誰もが知ってるあの「シウマイ」を製造販売している崎陽軒に、新たなスタイルの店舗がオープンしました。気になるコンセプトは「蒸したての味をお酒とともに愉しめるシウマイBAR」。各SNSでも人気の「シウマイBAR」。その実態を調査すべく、東京駅一番街に行ってきました。
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店頭では、実際にシウマイを作っている工程が見られます
崎陽軒といえば駅弁としての人気が高く、横浜の名物土産としても有名ですよね。東京駅一番街の「にっぽんグルメ街道」に11月末オープンしたばかりの「横濱 崎陽軒」では、なんと、蒸し立てアツアツのシウマイがお酒と一緒にいただけます!
バル形式ということで、店内は少し小ぢんまりですが全席着席型です。席数は15席程度。お一人様に嬉しいカウンター席も充実しています。時間帯によっては並ぶこともありそうですが、回転が早いのですぐに席に案内されます。
混雑の場合は、壁に沿って並んで待ちましょう
この日は週末の夕食時でしたが、タイミングよく席が空いたため待たずに着席。さくっと食べてさくっと飲む。カウンター席はそんなお客さんにピッタリです。
さて、早速メニューを拝見。「崎陽軒のシウマイって一種類じゃなかったのか!」と驚かされるほどの品数です。目移りせんばかりのシウマイラインナップ!
何はなくともまず生ビールを注文。そして蒸し立てと謳うからには、恐らく注文が入ってから蒸し始めるのだろうと高を括り、すぐ出てくるであろうおつまみを注文(これが後に惨事を起こす)。
「クラゲの和え物二種」と、シウマイ弁当でお馴染みの「筍煮」。筍煮は、もうこれだけで別売りしてほしいと思っている方も多いのではないでしょうか。シウマイに次ぐ人気の一品をたっぷりいただけますよ。すぐに出てきた「クラゲの和え物二種」と「筍煮」
想定どおり、ビールと同時に運ばれてきたおつまみ二点。これでゆっくりシウマイを待てるぞ、と思った矢先。
「お待たせしましたー!シウマイ全種盛り合わせと、翡翠餃子でーす!」
えっ、想像していたタイミングと違う!ビールとおつまみでまったりやった後に、さぁ満を持してのシウマイを、と思っていたのですが、完全に裏切られました!あっという間にテーブルの上はプチパーティ状態。お一人様なのにすいません。
それくらいすぐに出てきます。複数メニューを頼みたい時は、食べ終わってから順番に注文した方がいいですね・・・反省。所狭しと並べられたおつまみに餃子、そしてシウマイ盛り合わせ
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冷めないうちにいただきましょう
完全にペースは乱されましたが、蒸したてのシウマイを温かいうちにいただかない理由はありません。昔ながらのシウマイ、黒豚シウマイ、季節のシウマイ、えびシウマイ、特製シウマイ、かにシウマイ。6種がずらりと並んだせいろに箸が迷いますが、まずは基本の「昔ながらのシウマイ」をいただきます。
蒸したてホカホカ、湯気でカメラのレンズが曇ります
もう何年も前に食べた冷たいシウマイ弁当で登録されていた私のシウマイメモリーが、一瞬にして上書きされました。これが同じシウマイか!熱い!肉汁が滴る!豚肉とホタテの風味が、冷えた体に染み渡ります。
テーブルに用意されたからしをたっぷりつけて、もう一つ。お弁当だと、一個しか入っていないこの小さなからしを、いかに全てのシウマイにつけるか苦悩しませんか?私だけでしょうか。黒豚シウマイは粗挽き黒豚の食感にブラックペッパーが効いていて、これまたビールが進みます。他のシウマイもエビのぷりっぷりの食感や、香り高いかにの風味が存分に楽しめますよ。
色鮮やかな翡翠餃子もぷりっと艶やか!もっちもちの食感がたまりません。つやつやの翡翠餃子、中にはこれまたぷりぷりのエビがぎっしり
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これは人気になるはずだ!
たかがシウマイ、されどシウマイ。全て食べ終わる頃にはすっかりお腹も満腹に。時間にして30分ほどでしたでしょうか。さらっと食べてさらっと飲んで、大満足です。
じっくりゆったり過ごすタイプのお店ではありませんが、電車の空き時間や小腹が空いた時などに、さらりと寄りたいお店です。またランチタイムにはカレーや炒飯なども登場するようですよ。
もちろんお持ち帰りコーナーもありますので、お土産にも一品、買って帰りましょう。横濱 崎陽軒 外観