NAVITIME Travel

【初日レポート】REBORN 蘇る名刀&三島市×刀剣乱舞-ONLINE-コラボ!

日本の歴史と共にある、といっても過言ではない日本刀。名刀と呼ばれる刀剣は、ある時は特別な霊力を秘める宝物、ある時は権力の象徴として人々を魅了してきました。近年は刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」の人気により、全国各地の美術館や博物館で、刀剣展示が大盛況となっています。
静岡県三島市の佐野美術館では「REBORN 蘇る名刀」と題し、平成31年1月7日(月)~2月24日(日)までの期間、天災や戦乱により一度は火に包まれたものの、焼き直しという手法で再び命を吹き込まれた刀剣にスポットをあて展覧会を行っています。というわけで、さっそく初日にお邪魔しました!

目次

  • 盛り上がる佐野美術館と三島市

  • いよいよ館内へ

  • 備前三平と詠われる一人、幻の刀工「助平」の貴重な2点

  • 三島市ではコラボ企画を楽しみましょう!

  • レンタサイクルもおすすめ

  • 盛り上がる佐野美術館と三島市

    開館時間の午前10時より30分ほど早く佐野美術館を訪ねてみたところ、既に約40人が入口で列を作っており、お正月明けの月曜日にも関わらず関心の高さが伺えました。

    既に長蛇の列(佐野美術館)

    既に長蛇の列(佐野美術館)

    佐野美術館は、JR三島駅から徒歩でも行けますが、今回はJR三島駅より、伊豆箱根鉄道に乗り換え2駅目の三島田町駅を利用し、約3分の道のりを歩く方を選択。
    伊豆箱根鉄道は3両編成の可愛らしい電車です。どこか懐かしさを感じる向かい合わせの席に座り、ふと上を見上げると、「REBORN 蘇る名刀」の中吊り広告を発見しました!試しに、と全ての車両を歩いてみると、どの車両にも黒を背景にしたモダンな当展覧会のポスターが目に入りました。電車の中から既に展示が始まっているような楽しさです。

    三島田町駅ではコラボポスターやのぼり旗とともに、「刀剣乱舞-ONLINE-」のマスコットキャラクター・こんのすけの可愛らしい姿を発見しました!そしてコラボレーションを記念した刀剣男士・不動行光、骨喰藤四郎、宗三左文字がデザインされた記念乗車券、当展示のチケットも販売されています。改札口を出てすぐの場所にスタンプブースが設けられているので、ぜひ立ち寄ってみてください。

    三島田町駅の様子

    三島田町駅の様子

    「刀剣乱舞-ONLINE-」記念乗車券の販売も(三島田町駅)

    「刀剣乱舞-ONLINE-」記念乗車券の販売も(三島田町駅)

  • いよいよ館内へ

    さて、今回の展覧会の見どころを紹介していきましょう。「REBORN 蘇る名刀」では、江戸時代に再刃された「名物 骨喰藤四郎」や、「名物 義元左文字」など、国宝・重要文化財6点を含む、約50点の刀剣を展示。刀剣とそれにまつわる人々の歴史を楽しめる企画となっています。展示の入れ替えをする刀剣も数点ありますが、大坂城落城や明暦の大火、日光東照宮の火災、関東大震災など、火災にあった時期を一つの章として見やすく展示されていました。

    佐野美術館1Fロビー(左から刀剣男士「不動行光」「骨喰藤四郎」)

    佐野美術館1Fロビー(左から刀剣男士「不動行光」「骨喰藤四郎」)

    大坂城落城により焼身(やけみ)となった刀の中で、後に徳川家康の命により越前康継が再刃した「名物 鯰尾藤四郎」(1月30日まで展示)も展示されていました。『豊臣家腰物帳』記載の刀剣のうち、現在にまで伝わるものは20点にも満たないそうで、「名物 鯰尾藤四郎」は、そのうちの1点です。その異風な形が鯰に似ていることから命名されたこの刀は、京都粟田口に住んだ粟田口一門の名工「吉光」の作で、「吉光」の銘は残っています。

