山形・宮城の両県にまたがる蔵王は、トレッキングや紅葉、スノーレジャーなど四季折々の高原アクティビティが充実したエリア。今回は絶景から地元カフェや温泉まで、蔵王の魅力を再発見するスポットを紹介します!
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大パノラマに目が釘付け!蔵王のシンボル御釜へ
蔵王を訪れたら立ち寄りたいのが定番の観光スポット“御釜”。御釜とは、火山の噴火でできた円形の火口湖です。大きさは、周囲約1km、直径約330m、水深約25mで、エメラルドグリーンに輝く湖面が印象的な湖。
山頂にある御釜へは、東北自動車道「村田IC」か「白石IC」から車で約1時間。バスを利用する場合には、「JR白石蔵王駅」からミヤコーバス「蔵王刈田山頂」行きで約1時間30分、終点で下車すると目の前に「蔵王山頂レストハウス」があります。レストハウスの前を通り遊歩道を進むと御釜が一望できる展望台に到着です。みやげ品やレストランがある「蔵王山頂レストハウス」
展望台までは道が舗装されていますが、岩場もあるので、歩きやすい靴が良いですよ
神秘的なエメラルドグリーンの湖水は、天気や日差しのあたる角度によってコバルトブルーやネイビーのように色が変わったように感じるので、飽きずにずっと眺めていられそう…。
山の天気は変わりやすく、雲や霧で見えないことも多いので、晴天のなかで御釜を見ることができたらラッキーですよ☆展望台からは少し斜めの角度で眺められる
正面から見ると迫力満点!
景色を観賞したあとは「蔵王山頂レストハウス」へ。山形名物の玉こんにゃくを味わえる軽食コーナーやみやげ品が並ぶ売店がありますよ。
雪が降る冬季は見学ができず、例年4月下旬~11月下旬の期間限定。春が訪れたら圧巻の景色を眺めに足を運んでみてください。4月下旬には雪景色の御釜を見ることができるかも!?
- 御釜
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- 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字倉石岳国有林内
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【電話番号】0224-34-2725(蔵王町観光案内所)
【営業】4月下旬-11月下旬、見学自由
【定休日】期間中無休
【駐車場】有り
【交通】最寄り駅:「ミヤコーバス」蔵王刈田山頂下車すぐ
【URL】http://www.zao-machi.com/31
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絵本に出てきそうなガーデンカフェでふわふわのパンケーキを♪
蔵王エリアでティータイムを楽しむなら「38garden cafe(ミツバチガーデンカフェ)」がオススメです。JR「茂吉記念館駅」から、山交バス「山形・表蔵王口・上山千歳公園待合所」行きに乗り5分。「半郷住宅前」で降り、のどかな住宅街を歩くとすぐにカフェが見えてきます。
あたたかい季節はテラス席も利用できます
「38garden cafe」はその名の通り、春にバラが咲き誇る美しい庭が自慢のガーデンカフェ。5月後半から6月前半のバラの見ごろには、たくさんの人が訪れます。
カフェまでのアプローチにも花がいっぱい!
花だけでなくハーブなども育てています
広々とした庭に備えられた素敵なドーム型のパーゴラ
ミツバチの巣のかたちをイメージした六角形の店内には、キュートなディスプレイがいっぱい!!
暖炉のあるナチュラルテイストの店内
ペンダントライトの中にもミツバチ発見!
どこにミツバチが隠れているか探してみましょう♪
こちらのメインメニューはやさしい味わいのパンケーキ。
オーナーの山川まどかさんは、高級素材を使った気取ったパンケーキではなく、家庭でお母さんが焼いてくれるような素朴で家庭的な味をイメージしてレシピを考えました。
この日オーダーしたのは「ダッチオーブンパンケーキ」。
待ってる間もパンケーキが焼ける甘い香りが店内に広がり、幸せ気分♡「ダッチオーブンパンケーキ」(600円)
こんがりキツネ色に焼きあがったパンケーキが到着! 小麦が焼けた芳ばしい香りとバターの甘い香りが鼻をくすぐります。
まずはひと口。きび砂糖のやさしい甘さとバターのコクが口の中に広がります。食感は、ふわふわとモッチリがほど良いバランス。別添えのメープルシロップと生クリームをトッピングして味わうのもGood!別添えのメープルシロップをとろ~りとかけて…
いただきます♪
卵がたっぷり入った黄色いパンケーキ!
