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夏休みにおススメ、首都圏の鉄道旅5選

夏休みは家族で鉄道旅を考えている人も多いだろう。しかし、西日本や九州、四国の豪雨被害の影響で、路線が寸断され、観光列車も運休が続いている。そこで、全国の鉄道旅ではなく、首都圏からお手軽に出かけられる路線や列車の中からおススメのものを選んでみた。

小田急ロマンスカーGSE

  • 小田急の新型ロマンスカーで行く箱根の旅

    38年間活躍したロマンスカーLSEは引退してしまったけれど、代わりにデビューしたのが最新型の「赤いロマンスカー」GSE。第2編成も登場し、乗車チャンスが増えたので、新しいロマンスカーに乗って箱根へ出かけてみたい。
    GSEは、これまでのロマンスカーに比べ、窓が大きくなったので、車窓もよく見えるとともに、車内が明るくなった。また、都心部の複々線が完成したので、スピードアップが実現し、最速の「スーパーはこね」で小田原まで59分と1時間の壁を破ることができた。速くて快適なロマンスカーの旅がおススメである。

    小田急ロマンスカーVSE

    小田急ロマンスカーVSE

    GSEのデビューで最新型ではなくなってしまったけれど、「白いロマンスカー」VSEも居心地の良い車内とスマートな車体は捨てがたい。小田急のロマンスカーのサイトに車両の運行予定表がでているので、行きと帰りで車種を変えてみるのも楽しい。
    箱根湯本から先は箱根登山電車、ケーブルカー、ロープウェーとバラエティに富んだ乗り物を乗り継いでの行程が面白い。温泉はもちろん、各種美術館もあるので、楽しみ方はさまざまである。仙石原のラリック美術館には、本物のオリエント急行のサロンカーが展示してあるので鉄道ファンや豪華車両に興味ある人には見逃せない。

    小田急ロマンスカー公式サイト https://www.odakyu.jp/romancecar/

    新宿
    住所
    東京都新宿区西新宿1丁目
    電話番号
    小田原
    住所
    神奈川県小田原市栄町1丁目
    電話番号
    箱根湯本
    住所
    神奈川県足柄下郡箱根町湯本
    電話番号
  • 富士急の愉快な観光列車たち

    何年か前から富士急は、ユニークで楽しい車両を続々とデビューさせ、鉄道ファンのみならず、行楽客の注目を集めている。その中で、「フジサン特急」は子連れにとっては一番楽しい車両であろう。車体に描かれた富士山擬人化キャラクターは、富士急がオリジナルで生み出したもので、何と101種類。車体のみならず、車内のいたるところで見つけることができ、こどもも大人も楽しませてくれる。1号車は指定席の展望車両で、運転台のすぐ後ろにはソファー席やこども向けの疑似運転席がある。なお、フジサン特急は、車両の定期検査のため、2018年7月27日までは代替車両での運転となるので注意したい。

    フジサン特急と富士山ビュー特急

    フジサン特急と富士山ビュー特急

    「富士山ビュー特急」は、「フジサン特急」と似たような形の車両だが、赤茶色のシックな色合いで水戸岡鋭治氏のデザインである。水戸岡氏は、九州新幹線やJR九州の各種観光列車のデザインを手がけた人で、ソファーの図柄や木を多用したインテリアは個性的であるとともに温かみがある。1号車は特別車両で、丸テーブルのグループ席や四人掛けのテーブル席など居間にいるようで心地よい。列車によっては、スイーツプランも申し込むことができ、車窓の富士山を眺めながらティータイムを満喫できる。

    水戸岡氏のデザインが楽しめる「富士登山電車」もユニークだ。JR九州の観光列車に乗りたいけれど、遠くて行けないと言う人は、とりあえず富士急の車両でその雰囲気を味わってみてはどうだろうか?

