【稽古場レポート】音楽劇「キセキ ―あの日のソビト−」

東京都

NAVITIME TRAVEL EDITOR

2021.10.14

人気ボーカルグループ『GReeeeN』の話を元に製作され、大ヒットを記録した映画「キセキ－あの日のソビト－」を原作とした音楽劇「キセキ ―あの日のソビト−」。2021年10月22日(金)に初日を迎える本作の稽古場の模様をキャストコメントとともにお届けする。

稽古場レポート
公演概要

稽古場レポート

歯科医であり、数々の名曲を生み出したアーティスト。唯一無二の存在であるGReeeeNはどんな過程を経てグループを結成し、今日までの活躍を続けてきたのか。決して平たんではなかった道。周囲からの反対、メンバー同士の対立。どちらかを選ぶのは難しかった夢。それらが赤裸々に描かれている作品だ。

GReeeeNのプロデューサーであり、HIDEの兄でもあるJINを演じるのは崎山つばさ。夢破れる姿、GReeeeNのために己の全てをかけて駆け回る姿を体当たりで熱演している。インタビューでは「GReeeeNの曲では「歩み」が好き。前奏のヴァイオリン、ジャケットが好き、行くぞ！という感じがする」と語った崎山。まさに第一歩を踏み出す力強い姿をステージ上で見ることができそうだ。

JINの弟・HIDEを演じるを演じるのは立石俊樹だ。「好きな曲は「キセキ」。中学生の頃、通学の車の中でPVを見ていた。学生時代の自分に重なっていて、応援されている気がしていた」と語った立石。透き通る歌声が稽古場に響いた時は、GReeeeNの誕生に居合わすことができたような錯覚を覚えた。
「とにかく四人の仲がいい」と語ったのは、navi役の太田将熙だ。音楽をやってほしいとメンバーを真摯に説得する姿が印象的。「学生時代は「愛唄」をよく聞いていた。今はこの舞台をやっていて「キセキ」がとても好きになった」のだそう。そして92を演じるのは岸本勇太。「上京した新幹線で流れていたのが「遥か」。その思い出が強い」と語っていた岸本。歯科医を目指す大学生の自分、音楽をやりたい自分。その葛藤や苦悩を等身大の姿で演じている。同じく「遥か」が好きだと答えたのは、SOHを演じる里中将道だ。「卒業した時にベンチで座っていたら流れてきたのが「遥か」。祝ってもらっているような感じで嬉しかった」と語った里中。音楽に後押しされ、新たな扉を開いていく。そんな姿を目の当たりにすることができそうで楽しみだ。
公演にかける意気込みとして「僕らの声を聞いて、僕らが作る道に皆さん導いて、舞台としてキセキが起こればいいなと」と語った崎山。まさに出演者全員が、全身全霊をかけて挑んでいる舞台だ。

人生をかけてGReeeeNを生み出した人たちがいる。この物語を知ることで、よりGReeeeNの曲が身に染みることだろう。数々の名曲に身を委ねるもよし、人間ドラマを楽しむもよし、情熱溢れる群像劇に胸を熱くさせるもよし。様々な楽しみ方ができる作品になっていることは間違いない。公演は10月22日(金)の東京公演を皮切りに大阪でも行われる。ぜひこの物語を体感してほしい。
公演概要

■原作：映画『キセキ ―あの日のソビト−』
■脚本・演出：吉谷晃太朗
■出演：崎山つばさ、立石俊樹、太田将熙、岸本勇太、里中将道
大石敦士、朝倉ふゆな／遠山景織子／羽場裕一
ダンサー(五十音順)：荒川湧太、宇田川太雅、加藤木風舞、武中隆之介

■日程：
東京公演：2021年10月22日(金)～11月7日(日) 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
大阪公演：2021年11月11日(木)～11月12日(金) COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

■チケット価格：9,500円（税込、全席指定）

■スタッフ：
音楽：tak
振付：伊藤今人(梅棒)
美術：土岐研一
照明：加藤学(ブルーモーメント)
音響：谷井貞仁(ステージオフィス)
ヘアメイク：西村裕司(earch)
衣装：高山良昭(ヒカリトカゲ)
歌唱指導：水野里香
演出助手：國重直也
現場制作：アンデム
舞台監督：林和宏(H9plus)
制作：ポリゴンマジック
主催：音楽劇キセキ製作委員会

■公式サイト：https://kisekistage.com
■公式Twitter：https://twitter.com/kisekistage

©音楽劇キセキ製作委員会

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