有限会社くるみの木

「ならまち振興館」がリニューアル。その名も「鹿の舟」


2015.11.06

NAVITIME TRAVEL EDITOR

11/19、伝統的な生活文化が残る奈良町、奈良市井上町にある「ならまち振興館」が新しく生まれ変わります。
従来の観光案内だけでなく、「生活文化に触れ、これからの生活を照らし考えること」をテーマにした新複合施設は、文化体験教室やレストラン、おしゃれなカフェに雑貨店と、観光客だけでなく地元の人も注目する新スポットです。

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    もともとは、大正時代に建てられた住宅を利用

    奈良市からの運営委託を受けた観光案内施設「繭 mayu」では、従来のようなカウンター越しの案内ではなく対話をメインとし、お客様と触れ合いながら旅の始まりをサポート。
    伝統が息づく奈良町の空気を肌で感じられるよう、昔ながらの生活文化を体験できるコースも用意し、学びあい、これからの生活を共に考える場を提供します。

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  • 02

    奈良の魅力のひとつ、「朝」の空気が存分に味わえる

    ゆったりとやさしい時間が流れていることが、奈良の魅力。古きを大切にするその心を、「竈炊きの朝ごはん」という形で味わえるのが、食堂&グローサリーの「竈 kamado」です。
    本格的な竈を施設の中央に設置し、炊き立ての竈ご飯、じんわりと体に染みていくお味噌汁、旬を感じさせる奈良伝統の食材を使った煮物などがいただけるとのこと。
    澄み切った朝の空気の中いただけるその食事が、どんなに魅力的か、想像に難くありませんね。

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  • 03

    喫茶室や雑貨店も、順次オープン予定

    他にも、ハンドドリップで淹れるスペシャルコーヒーや、奈良の食材を使用したドリンク、フードを提供する「囀(さえずり)」が、12月中旬にオープンの予定です。
    国内外の観光客はもちろん、地元住民たちが集い、羽を休めて交流する止まり木のような喫茶室ができるとのこと。地元の人たちと話せるのは、旅行の醍醐味ですよね。

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    ところで、気になるその名前ですが?

    奈良といえば鹿、とは想像できますが、なぜ「舟」と付くのでしょうか。
    運営・施設所有者の有限会社くるみの木の代表・石村氏は、施設全体を大きな舟に例え、訪れる人々を鹿に例えているとのこと。この場所で様々な物や事柄に触れ、それらを自らの体験として習得し、繋いでいく。そんな多くの物や人を乗せて次の目的地へ運んでいく「舟」のような場所でありたい。そんな思いをこめたそうです。
    奈良町の新しい観光スポットとして、注目が集まりそうですね。

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