段の中腹に、足湯を発見。こちらは「岸権旅館」が運営する足湯で、入浴料は無料! 8時〜19時の営業時間内であれば、何度でも自由に入ることが可能です。
その名も「辰の湯」。
無料という嬉しい驚きに加え、なんと源泉掛け流しという贅沢さ! 豊富な源泉を誇る伊香保温泉ならではの恩恵に授かり、歩き疲れた脚を癒しましょう。
熱すぎず、最適の湯加減。
絶妙な湯加減の温泉につかりながらひと休みすれば、疲れも吹っ飛びそう。残りの石段を登るエネルギーをしっかりとチャージして。
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No.4 石段に隠れている「十二支プレート」を探せ!
注意していないと、見逃してしまいそう。
伊香保を訪れた人でも意外と知らない、石段のいたるところに隠れた十二支のプレート。遡ること200年前、石段街には“大家”と呼ばれる12の温泉宿があり、それぞれの家紋のような意味合いを持っていたのが干支。その宿のあった場所を記すために、十二支のプレートが設置されたのだとか。
全部見つけられたら、幸運が舞い込む…かも!?
自分や友人の干支を探しながら散策すれば、楽しみも倍増。十二支すべてを発見できたら、いいことが起きそうな予感!?
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No.5 多くの文豪に愛された温泉街で、一句詠む
石段に刻まれた、与謝野晶子の詩。
夏目漱石や竹久夢二、与謝野晶子、野口雨情など、名だたる文豪たちがこぞって訪れたという伊香保温泉。都会の喧騒から離れ、ゆったりとした時間が流れる石段街を散策していると、心が研ぎ澄まされるのを実感。そんなときは、文豪たちになりきって一句詠んでみては。思いもよらぬ、素敵な言葉が思いつくかも!
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No.6 伊香保神社で恋愛祈願
ついにゴール目前!
石段を登りきった頂上にあるのが、全国屈指のパワースポットとして知られる「伊香保神社」。縁結びの神社と言われており、休日には多くの女性が良縁を祈りに訪れるとか。
365段目の印は忘れずに写真に収めて。
一歩敷地内に入ると、多くの観光客で賑わう石段街とはガラッと変わった静寂な空間が広がります。
いよいよ、良縁祈願を!
石段を登りながら考えた祈りを込めて、いざ参拝。こちらはご縁のほか、子宝や金運をももたらしてくれるそうで、運勢がうなぎ登りの予感!?
悔いのないよう、しっかりと祈願しましょう。
「今年こそ結婚したい!」という強い思いがある人は、縁結びの絵馬に思いを託してみては?
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No.7 売れ切れ必至! 手作り湯の花まんじゅうでティータイム
石段街から、徒歩7分ほど。
365段を制覇したら、ご褒美のティータイムを。伊香保温泉で外せないスイーツといえば、ご当地名物の「湯の花まんじゅう」。数ある専門店のなかでも最も美味しいと評判なのが、老舗の「寿屋」。
二代目のご主人、登坂好一朗さんとお母様。
昭和28年に創業して以来、伊香保の街で多くの人から愛され続ける和菓子専門店。工場生産の店舗が増えているなか、現在も餡からすべて手作りの製法を守っているのは、寿屋を含む2店舗のみ。そんな伝統の味を求め、石段街にも湯の花まんじゅうを売る店はたくさんあるのにも関わらず、わざわざ足を運ぶ人が後を絶ちません。
商品はすべて、店の厨房で手作り。
もともと各地の温泉街で親しまれてきた温泉まんじゅうが、伊香保のオリジナル商品となって誕生した湯の花まんじゅう。伊香保の源泉の色に合わせ、黒糖をまぜた茶色い皮になったそう。
湯気とともに、いい香りが店内に充満します。
こちらで使用するのは、北海道産の小豆のみ。小豆を炊き、皮で包み、蒸し上げるまで、すべて店頭の厨房で行われます。まんじゅう作りを行うのは基本、朝9~11時の間。運良くタイミングが合えば、蒸し立ての状態を食べられるチャンスも!
蒸し立てを割ると、湯気が立ちこもります。
湯の花まんじゅうはこしあんが主流ながら、寿屋ではつぶあんとこしあんの2種類を製造。伊香保で唯一のつぶあんの湯の花まんじゅうは、ここでしか食べられない貴重な一品。皮を割ると、ふっくらと炊き上げられた小豆がぎっしり!
ハイシーズンには1日1000個を売り上げることも!
お土産用の箱入りはもちろんのこと、単品でも購入が可能。店内のテーブルに座って、ティータイムを楽しんでは? 口どけなめらかな餡は甘さ控えめで、ペロリと完食。定番のこしあんとつぶあんの食べ比べがおすすめ。
お菓子のオリンピックで「金菓賞」を受賞!
湯の花まんじゅうに加えてマストで購入したいのが、二代目のご主人が4年前に生み出した銘菓「寿々虎」。最高級のとら豆をカステラ生地で包み、鈴の形に焼き上げた新商品は、“お菓子のオリンピック”という異名を持つ「全国菓子大博覧会」で金菓賞を受賞。大切な人や職場へのお土産にもぴったりです。