未来製作所 ※シェフが撮影した画像をお借りしたものです。

NAVITIME検索急上昇ランキング第4位!大人は入店禁止の「未来製作所」ってどんなお店?


2016.03.04

NAVITIME TRAVEL EDITOR

NAVITIME検索急上昇ランキング、2/15-2/21間の集計で、兵庫県のお菓子屋さん「未来製作所」が第4位にランクインしました。一体どんなお店なのか、ご存知ですか?

  • 01

    パティシエ エス コヤマから生まれた、子どものためのパティスリー

    小山ロールを筆頭に、数々のスイーツで名を馳せる「パティシエ エス コヤマ」。まるでお菓子の街のような敷地の一画に、「未来製作所」は存在します。

    秘密基地や実験室を連想させるカラフルなたまご型のドーム。その中には、奥に繋がる更に小さな入り口が!残念、大人はここまでです。こちらのお店、大人は一切立ち入り禁止とのこと。小学6年生以下の子供しか入れない、子どもだけのための特別なお店なのです。

    なお、もちろんメディアであろうと大人は入ることができません。この記事に掲載されている店内の画像も、全て特別にお借りしたお子様カメラマン撮影のものばかり。素晴らしい腕前ですよね。

    大きなキッチン!

    大きなキッチン!未来製作所 ※お子様が撮影した画像をお借りしたものです。

    店中では、小山シェフが20年の歳月をかけて完成させたお菓子や、子ども達の目の前で焼き上げるできたてお菓子などが売られているんだそう。焼き立てのお菓子は出来上がるまでの過程を見られますので、食べる時はより一層美味しいのでしょうね。

    目の前で焼き上げられるお菓子たち

    目の前で焼き上げられるお菓子たち未来製作所 ※お子様が撮影した画像をお借りしたものです。

  • 02

    「大人は入れない」のに、子どもと大人をつなぐ、とは?

    「未来製作所」は2013年12月に、パティシエの小山進さんが、【子供の「ミテミテキイテ」と大人の「キキタイシリタイ」をつなぐ】をコンセプトに、「子どもと大人を繋ぐ」パティスリーとしてオープンしました。

    小山さんは、2003年にお店をオープンされてから、色々な若者と一緒に働く中で「今の子どもたち、若者たちは伝えることを簡単に諦めている。伝える力が弱まっている」と強く感じてきたそう。
    ご自身の子ども時代は地域の結び付きが強く、母親や近所の大人たちが毎日熱心に話を聞いてくれ、そのお蔭で「伝えること」の大切さ、楽しさを知り、伝えることを諦めない大人になれたといいます。

    子どもしか入れないことで子どもは一生懸命大人に伝えようとし、大人たちも真剣に話を聞こうとする。
    「未来製作所」は、そのような状況を作り出す場所です。

    未来製作所 ※お子様が撮影した画像をお借りしたものです。

    大人は店内に入れません。「中では何が売られているの?どんな風になっているの?」と、シリタイ気持ちでいっぱいです。
    そして中に入ることができた子供は「ミテミテ!キイテ!」と話したい気持ちでいっぱい。大人は子どもの話を聞くことで、店内の様子を想像する。あえてそのような「不自由さ」を設けることで、子供と大人がつながる時間を演出してくれるんです。

    店内の細部にまで、楽しさが散りばめられています

    店内の細部にまで、楽しさが散りばめられています未来製作所 ※お子様が撮影した画像をお借りしたものです。

  • 03

    「聞いて」と「教えて」が尽きない時間を。

    出入り口はひとつしかありませんので、小さな子供の初めてのおつかいにもオススメのこちらのお店。ただし外で待つ大人のみなさん、くれぐれも時間にはご注意を。何しろ中には、ふわふわのお菓子にピカピカのロボット、キラキラのゲームや大好きなア二メなど、時間を忘れてしまうようなモノがいっぱいらしいのです。
    うちの子がなかなか出てこないけれど。そんな忍耐力を鍛えられてしまうかもしれません。大人のみなさん、待合室で売られているお菓子「MATTERU」で一息ついて、気長にお待ちくださいね。

    キラキラとロボット

    キラキラとロボット未来製作所 ※お子様が撮影した画像をお借りしたものです。

    なんとも子どもが羨ましい、素敵なお店です。週末にはぜひお子さんを連れて、お出かけしてみませんか?

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