都心からすぐ！今話題の秘境「濃溝の滝」への行き方

千葉県君津市、清水渓流広場内にある「濃溝の滝」は、かつて大きく迂回していた川の洞窟の中を通すために、人工的に作られた滝です。写真のような絶景を拝みたいのなら、早朝の到着がオススメ！運がよければ、差し込む日差しが鏡のような水面に反射して、絵画のような景色を拝めます。

それではアクセス方法、また駐車場情報についてのレポートをお届けします！
カーナビの目的地はもちろん「濃溝の滝」。すぐ隣にある「濃溝温泉千寿の湯」でもいいかもしれません。

東京方面からは、館山自動車道の「君津IC」を降りて、最初のT字交差点「君津ID入り口」を左折します。後はひたすら県道92号線を道なりに。
左手に大きな赤い鳥居を見て、ベストシーズンには満開の菜の花が楽しめそうな道をゆったりと走ります。信号が少ないので快適に走れますよ。

「房総スカイライン有料道路」の看板が見えてきても、小銭の用意はいりません。「房総スカイライン有料道路」は2014年4月から2016年7月現在まで無料です！

「房総スカイライン有料道路」を降りて「片倉交差点」を右折したら、目的地はすぐそこ。そうそう、ICを降りてから滝までは約30分ほどの道のりですが、コンビニは少ないのでご注意を。見かけたらすかさず寄るか、到着地近くの道の駅までお待ちください。

さぁついに到着しました！気になる駐車場情報ですが、乗用車が40台程度と、観光バスも2台程度は駐車できる広々としたスペースです。警備員の方の指示に従って駐車しましょう。2016年7月現在、駐車料金は無料です。

駐車場入り口

駐車場横の小屋には、全国各地から訪れた人たちが撮影した写真が展示されています。トイレも併設されているので安心ですね。
この日も早朝から、大型観光バスが2台やってきました！今や、本当に人気の観光スポットなのだと実感します。季節や時間帯によって様々な顔を見せる「濃溝の滝」。この日は、どんな「濃溝の滝」が見られるのでしょうか。

神秘的絶景まで徒歩451歩

「本当に徒歩451歩で着くの？」と歩数をカウントしながら、公園内を進みます。
公園内の歩道はしっかり整備されているため、靴の心配はいりません。ただし滝をベストスポットで拝みたいなら、レインブーツや長靴など、水に濡れてもいい靴をオススメします。
そして到着するのは、この「幸運の鐘」。道路の看板も滝より鐘の方が強調されていますので、「幸運の鐘」の看板を目印にしてもいいですね。

静かな公園内に、「幸運の鐘」の音が響き渡ります

滝と言われて想像するような、轟く爆音はありません。飛び散る水飛沫もありません。目の前に広がるのは、静かにさらさらと流れる水と、とてもここが都心から一時間の距離とは思えない、澄んだ空気です。
マイナスイオンとはこういうところに発生するのだと実感させられる、自然のパワーを全身で享受します。

幻想的な濃溝の滝photo By kta3060 from PIXTA

生憎、私が到着した際は雨が降ってきてしまったため、差し込む日差しの神秘的な景色を拝むことは叶いませんでしたが、それでも自然の美しさを目の当たりにし、暫し言葉を忘れて佇んでいました。
ちなみに写真の撮影は、3・9月のお彼岸過ぎ、朝6時半頃から7時半頃までがベスト。時期が合えばホタルを鑑賞することもできるそうです。

車で2分ほどの距離に「道の駅 ふれあいパーク・きみつ」もあり、鴨川有料道路を通って外房に向かえば、約20分で「鴨川シーワールド」に着きます。動物たちとのふれあいや四季折々の花が咲き乱れる「マザー牧場」までも約30分と、寄り道したいスポットが近くには盛り沢山！

早朝に朝日差し込む滝の絶景を拝み、道の駅で食事を取り、「マザー牧場」や「鴨川シーワールド」でたっぷり遊んだ体を「濃溝温泉 千寿の湯」で癒し、再び「濃溝の滝」へ戻って絶景を楽しむ。そんな一日って、最高ですよね。
季節や時間帯によって、様々に表情が変わる「濃溝の滝」。あなたが訪れた際には、どんな景色が見られるでしょうか。是非ご自身の目で確かめてみてください。

photo By yanpon from PIXTA