ムーミンバレーパークがいよいよオープン! その全貌を一足先に大公開


2019.03.12

マイナビニュース

●日本初のムーミンテーマパーク
3月16日、埼玉県飯能市に「ムーミンバレーパーク」がオープンする。今回は一足先に、メディア内覧会でお披露目されたその内部をご紹介しよう。
都内から約1時間。宮沢湖を囲む自然豊かな土地にムーミンバレーパークは建設された。
昨年11月にオープンした「メッツァビレッジ」と同パークを合わせて「メッツァ」の完成となる。そのコンセプトは、「北欧時間が流れる森と湖での体験を通じて、こころの豊かさの本質に気づき、日常生活へと持ち帰れる場所」だ。
○ムーミンの世界観を忠実に再現
オープンに先駆けて行われたメディア内覧会で、メッツァを運営するムーミン物語の取締役・西山祐介氏が「ここは、平成最後のテーマパーク。これまでの装置に頼るハリウッド型のテーマパークではなく、ストーリーを大切にしたユーザーエクスペリエンス型のテーマパークを目指しました」と話すように、建設にあたってはほとんど造成を行わず、元からあった自然を活かしたゆったりとした空間になっている。
同社のクリエイティブディレクター・川﨑亜利沙氏によると、ムーミンの世界観を大切にするため、大きいものから小さいものまで、すべてフィンランドのムーミンキャラクターズ社の承認を受けてつくりあげていったという。またパーク内部はすべて原作の挿絵に基づいてデザインされており、店舗の中などどこかに再現の元となったオリジナルの絵が飾られているのだそう。
「このパークで最もムーミンの世界観を表しているのが、自然です。ムーミンの物語に描かれる不便さや不揃いといった部分も含め、ゲストそれぞれが思い思いの体験を楽しんでいただければと思います」と川﨑氏は話した。
○ムーミン谷
では、気になるパーク内部を紹介していこう。
パークは大きく4つのエリアに分かれている。物語の序章となる「はじまりの入り江」、物語やキャラクターとの出会いがある「ムーミン谷」、物語や世界観をさらに深く知る「コケムス」、そして五感を使って物語を体験する「おさびし山」だ。
入り口から宮沢湖に沿って歩いた先に広がる「ムーミン谷」では、アトラクションやキャラクターショーを楽しむことができる。
パークの中央に位置する「エンマの劇場」では、1日3回ムーミンのキャラクターたちによるショー(1回約30分)を上演する。
演目は「楽しいムーミン一家~春のはじまり~」で、冬眠から目覚めたムーミン一家やスナフキン、リトルミイたちが登場し、歌やダンスを交えながら物語を繰り広げる。途中、ムーミンたちが舞台から降りて客席を周る場面もあり、小さな子どもでも楽しめる内容となっている。
アトラクション「海のオーケストラ号」(4歳以上別途1,000円)は、体験型のモーフィングシアター。壁一面に映像が映し出され、実際に風が吹いたり水しぶきを浴びたりと、若き日のムーミンパパと一緒に冒険をしているような体験ができる。
また、ムーミンパークに来たからにはぜひ立ち寄ってほしいのが「ムーミン屋敷」(4歳以上別途1,000円)だ。フィンランドのムーミンワールドにあるムーミン屋敷よりも、原作をより忠実に再現し、スリムに作ったという。
地下1階から地上3階の内部には、ムーミン一家の食卓やそれぞれの部屋、ムーミンママが「小さないきもの」のために置いているというチーズのかけらまで、ムーミンたちの生活が細かく再現されている。ちなみに、ここに置かれている小物やドアノブなどは、川﨑氏がフィンランドで直接探して買い付けてきたものだそう。
見学ツアーでは、ムーミンたちの生活についての説明を聞きながら、遊び心たっぷりの仕掛けも登場する。リトルミイの小さな部屋や、ムーミンの描きかけの絵など、まるでついさっきまでムーミンたちがそこにいたかのよう。ムーミンの世界観に対する作り手のこだわりが感じられる。
