熱海や草津などの華やかな温泉もいいけれど、たまには喧騒を離れ、素朴な温泉町で過ごしたい。なんて気分のときもありますよね。今回は、筆者が実際に行ってよかったと思う穴場の温泉をご紹介します。
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01
日本三大名泉の実力!美肌になれる「下呂温泉」(岐阜県)
岐阜県にある下呂温泉。ここは草津、有馬と並ぶ「日本三大名泉」の一つ。関東からは少々行きづらいイメージのある岐阜県も、新幹線と特急を利用すればアクセスも楽チン。名古屋から出ている特急ひだ号は、飛騨川に沿ってのんびりと走ります。
静かな山間の飛騨川のほとりにある下呂温泉は、うるさすぎずに良い雰囲気。魅力は何といってもそのお湯。温泉から上がった瞬間に、ピンとお肌のハリを実感します。女性ならば美肌のために是非ともチェックして。
夜は灯篭のともった、雰囲気のある温泉街で町歩きがおすすめ。飛騨牛や朴葉味噌焼きなどのご当地グルメも豊富。伝統工芸「さるぼぼ」は、妊活中の女性のお守りとしても人気です。下呂温泉の町並み
◎東京からの行きかた
合計所要時間:約3時間20分
東京 09:00発
↓(東海道新幹線のぞみ)約1時間40分
名古屋 10:41着
名古屋 10:48発
↓(特急ワイドビューひだ)約1時間40分
下呂 12:25着周辺の予約制駐車場
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02
知る人ぞ知る!小さな港町「戸田温泉」(静岡県)
静岡県沼津市に位置し、伊豆半島の西側にある戸田(へだ)温泉。熱海や伊東などメジャーな東伊豆と違い、存在感が薄めの西伊豆。その一つ一つがのんびりした素朴な町。東京から行くには、JR修善寺駅からバスでさらに約1時間と、知る人ぞ知るエリアなんです。
戸田は小さな港町で、アットホームな雰囲気が魅力。お天気が良い日は、おだやかな駿河湾越しに富士山を眺めることができます。西側を向いているので、夕日が沈む姿も見られますよ。
港町だけに、温泉旅館では海の幸を堪能しましょう。駿河湾で獲れる、手長エビや高足ガニも名物。ゆっくり温泉につかった後は、じっくり海の幸に舌鼓を。そして、ふかふかのお布団で眠りましょう。戸田の港町
◎東京からの行き方
合計所要時間:約3時間
東京 12:00発
↓(特急踊り子)約2時間
修善寺 14:06着
修善寺駅 14:20発
↓(東海バス)約50分
戸田 15:10着 -
03
昭和レトロな雰囲気がたまらない「戸倉上山田温泉」(長野県)
長野県千曲市にある戸倉上山田温泉。開湯120年を超え、昔から善光寺詣りの精進落としの湯として親しまれてきました。「美肌の湯」としても有名で、ぬるぬるのお湯につかれば、つるつるのお肌を実感できます。
かつては花街としても栄え、バブル時代の残り香をなんとなく感じさせる雰囲気。今でも昭和レトロなスナック街があり、浴衣と下駄で出かけてみましょう。昔懐かしい射的もあり、タイムスリップしたような遊びを堪能して。
近くには、雄大な千曲川や善光寺平を望む「姨捨」の展望台が。また長野県名産の蕎麦やフルーツ、日本酒を求め、あちこち見学するのも楽しいですよ。東京からは、長野新幹線で上田駅、そこからしなの鉄道に乗り換えて。しなの鉄道も、レトロで素朴な雰囲気のローカル線、とっても素敵です。戸倉上山田温泉の町並み
◎東京からの行き方
合計所要時間:約1時間50分
東京 12:04発
↓(北陸新幹線あさま)約1時間半
上田 13:40着
上田 14:07発
↓(しなの鉄道)約15分
戸倉 14:22着- 戸倉上山田温泉 七福神外湯めぐり
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- 長野県千曲市上山田温泉
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- 026-261-0300
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04
日本海に沈む夕日が美しすぎる「瀬波温泉」(新潟県)
新潟県村上市にある瀬波温泉。日本海の沿岸にあり、夕日がきれいに見えるエリアとしても有名です。開湯100年を超える歴史ある温泉で、沈む夕日を見ながらつかれば、日々の疲れが吹っ飛んでしまいます。
温泉旅館の楽しみの一つといえば食事。米どころで有名な新潟ですが、村上市では特においしいとされる「岩船産コシヒカリ」がつくられています。炊き立てのお米を出す旅館も多く、ほっこり幸せな時間。このあたりは鮭の名産地でも有名。お風呂だけでなく、グルメにも事欠かない場所なのです。
東京からは新幹線で新潟へ。そこから羽越本線の村上駅へ。この路線を走る特急いなほ号や、観光列車「きらきらうえつ」に乗車すれば、さらに楽しい旅になりそうです。日没の様子
◎東京からの行きかた
合計所要時間:約3時間
東京 10:16発
↓(上越新幹線とき)約2時間10分
新潟 12:24着
新潟 12:32発
↓(特急いなほ)約45分
村上 13:18着以上、今回は素朴な景観が癒される、穴場の温泉町をピックアップしました。定番の温泉に飽きたら、ぜひ自分好みの温泉を発掘してみてくださいね。