12/6、東京は西武池袋本店内に「三省堂書店 池袋本店」がグランドオープンし、日曜日の買い物客で大いににぎわった。
今年7月に閉店したリブロ池袋本店跡地に居抜出店した「三省堂書店 池袋本店」。リブロ池袋本店に訪れたことのある人はご存知だろう。この本屋、とにかく広い。
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コンセプトは「To the Higher Stage -今より少し違う景色が見える書店-」
創業134年という長い歴史の中で培ってきた書店のノウハウを十二分に生かし、「本を楽しむ」ことを大きな特徴とした「三省堂書店 池袋本店」。本のエキスパートたちが演出するジャンルにとらわれない300-500冊ものオススメ本を展開するコーナー、「tanakanata(棚彼方)」を全フロアに設置している。もちろん、テーマは定期的に変わっていく予定だ。
株式会社三省堂書店
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子どもだけでなく、付き添いの大人だって一緒に遊んで探して、出会えるフロア。
書籍館地下1階には児童書売り場「totoa(トトア)」は、木製玩具や積み木などが揃えられ、子どもが楽しめる空間となっている。
また同書籍館の1階では、こだわりのカフェ「神保町いちのいちノおふくわけ」がオープン。本や雑貨に囲まれながら、子どもだけではなく大人もくつろぎの時間を過ごせるのだ。スペシャリティコーヒーを飲みながら、とっておきの一冊を探したい。株式会社三省堂書店
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本屋らしくない本屋。
知的好奇心を刺激する博物、鉱物、天体などの希少性のある雑貨が並ぶのは、同書籍館の4階。博物系雑貨コーナーの「Naturalis Historia(ナチュラルヒストリエ)」だ。化石や鉱物などが並び、ここは本当に本屋か?と思わせる景色が広がっている。
ほかにもアート・デザイン系の書籍を集めたコーナー「ARS LOCUS(アーズローカス)」や、サイン会にトークショーも開催できる多目的イベントスペース「Reading Together(リーディングトゥギャザー)」にも要注目。
何度でも言いたい。ここは本当に本屋なのか? -
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時間に余裕をもって、がっつり探しに行こう。
ちなみに1,000坪と言われてもピンと来ない方へ。1坪が約3.3平米、その1000倍なので約3,300平米。小学校にあるプールが大体25m×15mで375平米。単純計算、プールが約8面分の書店ということだ。書店の域を完全に超えているのである。
昨今増えるインターネットの書籍販売では実現が難しい、新しい本との出会いを探しに行こう。時間の余裕と体力の余裕は忘れずに。