【駅レポ】北海道新幹線の終着点！ローカル愛に溢れた「新函館北斗駅」のアクセス＆見どころとは？

新函館北斗駅、なじみのない方も多いのではないでしょうか？この駅は、北海道新幹線の開業に伴い、元々無人だった渡島大野駅（おしまおおのえき）から新函館北斗駅に改称され、日本最北端の新幹線の駅となりました。

今回、駅へのアクセスを確認していて驚いたことがひとつ。実はこの駅、駅名に函館がついているのに函館にないんです！あるのは函館の隣「北斗市」。函館駅からは、JRのアクセス列車「はこだてライナー」で15分～20分ほど、車では30～40分ほどかかります。なんとなく函館駅から直結しているような雰囲気を醸し出しているので注意が必要です。

函館から新函館北斗までの移動は、北海道新幹線の開業に合わせて新設された「はこだてライナー」がおすすめ。片道料金は360円、快速列車に乗れれば最速15分で移動できます。

道南圏に初めて導入された半自動ドア車両の電車でもあり、乗車時は自分でボタンを押してドアを開けるシステムです。扉の前に立っても開かないのでご注意を。

「はこだてライナー」という名前は一般公募され選ばれたものだとか。

函館から新函館北斗駅に到着！筆者は今回はこだてライナーを利用したのですが、到着したホームからそのまま新幹線に平面乗り換えができるようになっていて非常にスムーズでした。時間に余裕がない時はかなり助かります。

2階の改札を出て構内に出ると、天井が高く広々。3月開業なだけあってキレイです。ガラスアートや、函館の観光スポット「トラピスト修道院」の並木をイメージしたという白い木の支柱などもオシャレ。いったん外に出て駅を外から眺めてみることに。

新函館北斗駅　構内

新函館北斗駅　構内

駅のコンセプトは「自然とともに呼吸するモダンで温かみのある駅」だとか。外観からは、まるで美術館のような風格を感じます。

新函館北斗駅　外観

駅を出て右側の公園に、ポールで囲われたエリアを発見。これは11月6日までの毎週末、北斗市が行っている「北海道おもてなしステーション2016」というイベント。北海道のおいしいグルメ屋台が入れ替わりで出店しているので、行かれた際は要チェックですよ！

北海道おもてなしステーション2016

北海道おもてなしステーション2016

駅構内に戻って見学再開。1階は、「ほっとギャラリー」という赤レンガで囲まれた休憩スペース、コインロッカー、お土産ショップが入っています。

新函館北斗駅　ほっとギャラリー

休憩スペースの角に「ケンシロウ」を発見！これは新函館北斗駅が「北斗」の名がつくという理由で、北斗市の市民有志が市の知名度アップのために誘致したもの。美しい8頭身で力強く指を突き上げるケンシロウ、一見の価値アリです。

ちょっと小さめだけど、そんなの気にしない！

ケンシロウには縁もゆかりもない土地ですが、精一杯駅を盛り上げます。

2階に上がって見れるのが、駅の裏に広がる巨大な「田んぼアート」。北斗市の特産ホッキ貝のお鮨をイメージした公式キャラクター“ずーしーほっきー”と、ご当地№.1のお米“ふっくりんこ”が何種類もの稲で描かれ見るものを圧倒します。

北斗市の意気込みハンパないです。

ゆるかわいいご当地キャラが多い中、ずーしーほっきー完全に子ども受けを無視した潔さ。不気味な表情＆挙動もだんだんクセになります。

実写バージョンはより不気味・・・

新函館北斗駅内のお土産ショップは1階にある「ほっとマルシェおがーる」の一件。地元の特産品のほか、北海道新幹線グッズやずーしーほっきーグッズが並びます。ここでしか買えないお土産を旅の最後に見つけてみては？

ほっとマルシェおがーる

水にもほっきー！

エクレアにもほっきー！

ずーしーほっきーは駅の至るところに。北斗の拳のキャラクター「サウザー」とタイアップしたレアなお菓子も登場。強烈なヴィジュアルに反して、中は地元産のブランドイチゴ「はこだて恋いちご」をペーストにしてあんに練りこんだ可憐なスイーツです。

北斗の拳　いちご饅頭

駅といえば駅弁！2階の「BENTO CAFÉ 41°GARDEN」は南北海道をテーマにした駅弁のほか、自分の好みでおかずを選べる“カフェ弁”という新しいタイプの駅弁が購入できます。イートインもOK！

BENTO CAFÉ 41°GARDEN

選べるスタイル以外にも種類豊富な駅弁もあります！

北海道新幹線　H5系はやぶさ弁当　

函館いかめし海鮮弁当

駅構内、新幹線ホームにもKIOSKがあるのでお弁当や軽食は購入ができますが、コンビニは駅構内にも駅周辺にもないのでご注意を。たくさんお土産を買いたい人は、事前に買っておくことをおすすめします！

駅構内　KOIOSK（函館みかど）

新幹線ホーム　KIOSK

新函館北斗に降り立った印象は、函館駅や北海道の主要駅と比べるとお店なども少ないので派手さや利便性には欠けます。でも北斗市を盛り上げようとする市民の想いがひとつひとつ叶えられ、小さな魅力となってこの駅を盛り上げていることは間違いありません！ぜひ新函館北斗駅を利用する際は、時間に余裕を持って降り立ってみることをおすすめします！

鉄子ではないけど生「はやぶさ」に興奮！

新函館北斗

北海道北斗市市渡

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