舞台は芸術の都・パリ！ミュージカル「スタミュ」-3rdシーズン- 囲み会見＆ゲネプロレポート

NAVITIME TRAVEL EDITOR

2019.08.12

ミュージカル「スタミュ」-3rdシーズン- が、8月12日、日本青年館ホールで幕を開けました。オリジナルキャラクター二人を迎えての、スタミュミュ本公演としては第三弾の作品となります。初日に先駆け行われた囲み会見とゲネプロの様子をお届けします。

囲み会見
ゲネプロレポート
公演概要
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囲み会見

①今回の見どころについて

法月「今回はオリジナルストーリーということで、フランシスとともにオリジナルキャラクターとして出演させていただきます。そこがまず大きな違いかなと思いますし、僕個人としては、星谷と演じるシーン、フランシスと演じるシーン、全員と演じるシーン、大きく分けて3つあります。その中で、アレックスの概念が崩れていく瞬間を見ていただけたら、最後に向かって高まるものがあるんじゃないかなと思います」

杉江「オリジナルキャラクターとオリジナルストーリーというのが、本当に一番の見どころだと思います。パリで何が起きるのかというのを……ネタバレなく言うのは難しいですね（笑）、そこを見ていただきたいです」

山中「今回、team 楪とteam 漣のメンバーが舞台版では初めて登場して、そして舞台でのオリジナルキャラクターも登場します。今までのスタミュミュでのワチャワチャ感がもっと広がっていったかなと。今まで以上に色がついたかと思います」

橘「昨日今日と場当たりをしていて、照明とか舞台セットが本当にすごいと思いました。目で見て楽しめるものがたくさんあるなと思います」

杉江「スタミュは光も音もすごいですからね」

反橋「セットもすごいですからね」

杉江「そうそう。回を増すごとにグレードアップしていくので、演じる僕らとしては（セットがすごいから）プレッシャーも感じるほどですが、それに負けないように頑張りたいです。新生鳳と言われていますけれども、そう思わないくらいチームとして出来上がっているといいますか、チーム感も出ていますし。その完成度を見てほしいです」

反橋「ランズベリー・アーサーさんから引き継ぎましてプレッシャーもあったんですけれども、自分にしかできない月皇海斗を作ろうと思って、チームメイトに教えてもらいながら作り上げてきました。ぜひ楽しんでいただけたらと思います」

新里「team 鳳としてはアレックスと関わるシーンが多いので、アレックスとの関係性が最初と最後でどう変化するのか、心情がどう変化していくのかという所に注目していただけたらと思います。オリジナルキャラクターが二人いるということが、本当に新鮮で重要かなと」

樋口「2.5次元作品の中でオリジナルキャラクターを演じるというのは、初めてのことでした。ずっと続いてきたスタミュミュにオリジナルキャラクターとして出る意味、そして新しい色を加えられたらと。そしてスタミュミュの世界がもっともっと広がってくれたらと思います」

②今回は新曲も多いですが、いかがでしたか？

新里「大変でした（笑）。オリジナル楽曲が多い分、各キャラクターの心情だったり歌に関するインスピレーションを自分達自身で引き出す必要があったので、チームで集まる時間がすごく多かったです」

杉江「そうですね。この曲をどう歌おうか表現しようかなど、チームでたくさん相談しました。それがまた結束にも繋がっていったと思いますし、チーム感が出てくることに繋がったのかなと。みんなで話せることが、team 鳳らしいなって嬉しくなりました」

山中「空き時間があったらすぐにみんなで練習したり、教え合ったりとかもできました。だから新しい楽曲に色をつけられたり、チームごとに他と被らない面白さや感動を出せるようになったのかなと思います」

反橋「結束しないと初日を迎えられなかったよね（笑）」

新里「今までの楽曲とはまた違うテイストの曲もたくさんあるので、ぜひ楽しみにしていてください」

③月皇と天花寺の衣裳は今回が初お披露目となりますが――

橘「赤で格好いいですよね。こういう和テイストの衣裳を着たことはなかなかなかったので、天花寺のソロ衣裳として着させていただけて幸せです。今回、衣裳もすごく細部にまでこだわって作ってくださっているので、そこもぜひ見てほしいです」

反橋「僕らの動きを邪魔しないようにとか、そういうことにまで気を使っていただいて。懐中電灯が一昨日ついたんですけれども、これも音が鳴らないようにとか工夫してくださっていて、本当に嬉しいです」

④大変だったことなどありますか？

法月「演出家の吉谷さんは細かいところまでお芝居をつけてくださいますし、人数も多いので、ぎりぎりまでみんなで戦ってきたなと思います。最終稽古二日前くらいに、全員の士気がぐっと高まった瞬間を個人的に感じました。そこから一気に向かう方向が見えたというか、大変ではありましたが、これがスタミュミュなのかなと楽しくもありました」

⑤お客様へのメッセージ

法月「初日の幕がいよいよ開きます。こんなストーリーが原作でも出てきてくれたらいいな、フランシスとアレックスの二人がいてくれたらいいなと思ってもらえるように、千秋楽まで突き詰めていきたいと思います。よろしくお願いします」

樋口「オリジナルキャラクターとして出る意味をしっかり考えて、舞台上でスタミュミュに新しい色を加えられたらなと思います。よろしくお願いします」

橘「初参加ということで、慣れないところもたくさんありましたが、仲間に支えられながらやってこれました。千秋楽まで、みなさんに楽しんでいただけるように精いっぱい頑張ります。よろしくお願いします」