    明暦の大火の章では、重要文化財「名物 骨喰藤四郎」(1月30日まで展示)が印象的でした。大坂城落城後、掘から見つけ出され江戸城に収蔵されていたものの、明暦の大火で被災。再刃時期は不明ですが、元は薙刀であったことを彷彿させる堂々たる刀剣です。
    また同じく明暦の大火で被災し焼身となった後、再刃された有名な刀といえば「名物 義元左文字」でしょう。本作は2月1日から24日の展示です。『享保名物帳』によれば、三好宗三から武田信虎、信虎から今川義元、そして織田信長、豊臣秀頼から徳川家康へ、とそうそうたる顔ぶれの武将に伝わった刀です。
    明暦の大火は、振袖火事とも呼ばれた明暦3年の正月に起きた大火で多くの名刀が被災しています。

    重要文化財 薙刀直シ刀 無銘 吉光 〈名物 骨喰藤四郎〉鎌倉時代 豊国神社蔵[展示期間:1月7日(月)~1月30日(水)]

    重要文化財 薙刀直シ刀 無銘 吉光 〈名物 骨喰藤四郎〉鎌倉時代 豊国神社蔵[展示期間:1月7日(月)~1月30日(水)]

    関東大震災で被災した「名物 児手柏包永」や、「燭台切光忠」(1月23日まで展示)、本能寺焼討ちの際に焼身となったと伝わる「名物 不動行光」など、それぞれにドラマが感じられる展示になっていました。

    短刀 銘 行光〈名物 不動行光〉鎌倉時代 個人蔵

    短刀 銘 行光〈名物 不動行光〉鎌倉時代 個人蔵

  • 備前三平と詠われる一人、幻の刀工「助平」の貴重な2点

    日光東照宮の火災」により焼身となった「太刀 銘 備前国助平」と「関東大震災」で被災した「太刀 銘 助平作」は、幻の刀工「助平」の現存する貴重な2点で、今回の展示の目玉とも言えます。「備前国助平」の銘は見事に残っており、昭和61年に人間国宝である「天田昭次」により再刃されました。

    太刀 銘 備前国助平 平安時代 日光東照宮宝物館蔵

    太刀 銘 備前国助平 平安時代 日光東照宮宝物館蔵

    そしてドラマチックな展示の最後は、天災や戦乱を逃れ今日まで伝えられてきた刀剣を鑑賞できました。
    平安時代の伯耆国大原の刀工 安綱の「太刀 銘 安綱」は、平安時代の刀の特徴ともいえる優美さがあります。多くの焼身の刀、再刃された刀を見た後では、長きにわたりその姿を湛えていることに、とても癒された気がしました。

    太刀 銘 安綱 平安時代 佐野美術館蔵

    太刀 銘 安綱 平安時代 佐野美術館蔵

    この他にも、江戸時代の火災後、焼身の状態で保存されてきた「一文字の太刀」の部分研磨、中尊寺金色院の納置棺及び副葬品の一部の、「呑口式打刀」、柳之御所跡調査により井戸遺構から出土した「刀子」といった片面のみ研磨をした作品など、沢山の物語を体験できました。

    太刀 銘 一 鎌倉時代 日光東照宮博物館蔵

    太刀 銘 一 鎌倉時代 日光東照宮博物館蔵

    佐野美術館の展示はとても見やすく、刀剣初心者にも優しい美術館です。特に照明と刀剣の展示角度が計算されていて、小柄な女性でも背伸びをせず、刃文や地鉄をじっくり楽しむことができます。もう一度と言わず、何度も通いたくなる「REBORN 蘇る名刀」です。ミュージアムショップでは図録やオリジナルグッズと共に、コラボレーショングッズの数々も並んでおりました。

  • 三島市ではコラボ企画を楽しみましょう!

