航空券をお得に買う方法は?北海道と沖縄行き格安航空券の購入方法


2018.06.25

NAVITIME TRAVEL EDITOR

もうすぐ夏休み。国内旅行では、北海道と沖縄が定番の人気です。しかし、北海道と沖縄へ夏休みに行くとなると、航空券の高さがまずネック。それでも北海道と沖縄に行きたい人のために、航空券をできる限り安く予約・購入する方法を、基本から上級編までご紹介します。

  • 01

    ピーク日から数日ずらすだけで運賃が大きく下がる

    北海道と沖縄は、どちらも夏休みの旅行先として高い人気を誇ります。ただ、閑散期よりもこの時期は航空券が「繁忙期」価格となり、通常よりも非常に高くなります。特に運賃が高いのは、働いている人々の休みが集中するお盆の時期です。

    もし可能であれば、お盆の時期は避け、旅行の予定を数日ずらすだけで、運賃がグッと下がります。現地のホテルなども同様です。運賃の差は、家族の人数分ともなると旅行全体の費用が大きく違ってきます。7月の早い時期、また8月末ごろになると、さらに運賃は下がります。

    沖縄・那覇空港には「ANA」の機体がズラリと並んでいます

    沖縄・那覇空港には「ANA」の機体がズラリと並んでいます

  • 02

    出発時間をずらすだけでもかなり安くなる

    例えば、首都圏発で最も高いのが、羽田空港などを午前中に出発し、帰りは旅行先を夕方に出発する便。人気の理由は、現地に長い時間滞在することができるからです。

    ただ、羽田空港などからの出発をお昼頃にする、もしくは午後にすると、運賃が下がります。現地での滞在時間は短くなりますが、その分、自宅を朝、出発する時間もゆっくり、体力的にもラクです。帰りも同様で、早めの時間に戻ると夜のラッシュや終電なども気にせずに移動することができます。

    「JAL」は全国各地から北海道と沖縄への便を多く就航しています

    「JAL」は全国各地から北海道と沖縄への便を多く就航しています

  • 03

    大手だけでなく「準大手」「LCC」もチェック

    北海道もしくは沖縄への便を運航する航空会社は、ANAやJALといった大手航空会社だけではありません。例えば羽田空港かだと、スカイマークはどちらも、北海道へはAIRDO(エア・ドゥ)が運航。中部国際空港や神戸空港などから沖縄へは、ソラシドエアの便も就航しています。

    スカイマーク、AIRDO、ソラシドエアは、大手航空会社並みのサービスで、ほぼ同じように利用できます。ANAやJALよりも格安であることがほとんどなので、ぜひチェックしてみてください。

    「ジェットスター・ジャパン」は成田空港が拠点のLCC

    「ジェットスター・ジャパン」は成田空港が拠点のLCC

    一方、LCC(格安航空会社)は、大手航空会社よりも運賃が安く移動できる手段で、北海道や沖縄への便も多く就航しています。LCCは、予約状況などに応じて運賃が大きく変動します。また、大手航空会社との違いは、首都圏では成田空港、関西圏では関西空港からの発着となるほか、手荷物ルールやチェックイン時間などが大きく異なります。時間に余裕がある人向けではあるものの、夏休みも格安で移動できるのはとても魅力的です。

  • 04

    ANAやJAL、航空会社の「株主優待」を使う

    航空券の格安な運賃は、基本的に「予約変更不可」です。変更可能な運賃はさらに価格が高額になります。

    そこで活用したいのが、ANAやJALなどが発行する「株主優待券」。普通運賃の約50%の運賃になるほか、お盆などのピーク時であっても当日まで便の変更が可能です。夏休みの時期は台風が多いことは後で記述しますが、いざとなったら変更できる運賃は忙しいビジネスパーソンには心強いものがあります。株主優待券は金券ショップなどで購入できます。

  • 05

    「航空券+ホテル+レンタカー」がセットのツアー商品、特に直前!

    北海道もしくは沖縄への旅行では、航空券だけでなくホテル、レンタカーの費用も必要でしょう。あらかじめセットになったツアー商品が、意外と安いことがあります。

    セットになったツアー商品は、インターネットでチェックできるほか、新聞の広告、旅行会社の店頭に並んでいることも。特に、夏休み直前になると、あらかじめ確保して余った航空券やホテルなどをセットにした激安ツアー商品が出ることがあります。ダメ元でも探してみる価値ありです。

    夏の北海道は首都圏よりも涼しくておすすめです

    夏の北海道は首都圏よりも涼しくておすすめです

  • 06

    夏休みの旅行に注意したい「台風」「空港の混雑」

    夏休みの旅行で気を付けたいのは、まず「台風」です。特に、沖縄は台風がよく来るエリアで、航空便はかなりの影響を受けます。また、台風で飛行機の欠航が発生すると、全国その他の地域に向かう便に影響が出ることも。「北海道は台風が来ないから大丈夫」とは思わず、全国どこかで台風の影響を受けそうなら、早めに空港へ向かいましょう。

    また、夏休みは空港も混雑します。駐車場、チェックイン、保安検査場など、どこも通常より混み、長蛇の列になることも。特にこの時期は「早め行動」が肝心です。

    沖縄旅行の拠点、那覇空港。ピーク時は混雑します

    沖縄旅行の拠点、那覇空港。ピーク時は混雑します

  • 07

    来年への備え、ANA「旅割」とJAL「先得」は発売日に予約

    どうしてもANA、JALで北海道もしくは沖縄へ夏休みに行きたいなら、今年はもう難しいので来年への“対策”として、ANAは「旅割」、JALは「先得」の運賃を確実にゲットできるようにしましょう。

    まず、「発売日をチェックする」こと。3月末から10月末までの“夏スケジュール”の分は、毎年1月中旬から下旬ごろ、一斉に発売されます。その中でも、ANAとJALそれぞれの上級会員(プレミアム会員)がまず先に、その次にANAとJALそれぞれのカード会員、さらに一般発売といった順番があります。上級会員は難しくとも、カード会員になっておくほうが一般発売より早く予約できるため、おすすめです。

    沖縄の美しい夕焼けは旅行者に人気です

    沖縄の美しい夕焼けは旅行者に人気です

    那覇空港
    place
    沖縄県那覇市鏡水
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Aki Shikama
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NAVITIME TRAVEL EDITOR
旅行・航空ジャーナリスト / フォトグラファーです。\主な取材ジャンルは、飛行機と空港。カメラは、Nikon。\1年中、国内と海外をよく飛び回っています。\空港のラウンジと飛行機撮影、スタバ、機内食がライフワーク。