そのほか、ムーミン谷エリアでは「リトルミイのプレイスポット」(4歳以上別途700円)や写真スタジオ、アーケードゲーム(1回500円)などさまざまなアトラクションが楽しめる。また、レモネードやホットドッグなどのテイクアウトフードも販売する。
●ムーミンをもっと深く知る
○コケムス
パーク内でひと際目立つ大きな建物が「コケムス」だ。ここでは、作品としてのムーミン物語やその背景をより深く知るために、体感型展示やトーベ・ヤンソンのさまざまなアート作品が展示されている。
3階はおもに体感展示で、光や音を駆使して原作の場面を再現した展示や、絵本の中に入ったかのような展示が楽しめる。
2階にはこれまでのムーミンの作品や原画が展示されている。
また、期間限定でさまざまな企画を展開する企画展では、第1弾として「トーベ・ヤンソンとムーミン展」を実施。ムーミン誕生以前の画家としてのトーベの作品や初期のムーミングッズなど、貴重な資料を見ることができる。
こちらの「遊び」という作品は、ヘルシンキアート美術館から今年11月まで借りているもので、トーベがフィンランドのアウロラこども病院に寄贈した壁画の原画となったもの。コケムスの階段にもこの絵が再現されている。
オリジナルのバッジづくりや、物語に登場する「うみうま」の絵付け体験(料金別途)などができるワークショップ「パヤ」も2階にある。
1階部分は売店と食堂になっている。幻想的な夜の森でのパーティをイメージした「ムーミン谷の食堂」では、スナフキンの帽子をイメージした「緑の帽子のパスタ」(1,296円)や「ムーミン谷の彗星」のワンシーンをイメージした「彗星ハンバーグ」(1,620円)などを提供する。
「ムーミン谷の売店」は、ムーミンショップとしては世界最大級で、キャラクターグッズやお土産にもなりそうなお菓子などが販売される。またこのほか、パーク各所に「カート」と呼ばれる小さなショップがあり、それぞれオリジナルのグッズなどを扱うという。
○おさびし山
パーク奥の「おさびし山」は、自然の中でムーミンの世界をアクティブに体験できるエリアとなっている。
「飛行おにのジップラインアドベンチャー」(4歳以上1,500円/身長制限などあり)は、宮沢湖の上を往復400メートル滑空するアトラクション。ハーネスだけで宮沢湖面を駆け抜ける体験はスリル満点で、大人でも十分に楽しめそうだ。
また、おさびし山を登っていくと、大きなツリーハウス「ヘムレンさんの遊園地」(日の入りで終了)が姿を現す。森の中を行き来できるつり橋やすべり台など、川﨑氏も「本当に図面どおりに完成しました」と話すツリーハウスは、大人でもつい遊んでみたくなる自然の中の遊び場となっている。
このようにさまざまな体験や展示が用意されているムーミンバレーパークだが、何より魅力的なのは、宮沢湖畔の豊かな緑と各施設が自然に溶け合い、ゆったりとした時間の流れる空間そのものだ。ムーミンの世界観の中で、子どもは身体全体で、大人は心の中まで自然を楽しむことができるテーマパークとなっている。
「家族や友人はもちろん、ひとりでもいつでも戻ってこられる場所であることが、このパークのテーマです」先述のクリエイティブディレクター・川﨑氏はこう話した。
ムーミン好きも、そうでない人も、ぜひ一度飯能に足を運んでみてはいかがだろうか。
<パーク情報>
開園時間:10~20時
チケット:おとな1,500円/こども(4歳以上小学生以下)1,000円
※園内一部有料アトラクションあり
駐車場:料金別途/事前web予約可能
※価格はすべて税込み 

ムーミンバレーパーク
place
埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ
phone
0570001630
opening-hour
9-20時(季節によって変更あり)
no image

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