    佐野美術館で刀剣を存分に鑑賞した後は、「刀剣乱舞-ONLINE-」とのコラボを楽しみましょう!三島市では、佐野美術館においてゲームに登場する刀剣男士のモチーフとなった刀剣が5振り展示されています。その中で今回は、「骨喰藤四郎」「不動行光」「宗三左文字」の3振りとのコラボレーション企画が行われています。
    三島の街を巡るコラボスタンプラリーでは、市内5つの文化・観光施設のうち、佐野美術館を含む3箇所以上を巡ってスタンプを集めると、刀剣男士「骨喰藤四郎」「不動行光」及び「宗三左文字」のイラストがデザインされた「三島市×刀剣乱舞-ONLINE-コラボファイル (A5)をもらえますよ。

    スタンプラリー(三嶋大社宝物館)

    スタンプラリー(三嶋大社宝物館)

    市内の文化・観光施設のうち「楽寿園」にある「三島市郷土資料館」では、平成29年に、阿蘇神社に奉納された大太刀「阿蘇神社奉納蛍丸写」、その影打と、「三日月宗近 生ぶ復元プロジェクト」で完成した刀剣「復元 三日月宗近 真」(ともに株式会社ニトロプラス所蔵)も特別展示されるとのこと。こちらも必見です。
    展示期間:平成31年1月8日(火)~2月24日(日)

    スタンプラリーの施設のうち、今回は佐野美術館を含め4箇所回ってみました。
    朝:三島田町駅 構内で台紙をもらい(1つ目)
    ↓徒歩約3分
    佐野美術館(2つ目)
    ↓徒歩約10分
    三嶋大社宝物館(三嶋大社内) (3つ目)
    ↓徒歩約10分
    みしまプラザホテル(4つ目)
    ↓徒歩約3分
    Via701

    コラボ風景(画像はこんのすけのコラボフラッグ)

    コラボ風景(画像はこんのすけのコラボフラッグ)

    Via701は、佐野美術館と共に景品交換やコラボグッズの販売をしており、伊豆箱根鉄道 三島広小路駅の側にあります。伊豆箱根鉄道は、三島駅→三島広小路駅→三島田町駅の順ですので、帰る道がてら景品交換が可能です。
    また、三嶋大社からみしまプラザホテル、Via701への道には、コラボフラッグが飾られ、通りの商店街にも沢山のコラボポスターが貼られていました。まさに三島の街がコラボレーション一色!

    コラボ風景(みしまプラザホテル)

    コラボ風景(みしまプラザホテル)

  • レンタサイクルもおすすめ

    さて、以上のように充実した一日を過ごしたわけですが、スタンプラリーのコースを散策している時に見つけたのが「ハレノヒサイクル」というレンタサイクルでした。健康のため散歩するのも楽しいのですが、もっと早く気がつきたかった!
    アプリをダウンロードし、基本情報を入力するとすぐに借りることができ、ステーションもたくさんあります。JR三島駅付近にも3箇所ステーションがありました。名前の通り、天気の良い日にはハレノヒサイクルを使い、より快適な三島巡りを楽しむのもおすすめです。

    レンタサイクル

    レンタサイクル

    楽しい時間はあっという間に過ぎ、刀剣展示の鑑賞やスタンプラリーを通し感じたのは、文化財に関わる方達の熱い思いと三島市の方達のあたたかさでした。焼身の刀、再刃された刀に焦点を当てた展示の素晴らしさはもちろんのこと、三島市が一体となって出迎えてくれているような、そんな気持ちを覚えたほどです。「REBORN 蘇る名刀」は2月24日まで。この機会にぜひ皆さんも佐野美術館、三島市に足を運んでみてくださいね。

    ©2015-2019 DMM GAMES/Nitroplus

    佐野美術館
    住所
    静岡県三島市中田町1-43
    電話番号
    0559757278
  • Facebookでシェアする
  • Twitterでシェアする

おすすめの記事(旅行の目的別)

イベント
もっと見る
美術館/博物館
もっと見る

おすすめの記事(エリア別)

もっと見る

新着記事

もっと見る