寒い日季節にぴったりなのが、体をあたためてくれる「ホットチョコレート(はちみつシナモン)」。しっかりとした甘さのスイートチョコレートとミルクを混ぜ合わせたドリンクの上に、生クリームとはちみつ、シナモンパウダーがトッピング。濃厚な甘さをスパイシーなシナモンが引き締めるので、飲み口はすっきり! 甘さ控えめのパンケーキともベストマッチですよ。
「ホットチョコレート(はちみつシナモン)」(500円)
- ミツバチガーデン カフェ
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- 山形県山形市蔵王半郷岡田578-19
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- 0236667025
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- 11:00-18:00(L.O.17:00)
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【交通】最寄り駅:「山交バス」半郷住宅前下車すぐ
【URL】http://www.38garden-cafe.com/
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03
蔵王温泉スキー場・中央ゲレンデのくつろぎスポット
さらさらのパウダースノーで雪遊びが楽しめ、国内外から多くのスキーヤーやボーダーが訪れる蔵王温泉スキー場。スキー場の中央ゲレンデでひときわ目をひくヨーロッパの山小屋風の建物が、ロッジ兼宿泊施設「Forest inn.SANGORO(フォレストインサンゴロウ)」です。スノーレジャーを楽しんだあとに、アンティークの家具がならぶレトロなカフェレストランでくつろぎの時間を過ごしてみませんか?
青空に映える三角屋根
シックな雰囲気のカフェレストランは、ゴージャスなシャンデリアやアンティークのソファが配され、思わず写真を撮りたくなるおしゃれな空間です。
乙女心をくすぐるレトロなシャンデリア
ダークブラウンの木を生かした店内には、大きな暖炉や薪ストーブが備えられています。薪のぱちぱちとはじける音を聴きながら、雪景色を眺めたり、読書をしたりするのもオススメ。
ぼんやりと炎を見つめてリラックス
大人なムードのビリヤード台で記念撮影を
友達とのトークも弾みそうな落ち着いた空間
「Forest inn. SANGORO」では、さまざまなレジャープランを用意しています。4月には、スノーシューを履いて山道を歩くトレッキングプランがスタート。蔵王の景色をゆっくり眺めながら、標高1413mの「五郎岳」を登山。山頂では、バーナーであたためた熱々のコーヒーが味わえますよ! グリーンシーズンには、手ぶらでバーベキューができるプランなどもあるので、一年中蔵王高原が楽しめます。
スノーシューはレンタル可能
サラダやドリンクバーも楽しめます
【物件名称】Forest inn. SANGORO
【住所】山形県山形市蔵王温泉スキー場内 中央ゲレンデ
【電話番号】023-694-9330
【営業】10時-16時
【定休日】不定休
【駐車場】なし
【交通】最寄り駅:「山交バス」蔵王温泉バスターミナル
【URL】http://sangoro.co.jp -
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東北有数の温泉街でのんびり湯めぐり♪
蔵王には開湯約1900年の歴史を誇る、蔵王温泉があります。強酸性の湯が皮膚病に効果があることから“美人の湯”と呼ばれ、女性にとても人気があるんです。
浴衣を着て温泉街をぶらり
「温泉に入りたいけど、時間がなくて泊まれない…」、そんなときには日帰り温泉で決まり!
「蔵王温泉バスターミナル」内の観光案内所で販売している「湯めぐりこけし」は、こけしの木地と日帰り入浴シール3枚がセットになって1300円。施設によって入浴料金は変わるものの、通常500円以上するところが多いため、かなりお得なサービスです♪蔵王で有名な日帰り温泉と言えば「蔵王大露天風呂」。温泉街から車で5分ほどの渓谷沿いにあります。木々に囲まれ、川のせせらぎを聴きながら浸かる温泉は格別! 春の新緑や秋の紅葉など、季節の景色が楽しめる贅沢な湯で、旅の疲れを一気に吹き飛ばしましょう。
こけし木地は、追加料金230円で絵付け体験もできます
巨大な浴場は一度に200人も入浴できるのだとか
ほかにも、蔵王温泉街には趣のある3つの公衆浴場があるので、はしご湯を楽しむのもいいですね。
下湯共同浴場
上湯共同浴場
血行促進や皮膚を強くする効果があるといわれる強酸性の湯
時間がないときは足湯で温泉気分♪ タオルをお忘れなく!
「ろばた前の足湯」は屋根があるので、悪天候でも大丈夫
【名称】蔵王温泉共同浴場
【住所】山形県山形市蔵王温泉
【電話番号】023-694-9328(蔵王温泉観光協会)
営業時間 6時-22時
定休日 無休
駐車場 なし
料金 大人200円、小学生以下100円
交通 最寄り駅:「山交バス」蔵王温泉バスターミナル
【URL】http://www.zao-spa.or.jp/about/温泉で体も心もリラックスしたあとは、蔵王温泉名物の「稲花餅(いがもち)」をいただきます♪
こし餡が入った団子が笹の上にちょこんと並んでいます。うるち米ともち米を練った粘り気のある餅なので、食べるときは手で取らず、笹を持ったままパクっと口の中へ。笹のさわやかな香りが餡の甘さをやわらげるように感じるので、甘いものが苦手な人でも食べられます。
団子には保存料が入っていないので、その日のうちに食べてくださいね。稲の花をイメージしてトッピングされた黄色い米粒がキュート
ウィンターシーズンからグリーンシーズンまで、一年中楽しめる高原リゾート・蔵王。体を動かすレジャーから癒しの時間まで、心もカラダもリフレッシュしたい人は是非訪れてみてはいかがでしょうか。
冬景色の温泉街も風情があります