北海道の人気観光エリア・小樽は、明治大正の洋館が多く残るレトロな街です。歴史的に貴重な建物や、石造りの倉庫を改装したレトロなカフェが多く点在しているのもこの街の魅力のひとつ。今回はそんなレトロなカフェを厳選して4店舗ご紹介します。
過去にタイムトリップしたようなノスタルジックな雰囲気を感じながら、心地よい癒され空間でひと休みして行きませんか?
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地域に愛される、老舗洋菓子「あまとう本店」
小樽駅から徒歩5分ほどの場所に、昭和4年(1929年)の創業以来市民に愛され続けている洋菓子を販売する「あまとう本店」があります。定番の商品から季節・数量限定の商品などを幅広く取り扱っており、常においしさを追求し続けています。
お店の2階は喫茶になっていて、こちらではドリンクやぜんざい、あんみつなどの和甘味、ケーキ、パフェなど、どこか懐かしいメニューがいただけます。「プリンアラモード」は、懐かしい味わいのホイップクリームとたっぷりのフルーツが乗った昔ながらのデザート。店内には年配の方も多く、昭和を感じさせる落ち着いた色合いの内装で、ゆったりと流れる時間を楽しんでいます。プリンアラモード 710円
あまとう本店 店内
あまとう本店 外観
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幻想的で美しい167個のランプが灯る「三号館 北一ホール」
硝子製品で有名な小樽・堺町にひときわ目立つ石蔵倉庫の三号館にあるのが、カフェ「北一ホール」。店内を照らす照明は167個の石油ランプのみで、その景色はまるで物語の中にいるかのよう。ランプ点灯作業は開店と同時に行われ、メニューを注文しなくても誰でも気軽に見学可能です。
また、月曜から金曜の午後2時から3回、「スタインウェイ」の優しい音色のピアノ生演奏が楽しめます。
【関連記事】まるで映画の世界。167個の石油ランプだけがきらめく「北一ホール」で非日常体験北一ホール 店内 写真提供:北一ホール
人の手で毎朝灯されるランプ 写真提供:北一ホール
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北海道初のアイスクリーム屋さん!「アイスクリームパーラー美園」
北海道といえば日本有数の酪農の産地。「アイスクリームパーラー美園」は、1919年に北海道で初めてアイスクリームが作られた由緒あるお店です。
原料にこだわって作られているアイスクリームは、100年経った今でも変わらぬ味で人々に愛され続けています。お店は大正・昭和レトロな雰囲気で、つい長居したくなる落ち着いた空間。小樽駅から徒歩5分ほどの場所にある都通り商店街に面していて、観光の間に立ち寄りやすい立地です。イタリアンジェラードとほぼ同じ脂肪分5~6%のアイスクリームは、このお店ならではの味わい。小樽に行ったら一度食べるべき逸品です!苺素柔凍(いちごそふと) 600円(税込)
愛須句吏夢(あいすくりいむ) 480円(税込)
アイスクリームパーラー美園 店内
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男心くすぐる!ヒストリックカーがオシャレな「PRESS CAFÉ(プレスカフェ)」
小樽運河の「北運河」にかかる北浜橋のたもとに、明治28年(1895年)に建てられた「旧渋澤倉庫」があります。この一角にあるのが、車好きの男性なら誰もが訪れたくなる「Press Café(プレスカフェ)」。
平成元年(1989年)に札幌で創業したのち、2006年にここ小樽へ移転しました。ヒストリックカーの展示のほか、販売・メンテナンス・車検・カーレースへの参戦サポートなど、幅広く行っています。
もちろん、カフェメニューも充実。食事は、北インド風カリーとスパゲティを味わうことができます。コーヒーは一杯ずつ丁寧に淹れ、ケーキやスイーツもすべて自家製です。車を楽しみたい男性、カフェでくつろぎたい女性、一緒に足を運んでみては。ベイクド・チーズケーキセット(ドリンク付き) 700円
PRESS CAFÉ(プレスカフェ) 店内
PRESS CAFÉ(プレスカフェ) 外観
周辺の予約制駐車場