箱根強羅のホテルインディゴで「サスティナブルな旅」を満喫してきた


2021.12.09

マイナビニュース

●「サスティナブル」を体験する宿泊プランとは?
寒い季節に恋しくなるものといえば、そう、温泉! 昔ながらの風情と魅力を残す山深い温泉地・箱根強羅に、全客室にプライベート天然温泉付きというなんとも贅沢なホテルがある。昨年1月に開業した「ホテルインディゴ箱根強羅」(神奈川県足柄下郡箱根町)だ。
IHGホテルズ&リゾーツのホテルブランド「インディゴ」の名前をまだ聞いたことのない人もいるかもしれない。それもそのはず、この箱根強羅が日本初上陸1号店なのだ。
インディゴは欧米を中心に世界15カ国以上で120軒を超えるホテルを展開、その土地でしか出会うことのできない「ネイバーフッド ストーリー」を紹介している。日本では2022年春、新たに犬山有楽苑(愛知県犬山市)、軽井沢(長野県佐久郡軽井沢町)に開業予定。
そんなホテルインディゴ箱根強羅で、新たな宿泊プラン「箱根強羅サスティナブル旅プラン」が販売開始された。
このプランは、箱根町観光協会および箱根強羅観光協会/箱根強羅温泉旅館組合や観光に関わる地元オペレーターなどと連携し、地域の歴史や文化の継承に取り組もうというもの。ホテル近隣の地域が持つ歴史、人々、文化、自然を探り追求するインディゴならではの企画だ。
このほどメディア向けのモデルプランを体験してきた。
○箱根杉の間伐材を使って箸を作る
まずは近隣の山地で、地元事業者から「箱根杉」の間伐について学ぶ。杉だけが生えすぎた山地は、ほかの広葉樹や足元の草が育たず保水力が弱まり土が流れやすいのだとか。定期的に間伐することで、環境保全だけでなく防災にもつながるそう。解説と指導を受けながら、実際に杉を切り倒す作業を行った。
ホテルでは、その間伐材を利用してオリジナルの箸を制作するワークショップに参加。やすりをかけて自分好みのかたちに整え、ミツロウでコーティングする。
体験を通して、杉の間伐の必要性やそれによって生まれる間伐材の利用について知り考える機会になった。
○鹿肉などエシカルな食材を味わう
提供する料理においても、土地とのつながりを重視する同ホテル。食材は、可能な限り半径約10キロ圏内で調達しているという。新たに販売するディナーコース「INDIGO ガストロノミー」では、地元産のジビエがメインメニューに取り入れられている。
いただいたのは、丹沢で獲れた鹿のローストをメインにしたディナーコース。害獣として扱われているシカをジビエという地域資源に変えることで、農業を持続させるための環境保護や山の荒廃防止につながるそう。肉質もやわらかく、赤ワインとシカのエキスを煮詰めたソースもおいしい。
○歩いて豊かな自然&文化を体感
翌日は、豊かな自然の残る「富士箱根伊豆国立公園」を巡る「ナショナルパークトレッキング」を体験。ホテルから徒歩10分ほどの場所にあるトレッキングコース入り口から、緩やかな下りと登りを経て、堂ヶ島遊歩道で宮ノ下駅近くに到達する1時間程度(約2.5キロ)のコースだ。
さらに箱根登山鉄道で強羅駅に移動し、ウォーキング地元グルメを楽しみつつ強羅公園や箱根美術館を巡った。
箱根の魅力を再発見できたトレッキング&ウォーキング。実際のプランでは、ホテルで配布された専用散策マップを見ながら自主参加型で楽しめる。
「日本有数の観光地としてリピーターも多く訪れる箱根の『知らなかった箱根』を発見していただきたい。知られざる地域の魅力を再発見しながら、クリエイティビティを刺激するワーケーションの新たなスタイルとしても最適です」と同ホテル。
プランは現在予約受付中で、12月13日〜通年開催。料金は2名1室7万5,816円(1泊 2食付宿泊、箸作り体験、特別ディナーコース、トレッキングマップ込み)。
●「箱根らしさ」いっぱいの全室温泉付きホテル
ここからはホテル館内の紹介を。ホテルへは東京駅から小田原駅まで新幹線で35分ほど、さらに小田原駅からシャトルバス(無料)に乗って40分ほどで到着する。このアクセスのよさも魅力だ。
地上1〜4階建て、4室のスイートルームを含む全98室。箱根強羅の自然と文化にインスパイアされたここだけのデザインで、いたるところに箱根らしさが表現されている。
宿泊した部屋は、早川を望む「デラックスツインリバーサイド」(38m2/参考価格1泊4万6,000円〜)。箱根のユニークな風景が施されたベッドのヘッドボードアートはインパクト大。コンテンポラリーなデザインの中に、レトロな小物が散りばめられている。
全客室に備えられた温泉がすばらしい! 早朝でも深夜でも自分の好きなタイミングで何度でも半露天風呂の温泉に浸かることができる。
見学させてもらった「デラックスキング ヒルサイド」(37m2/参考価格1泊4万1,000円〜)や「プレミアスイート(和室タイプ)」(77m2/参考価格1泊7万9,000円〜)はこちら。
館内施設も充実。水着で入る温泉大浴場は、男女混浴(脱衣場は別)なので家族やカップルで利用するのにもよさそう。レトロな銭湯デザインの脱衣場も必見。温泉は部屋だけでも十分楽しめるが、それでも訪れたい大浴場だ。
人気ブランド「HARNN(ハーン)」のスパも備える。ホテルオリジナルメニューとして開発された「箱根センセーション」(120分/3万7,000円)などを提供している。
温泉に癒されながら箱根の「ネイバーフッド ストーリー」に出会う旅。知っている箱根、知らなかった箱根に出会う旅に出かけてみてはいかがだろうか。 

read-more
ホテルインディゴ箱根強羅
rating

4.0

75件の口コミ
place
神奈川県足柄下郡箱根町木賀新田924-1
phone
0460838310
すべて表示arrow

スタンダード ルーム キングベッド 1 台 (Private Hot Spring)

¥22,593

arrow icon

2024/05/07 チェックイン(2名1室)※1泊1名あたりの料金   更新日:2024/04/24

この記事を含むまとめ記事はこちら