    富士急行線 http://www.fujikyu-railway.jp/

    大月
    住所
    山梨県大月市大月1丁目
    電話番号
    河口湖
    住所
    山梨県南都留郡富士河口湖町船津
    電話番号
  • 東武のSL「大樹」で懐かしい汽車旅を

    各地でSL列車が復活運転を行っているけれど、2017年夏から運行を始めたのが東武鬼怒川線(下今市駅~鬼怒川温泉駅)を走るSL「大樹」(たいじゅ)。
    JR北海道から借りているC11形蒸気機関車がJR貨物から譲り受けた車掌車、JR四国から譲り受けた青い14系客車3両、それにJR東日本から譲り受けた赤いディーゼル機関車を連結して、古き良き時代の汽車旅を再現する。

    東武鉄道のSL大樹

    東武鉄道のSL大樹

    下今市駅と鬼怒川温泉駅には機関車の向きを変える転車台が新たに設置され、方向転換の様子は誰でも気楽に見物できる。週末を中心に1日3往復しているので、乗車チャンスは多い。車内では記念撮影やお土産販売もある。鬼怒川温泉や東武ワールドスクエア、日光と周遊すると楽しめるだろう。

    東武のSL「大樹」 http://www.tobu.co.jp/sl/about/introduction/

    下今市
    住所
    栃木県日光市今市
    電話番号
    鬼怒川温泉
    住所
    栃木県日光市鬼怒川温泉大原
    電話番号
  • 中央線「あずさ」の新型車両と小海線の観光列車HIGH RAIL

    中央線あずさ新型車両E353系

    中央線あずさ新型車両E353系

    高原列車で名高いJR小海線を走る観光列車HIGH RAIL 1375乗車をメインに、乗換駅の小淵沢駅までは、「スーパーあずさ」や「あずさ」「かいじ」の一部列車に使用されている新型車両E353系に乗るプラン。HIGH RAIL 1375は、あらかじめ予約すれば車内で軽食を味わうことができる。

    小海線の観光列車HIGH RAIL 1375

    小海線の観光列車HIGH RAIL 1375

    ユニークなのは夜間走行するHIGH RAIL星空号で、星がよく観察できることで有名な野辺山駅で1時間停車し、駅前で星空観察会が開かれる。沿線で宿泊してもいいけれど、佐久平駅で北陸新幹線に乗り換えれば、日帰りで都内に戻れる。

    HIGH RAIL 1375  https://www.jreast.co.jp/nagano/highrail/

    小淵沢
    住所
    山梨県北杜市小淵沢町
    電話番号
    小諸
    住所
    長野県小諸市相生町1丁目
    電話番号
  • 京急のおトクきっぷで三浦海岸、三崎、横須賀へミニワンデートリップ

    泉岳寺~品川~横浜~横須賀~三崎口を結ぶ京急には、おトクな企画きっぷがいくつもあり、気楽に電車旅が楽しめる。有名なのは「みさきまぐろきっぷ」で往復の乗車券、京急バスフリーきっぷ、食事券、施設利用券がセットになっていて、使い方にもよるけれど、2000円くらいは軽くおトクになる。

    京急の快特三崎口行き

    京急の快特三崎口行き

    夏なので、「みうら海水浴きっぷ」もあるし、見どころや個性的な食事が味わえる横須賀エリアを散策できる「よこすか満喫きっぷ」が楽しそうだ。「よこすか」といっても横須賀中央駅付近のみならず、観音崎までエリア内なので横須賀美術館やホテルのスパも利用でき、ちょっとしたリゾート気分が味わえる。
    京急の快特は、泉岳寺駅始発の電車の場合、ほとんどがクロスシート車なので旅行している気分になれるのもよい。ただし、泉岳寺駅では企画きっぷが買えないので、都営地下鉄線から直通するときは要注意だ。

    京急のおトクなきっぷ http://www.keikyu.co.jp/information/otoku/index.html

    三崎口
    住所
    神奈川県三浦市初声町下宮田
    電話番号
    泉岳寺
    住所
    東京都港区高輪2丁目
    電話番号

    以上、日帰りあるいは1泊の気楽な鉄道旅プランを5つ選んでみた。参考になれば幸いである。

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野田 隆 NODA Takashi
ライターのプロフィール画像
NAVITIME TRAVEL EDITOR
「乗り鉄」を中心に鉄道の面白さ、楽しさを、SL列車、観光列車やローカル線から
通勤電車、地下鉄に至るまで幅広く紹介する旅行作家。
著書はまもなく21冊目を上梓予定。日本旅行作家協会理事

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