新里「令和一発目の夏。夏に負けないくらい熱いステージにしたいと思います。よろしくお願いします」

反橋「今回初めて月皇海斗としてステージに立ちます。スタミュミュに参加できて本当に幸せです。歌とダンスをずっとやってきました。このミュージカルのレベルがさらに上がったぞと言ってもらえるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします」

山中「オリジナルキャラクターに心動かされる2年生の姿を純粋に演じたいと思います。その様を楽しんでいただけたらと思います。頑張ります」

杉江「1stから始まりまして、本公演としては第三弾になります。本当にたくさんの方に応援していただき、支えられてきたなと改めて思います。3作目として、一つ集大成になるんじゃないかなと思っているので、この作品も皆さんに支えていただいて、一緒に作品を作っていけたら嬉しいです。今回は原作にない話です。一体どうなるんだろうという、そのワクワク感をまずは楽しんでいただけたら。そうしたら僕たち、音響、照明がスタミュミュの世界につれていきます。一緒にスタミュミュの世界に飛び込みましょう」
ゲネプロレポート

STAGEは永遠じゃない。いつかは自分で幕を引く。最高の演出で。
それが――美学というものだ。

『憧れの高校生』を追って、音楽芸能分野の名門・綾薙学園に入学した星谷悠太は、team鳳の仲間と共に、学園の花形であるミュージカル学科への入科を果たした。2年生に進級し、新しい出会い、新しい試練を経て、ついに果たした憧れの高校生・鳳樹との共演。team柊、team楪、team漣という仲間を得て、一回りも二回りも大きくなったカンパニー。そんな星谷と仲間たちが迎える新たな物語の舞台は――フランス！？

夏の卒業記念公演と秋の綾薙祭公演を終えた星谷たちミュージカル学科２年生。冬の一大イベントである修学旅行でフランスのパリへとやって来た。束の間ミュージカル俳優の卵であることを忘れて楽しむ星谷たちだったが、蜂矢がスリに遭遇したことで平和ムードが一変。スリを追ってパリの街に迷い込んだteam鳳が謎の男たちに拉致された！？残されたメンバーの前に突然現れたのは、里帰り中（&付き添い）のあの人たち！？

時同じくして――フランス演劇界には大きな動きが……。キーパーソンは新進気鋭の若手演出家・アレクサンドル＝ベルナルド（通称アレックス）。優秀だが傲慢な彼のお目当ては、日本ミュージカル界のプリンス・月皇遥斗。しかしブロードウェイ遠征中の遥斗は彼の舞台には立てないと告げる。その代わり、と遥斗が提示した未来の日本ミュージカル界の担い手たちとは……。青春ドタバタ・ミュージカル、新たな幕が上がる――。

楽しいはずの修学旅行。しかしちょっとした事件をきっかけに、彼らは思わぬ騒動に巻き込まれます。

人数を活かしたダンス、目まぐるしく変化する舞台セットと照明。光り輝くステージの上で歌い踊る彼らの弾ける笑顔が、夢の世界へと誘ってくれます。

舞台オリジナルキャラクターであるアレックスは、豊かな歌声で観客を魅了。気難しく華やかなアレックスに対し、フランシスは柔らかな笑顔で親しみやすさを感じさせます。
芸術の都・パリでアレックスとフランシスに出会い、時に反発し、それでも彼らを理解しようとする星谷達。若者らしい健やかでしなやかな精神は、力強さを感じさせます。自分の思いを遠慮なくぶつけ合うことができる彼らの絆は本物。磨けばどこまでも光る原石、無限の可能性を秘めた彼らとの出会いは、アレックスやフランシスにどんな影響を与えるのでしょうか。

日に日にどころか、秒単位で成長していく姿は眩しいほどです。非日常感溢れるキラキラと輝くステージは、明るさとパワーをくれますよ。ぜひ劇場に足を運び、パリで歌い踊る星谷達の姿を楽しんでください。
公演概要

ミュージカル「スタミュ」-3rdシーズン-
■日程：
2019年8月12日(月・祝)～25日(日)　日本青年館ホール
2019年8月29日(木)～9月1日(日)　森ノ宮ピロティホール

■原作：ひなた凛
■脚本：ハラダサヤカ
■演出：吉谷光太郎
■振付：ただこ
■主催：ミュージカル「スタミュ」製作委員会
■公式HP：http://star-mumu.com

■キャスト：
星谷悠太役：杉江大志
那雪透役：山中翔太
月皇海斗役：反橋宗一郎
天花寺翔役：橘龍丸
空閑愁役：新里宏太
辰己琉唯役：櫻井圭登
申渡栄吾役：北川尚弥
戌峰誠士郎役：丹澤誠二
虎石和泉役：高本学
卯川晶役：星元裕月
揚羽陸役：大見拓土
蜂矢聡役：石田隼
北原廉役：澁木稜
南條聖役：小波津亜廉
楪=クリスチアン=リオン役：釣本南(Candy Boy)
漣朔也役：TAKA(CUBERS)
フランシス役：樋口裕太
アレクサンドル=ベルナルド役：法月康平

仲田祥司
吉田邑樹
多田滉
千大佑
田邉凜
村上拓哉
安久真修
伊藤春斗

©ミュージカル「スタミュ」製作委員会
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